【紫雲清夏】ためらっても、嘘でも、ありのままの彼女を好きになりたくてプロデュースを始めた担当アイドルの話
諦めるな、という言葉の重みと向き合う
何万回チャレンジしても成功できない時、掛けるべき言葉は何か。
諦めるな、というのは、定番だと思います。
でも、相手の強さに委ねる言葉だと気が付いた時、それは、プロデューサーにとって、担当アイドルに向けて掛けるべき言葉なのでしょうか。
ありのままの彼女を、好きになりたい。諦めることを、諦めるために始めたプロデュースの話が出来ればと思います。
私は、ryuto(リュート)といいます。アイドルマスターシリーズでは、綾瀬穂乃香ちゃん(シンデレラガールズ)をはじめ、黛冬優子ちゃん・浅倉透ちゃん(シャイニーカラーズ)などを担当しています。よろしくお願いします!
清夏ちゃんとの出会い
学園アイドルマスターのリリースが決まって、9名の中から担当アイドルを1名、選ぶことにしました。
様々な背景を持つアイドルの中から、ひとり、気になる子がいたのです。
出身は、私と同じ北海道。実は、アイドルマスターシリーズの担当アイドルの中に、まだ道産子はいません。それから、親友と共にアイドルのステージに立ちたいという願い。アイドルはひとりでやるものではないから、とても共感できました。
だけどそれ以上に、「バレエで世界に羽ばたいた実績」という事実。そして、「プロデューサーに私の何が分かるの」という、叫び。
清夏ちゃんのプロデュースは、過去に私が辿ったプロデュースの再演では決してなく、同時にゼロから積み上げていくものだと、感じています。
諦=希望がない、ではない
諦、という漢字を見た瞬間、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。ほとんどの人が「あきらめ」だと思います。もう希望がないと思って、やめてしまうことです。
しかし、「諦」というのは、仏教では真理を意味する言葉だそうです。
現実をありのまま観察することで、人生の岐路に決断するときこそ、「諦める」。
間違いなく、清夏ちゃんは、初星学園に入学して、岐れ道に立っています。私も、アイドルマスターのプロデューサーとして、実は10年以上経過していますが、新しい時代に何が出来るのか、問われています。
とことん好きになれば。
ためらいも、嘘も、次の一歩になる。
学園アイドルマスターの紫雲清夏ちゃんと私の軌跡を、見守ってくれたら幸いです!
ここまで読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。みなさんが楽しめるものを、気軽に楽しめますように。
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