現役・豪州弁護士の時事Vocabulary その4
オーストラリアの大学の法学部の勉強は(オーストラリアは英国法を引き継いでいるのでおそらく英国も同じ)、最初に勉強する科目に'Torts'があります。
Tortsは「不法行為」という意味で、注意義務、過失、権利侵害や不法侵入等の勉強をします。法学生には有名な1932年の Donoghue v Stevensonの判例から始まり、山ほど判例を読まされます!
さて、コロナ関連では、オーストラリアでは決められた自主隔離措置やソーシャルディスタンスを守らなければ違反(Breach)で罰金または禁錮刑にもなります。注意義務(Duty of care)は次回として、今日はこちら。
今日のVocabulary
breach
意味
違反、違反する・破る
例文
1. You are in breach of Contract.
あなたは契約違反をしています。
2. A man was charged with breaching self-isolation orders.
ある男性が自主隔離の命令に違反して告発された。
注釈
私も未だにありますが、日本人は、特にRとLの発音の違いに大袈裟な程気を付けないといけないですね。
今回はBreachでしたが(R)、Bleach(L)になると全く違う単語になります(漂白するという意味)。