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CSS3からの追加仕様③(グリッドテンプレート)

このシリーズが全然終わらない…笑
それほど たくさん追加されているのね…!!

①は、こちら↓


②は、こちら↓


(11)グリッドテンプレート

グリッドレイアウトを構成する時に各種情報を設定できる。

大前提として、「display」プロパティをgridにする必要あり。

display: grid;


①grid-template-rows

隣接する2本のグリッドラインで区切られた間に生じる
スペース(グリッドトラック)の縦幅の指定。

②grid-template-columns

隣接する2本のグリッドラインで区切られた間に生じる
スペース(グリッドトラック)の横幅の指定。


【①②に設定できる値】

none
 指定なし(デフォルト)

長さを表す数値、%値、フレックス係数、キーワード、
関数、グリッド名、など


(①②のCSS例)

div.sample2 {
display: grid;
grid-template-rows: 80px 100px 40px;
grid-template-columns: 50px 100px 40px;
}

div.sample2 div {
margin:4px; border-radius:4px;
background-color:#66cc99;
}

(HTML)

<div class="sample1">
<div>一</div>
<div>ニ</div>
<div>三</div>
<div>四</div>
<div>五</div>
<div>六</div>
<div>七</div>
<div>八</div>
<div>九</div>
</div>


③grid-template-areas

「grid-template-areas」プロパティを使うと、グリッドトラックに名前を付けて定義できる。
定義した名前をグリッドアイテムに割当てる時は、「grid-area」プロパティを使用する。

【設定できる値】

none
 名前設定なし(デフォルト)

任意の文字列
 ダブルクォーテーション内でスペースで区切ることで列、
 ダブルクォーテーション間でスペースあるいは改行で行を定義。


(例)

.grid-container {
   grid-template-areas:"cell1 cell1 cell2" "cell3 cell4 cell2" "cell5 cell6 none" ". cell7 .";
}

   .grid-container .grid-item:nth-of-type(1) {
       grid-area:cell1;
   }

   .grid-container .grid-item:nth-of-type(2) {
       grid-area:cell2;
   }

   .grid-container .grid-item:nth-of-type(3) {
       grid-area:cell3;
   }

   .grid-container .grid-item:nth-of-type(4) {
       grid-area:cell4;
   }

   .grid-container .grid-item:nth-of-type(5) {
       grid-area:cell5;
   }

   .grid-container .grid-item:nth-of-type(6) {
       grid-area:cell6;
   }

   .grid-container .grid-item:nth-of-type(7) {
       grid-area:cell7;
   }


「none」と「.」の違いは、nullとnullstring的な違いといったところだろうか。(枠はあるけど名無しなのが「.」)


④grid-template

「grid-template」プロパティを使うと、グリッドトラックの
リスト情報をまとめて設定できる。

(「grid-template」= 「grid-template-rows」+「 grid-template-columns」+「grid-template-areas」的な感じ)


【設定できる値】

 none
  grid-template-rows/grid-template-columns/grid-template-areas
  の初期値(デフォルト)

 grid-template-rows / grid-template-columnsの値
  半角スラ( / )区切りで記載

 grid-template-areasの値
  grid-template-rows/grid-template-columnsの値と
  半角スペースでつないで記載


(まとめて設定する例)

grid-template: "cell1 cell2" 80px
              "cell3 cell4" 1fr
              ". cell5" 50px
             / 100px 1fr;

(別個で設定する例)

grid-template-areas: "cell1 cell2"
                    "cell3  cell4"
                    ". cell5";
grid-template-rows: 80px 1fr 50px;
grid-template-columns: 100px 1fr;


⑤grid-auto-flow

グリッドアイテムの自動配置方法を設定できる。
レイアウトに対してグリッドアイテムが多いケースでは
グリッドアイテムがはみ出るが、どのように対応するかを設定する感じ。

(9分割したエリアに10個のアイテムを表示させる場合、
 残りの1個をどう表示するか)


【設定できる値】

 none
  設定なし(デフォルト)

 row
  各行に順番に配置する。
  必要に応じて新しい行が追加される。(デフォルト)

 column
  各列に順番に配置する。
  必要に応じて新しい列が追加される。

 dense
  空白グリッドを埋めてパッキングするようグリッドアイテムが
  自動配置される。
  グリッドアイテムのサイズの大小をもとにパッキング順が決まる。
  (row や column に追記して使用)

denseを使うと、空スペースをできるだけ埋めた状態でアイテム配置してくれる。うまい感じにテトリスしてくれる系。

(例)

.container {
 grid-auto-flow: row dense;
}


⑥grid

グリッドについてまとめて設定できる。

明示的なグリッド(grid-template-rows/grid-template-columns/grid-template-areasプロパティ)に関する設定、
または暗黙的なグリッド(grid-auto-rows/grid-auto-columns/grid-auto-flowプロパティ)に関する設定ができる。

ただし、1つのgridプロパティ宣言で「明示的なグリッドプロパティ値」OR「暗黙的なグリッドプロパティ値」のどちらか1つのみが指定できる。


【設定できる値】

grid-templateの値

grid-template-rows/grid-template-columnsの値

grid-auto-rows/grid-auto-columnsの値

grid-template-areasの値

grid-auto-flowの値


まだまだ細かい仕様追加はたくさんありそうだけど、
ひとまずここで一区切り…。

【出典】


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