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Silent Jokerに負けないカードを、真壁瑞希に差し出すということ
今も昔も、ジョーカーは最高の切り札とされています。だけど、独りぼっちが敗者とされるババ抜きでは、最弱の切り札になってしまうという弱点もあります。
さて、相手から、こちらが準備する間もなく最強の切り札を、つまり「Silent Joker」を出された場合、どうすればいいのか。
誰が、「勝て」と言ったか。
負けなければ、それでいい。
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「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」の担当アイドルに、僕は真壁瑞希を選びました。真面目で無表情でマイペース、でも感受性豊かな女子高生。
メモリアルコミュ2で、瑞希は宣在写真をすぐに撮らない理由のひとつを「(プロポーション的に)アイドルとして物足りないから、たくさん待ってほしい(長くて3年)」と話します。
基本的に、瑞希は真面目な言動と独特な言葉遣いのセットで台詞が展開されていく印象です。緩急の上手さが光りますが、別に瑞希は狙ってやっているわけではありません。
そう、これこそが、瑞希から差し出された、Silent Joker。
アイドルは、無限の夜空で、星の数ほどいる存在です。そこで輝けなければ、六等星扱いされ、名前も残りません。しかし一方で、狙って輝かせれば、途端に人工物だとバレてしまいます。プロデュースも、同じです。
先のメモリアルコミュで、プロデューサーは「成長過程をファンのみんなに見守ってもらえるのもアイドルの魅力のひとつ」と話します。瑞希も、彼女なりに「ファンとアイドルは『祖父母と孫の関係』」と解釈し、納得してくれました。
真面目で、無表情で、マイペースの陰で隠された瑞希の色々な想いを、自分はどうしたいのか。
アイドルの世界で勝つために、プロデュースするのか。
そうじゃない。アイドルの世界で負けないために、プロデュースをする。
これから、様々な瑞希のSilent Jokerを、見ていきたいと思います。どうかよろしくお願いします。
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ここまで読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。みなさんが楽しめるものを、気軽に楽しめますように。