穂乃香ちゃんが「アイドル」を愛せますように、という話【第2回おるます 後日談】
2022年、今年は全18曲を綾瀬穂乃香ちゃんのイメージソングで走り抜きました。その最終18曲目に、yoasobi「祝福」を選んだわけですが、見事に3重婚(=選んだイメージソングが被ること)の一翼を担うことに(
この曲で、穂乃香ちゃんをどうしても表現してみたかったのです。
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穂乃香ちゃんにとって「自分の意志」で「初めて選んだもの」は、何でしょうか。彼女の歴史の中で、バレエに自らの選択が宿ったかは定かではありませんが、少なくともぴにゃこら太は自ずから選んだ可能性があります。緑のブサイクですし(
そして、アイドルという、新しい世界。プロデューサーさんが真摯に穂乃香ちゃんの話を聞いて、立ち去ることなく名刺を差し出したことから、アイドルという選択は「飛び込む」という表現になるかと思います。実際、最初は「息抜き」とこぼしたほどです。
しかしそこから、プロデューサーさんは、穂乃香ちゃんを大切にして、傷つけないように、しかし「自分以外の意志」を取り除くべく、自己アピール、他愛のない話、そして審査員ではないファンのための踊りを、穂乃香ちゃんに求めました。
さらに、「自らの意志」で選んだぴにゃこら太には、大きく干渉することなく、暖かい目で見守る。穂乃香ちゃんのお願いで、大きなぴにゃぐるみも置いてあげています。
もし、「現実世界のアイドルマスターシンデレラガールズ」が物語の中にあったとしたら、穂乃香ちゃんにどれほど大変か、と考えたことがあります。ボイスを獲得するために結果を残す、結果を残すためにバズる選択をする、バズる選択をするために「自らの意志」を取り除く。そんな悪循環も、あったかもしれません。
だから、せめて、担当アイドルだけは「アイドル」を愛してほしい。「自らの意志」を、貫いてほしいと思うのです。
僕自身は、イメソン企画で「綾瀬穂乃香」を貫きました。愚直とも、ワンパターンともいえます。でも、これは「自らの意志」です。柔軟な思考も今後求められますが、「綾瀬穂乃香」を愛せるように、これからもプロデュースしていきます。
ここまで読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。みなさんが楽しめるものを、気軽に楽しめますように。