見出し画像

綾瀬穂乃香は、みんなのアイドルである

 今回の「第3回 俺からの虹色レター」で表現したかったのは、「綾瀬穂乃香はみんなのアイドルであり、多くのプロデューサーやアイドルと一緒に、アイドルを楽しんでほしい」ということでした。

 僕ひとりでは、ホントにむーりぃー…なのです。

-----

 ローザンヌ国際バレエコンクールで日本人初のゴールドメダルを受賞し、イギリスのロイヤル・バレエ団でプリンシパルを務めたこともある北海道の男性バレエダンサー・熊川哲也さん。

 熊川さんが運営する「Kバレエスクール」のホームページにある「バレエ教育のあり方について」では、「①乱立するバレエ教室(お稽古のイメージが強い)②実績を伴わない教師による教え③商業主義に則ったコンクール」という、日本のバレエ教育に辟易している部分を挙げています。将来の為には「①国立バレエ学校を据えて教育レベルの向上を目指す②教師本人の踊りが一定のレベルに達している上で教えを行う③ダンサーの将来性に重きを置いたコンクールにする」といったことが必要だそうです。

 バレエダンサー出身の綾瀬穂乃香にとって、バレエ教室、先生の教えに問題があったとは思えません。「表現を広げるために他の人をよく見ること。自分ひとりの持っている世界には限りがあるから」と教えてくれたのはバレエの先生です。唯一、プリマになるという夢のためのコンクールであったことは否めませんが、いくつもの賞を取ってきたことから、穂乃香の将来が明るかった可能性は十分考えられます。

 ところがぎっちょん。

 アイドルの世界では、プロダクションは星の数ほどあるし、レッスンはまさに「お稽古」そのもの。オーディションや総選挙は言うまでもありません。そして何よりも、プロデューサーは、アイドルという実績がない方が当然です。綾瀬穂乃香にとって、バレエ以上に大怪我をしやすい環境が、アイドルだと思います。

 バレエの先生が知ったら大目玉をくらいそうですが、逆に言えば、星を巻き込んでプロダクションの星座だって作れるし、レッスンだって仕事の数だけ変幻自在に出来るし、オーディションや総選挙を通じて伝説が生まれちゃったりするのがアイドルです(もちろん、公序良俗に反するものや、自分勝手なプロデュースはダメですが)。

  綾瀬穂乃香の舞台を広げる。

 舞台から落っこちて大怪我をしないように、改めて、みんなで、プロデュースを楽しんでいきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?