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くたびれサラリーマン、妄想で名刺をつくる。

くたびれサラリーマン、やっさんです。

今週は、社畜よろしく、このコロナ禍で大きなイベントの準備に奔走していて、ウェルビーイングのかけらもない生活を送っていた。前回のドツボる会にも出てきた上司と、ガチンゴチンとぶつかりながらも、何とか生きている。ぜーぜー。

本当は、パーソルさんのnoteコンテスト「#わたしらしい働き方」に応募しようと思っていたのだけれど、思いっきり締め切り日を勘違い。すでに門戸は閉められていたようだ。ギギギ、ガチャン。でも、書きたいなと思っていたネタでもあるので、せっかくなので綴ってみる。

「わたしらしい働き方」というお題を分解すると(なんでも分解したがるのは昔からの職業病)、①「わたしらしい」とはどういうことか?、②「働く」ということはどういう状態を言うのか、と言う2つの問いがある。その定義をもとに、「自分だったらどうなるのだろう」と言う問いを加えれば、ピッタシカンカン、お答えできるのではなかろうか。

「わたしらしい」とはどう言うことだろう?

「わたしらしい」とはなんだろう。どう言う状態の時を、わたしらしいと言うのだろう。これは難しい問いだ。とっても難しい。平野啓一郎が看過したように、「本当の自分などいない」と言うのが、真実な気がする。

平野氏の分人主義をかいつまんで話すと、Individual(これ以上分解できない)と言う個と言うものは存在せず、時と場合によって違う仮面を被る(Divideできる)のが普通であり、それが全て「自分」である、と言う考えだ。相対する人や環境によって、態度を変えるのは当たり前な気がするが、それをマルっとまとめて「あなたですよ」と言うのは、確かにと思わせる力強さがある。そうすると、この問いに対して唯一解はないと言うことだ。だって状況によって変わるなら、「わたしらしい」と言うのも、時と場合と環境によることになる。

ここから考えるに、「こうなるべし」といった自分に対する固定概念・亀甲縛り的な呪いから解放されることがまず大事だ。となると、「わたしらしい」と言うのは、「その時々にやりたいことを、やりたいようにやる」と言う自由を手に入れることが、「わたしらしい」と言う事になる。

だから肩肘張らず、「やりたいことを、やりたいようにやる」と言うのが「わたし流」と言う事になる。これは僕が、と言うことではない。喪黒福造できにいえば「老いも若きも男も女も」、みんな同じ条件ということだ。

しかしだからといって、「わたしらしい」が全員同じなのか、と言うことではない。もちろん、違う。各個人の「いつ」「何をやりたいか」と言う中身は全部違う。だから、「わたしらしい」と「働く」を結びつけるには、一つでも多くやりたいことと、やりたい状況をリストアップしていくことな気がする。バケットリストと言うやつに近いかもしれない。

つらつらと書いたが、結局「やりたいことは何ですか?」と言う何とも簡単な問いに戻ってきた。「やりたいこと」が「わたし」なのだ。それ無くして、自分らしく、と言うことにはならない。それは一個である必要はない。何個でもいい。だって、コロコロ変わるもの。でもそれでも良い、と言う心持ちが大事なのだと思うのです。ハイ。

「働く」とはどう言う状態なんだろう?

働くというと、どうしても労働を思い浮かべる。つまり費やした時間を対価にお金をもらう、と言うことだ。しかし、稼げればそれは「働く」といっていいのだろうか?例えば資産家。資産で資産を産む。どうもそれは「働く」のとはちょっと違う。

じゃあ、稼がなくても時間を費やしている場合はどうか。例えば趣味。それも働くとはちょっと違う。

働くと言うのは、稼ぐ・稼がない軸でもなく、時間を費やすか・否かの軸でもなく、そもそも論で考えると「他者(社会)への働きかけ」の有無が働くの定義を決める気がする。つまり、ボランティアは稼げてなくても「働いている」といっていいし、ブログを書くと言うのも「働いている」といってもいい。なぜなら今稼げてなくても他者に大して(基本的には良い方向に)働きかけることで、結果的に対価をもらえる、と考えた方がすんなりする。結果的に今稼げているかどうか、と言うより、将来対価をもらえる可能性がある他者への働きかけに時間を費やしているかどうか、が「働く」と言うことなのではなかろうか。

で、「わたしらしい働き方」とは?

ようやく、「わたしらしい」と「働く」を定義できた。しかし我ながら、面倒臭い思考回路だなと思う。やれやれ。さて、そんな村上春樹的ため息は置いておいて。

「わたしらしい働き方」=「やりたいこと」✖️「他者への働きかけの有無」と言う公式になる。その上で、稼げる、と言うのが理想であり、ハッピーな人生につながると思う。稼げないとサステナブルじゃないし。

そんなイメージを図示するとこんな感じ。

図1

おすすめソリューション:「妄想名刺」

でも、こうやって整理しても、「やりたいことなんてなくて。。。」と言う人も多いだろう。僕もそうだったので、とてもわかる。やりたいことなんて、何となく生きてると、忘れがちになってしまう。特に仕事が忙しい人なんかは特にそうだろう。
そう云々云々考えていた時、一つヒラメいたのが「妄想で、架空の名刺を作ってみる」と言う遊びだった。それは僕は、「妄想名刺」と名付けてみた。

妄想名刺には3つのステップがある。

ステップ①:
とりあえず、何でもいいから、やったら楽しそうで、他者への働きかけできそうなものを、一つピックアップしてみる。本当にやりたいかどうかは、一旦おいておく。とりあえず、ピンと来るものを選んでみる。

ステップ②:
その「屋号」「肩書き」を妄想してみる
。そのやりたいことを、相手にどう説明すれば伝わるだろうか。これが、「働きかける」と言うことをより具体的に考えることになる。さらにそれが一発で覚えられるようなインパクトがある屋号や肩書きを捻り出してみる(面白いが、これがまた難しい)

ステップ③:
その屋号や肩書きがを友達とかにぶつけてみて、「対価を払ってでも頼みたくなるか」を判断してもらう。②に戻ってもう一度屋号と肩書きを再考する。

イメージはこんな感じだ。このステップ③はなくても良いが、「稼げるか」と言う観点が入ってくるので、将来的に起業や複業にもつながるだろう。

図3

ではやっさんの妄想名刺は?

こんな感じになりました。屋号は、「nuts and bolts(ナッツ アンド ボルツ。英語のイディオムで、「物事の基礎となること」の意味)」で、肩書きは「プレイフル・ラーニング・デザイナー」。結構前にやったので、今はだいぶやりたいことと離れてしまっている。でも、Ed-tech感があって、結構好きなのだ。ロゴはただの趣味でそれっぽく作ってみた。

図2

この妄想名刺は、実は友人たちとワイワイガヤガヤやったのだが、そのほかの肩書きとしては、

・ハイパーライフクリエーター
・青森エンカレッジャー
・奇天烈相談士
・あおもリーチマイケル
・のびのびハウス大家

なんてのが出てきた。これだけだと訳がわからないが、みんな頭が解放された感触があった。

最後に

と、「わたしらしい働き方」として、「やりたいこと」✖️「他者への働きかけ」を考えること。そしてそのアプローチとして、やっさん考案の「妄想名刺」と言うものを紹介してみた。ぜひやってみるのも一考ですよ!

色々と資料や知見などもあるので、もし興味がある方は、やっさんまでお問い合わせくださいませ(下のクリエーターの問い合わせまで)。

それでは今日もくたびれサラリーマン脱出に向けて頑張りましょう〜〜〜〜〜〜

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