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パブリックイメージと実物の差

「オンラインとオフラインで会ったときの差をあまり感じない」と言われた。

見栄を張って隠してはいるが、わたしには苦手なものがたくさんある。算数・お金勘定。やる方のスポーツ全般。写真に写ること。子供。かみなり。虫。上からものを言う人。礼儀作法・マナー違反。大声。人混み。甘いもの。カジュアルな服。エアリプ。
書きながら思いついたものをダラダラ並べてみたのだけれど、まだまだ隠している(咄嗟に思いついていない)感じが自分ではする。本当はもっとたくさんある、絶対。今思いつかないだけで、「うわあ嫌だなあ」は結構いっぱいある。ごめんなさいね。

それらが好きな人も、得意な人もいる。好きでも得意でもないが受け入れられる(自分を守り、うまく距離を取れている)人がいる。そういう人を人として尊敬していて、自分もそうなりたいと思う。

でも歳を重ねるごとに「ああこれ自分苦手だな」「もっと言うと嫌いだな」みたいなものは、悲しいかな増えていく。だんだん子供に戻りつつあるような気がする。自分はこれが嫌いだ、嫌いだから食べないし見たくもない、みたいな、シンプルな思考に近づいていく自分は、どうやったって感じる。

「オンラインとオフラインで会ったときの差をあまり感じない」ということは、苦手や嫌いをオブラートに包み、得意と好きを綺麗にデコレートし、きっと外に見えている自分が、奇跡的にうまく立ち回れているのだろう。
いいところしか切り取らないSNS・そんなSNSを頼りに生きている人と、SNSと無縁に生きている人の間には大きな隔たりがあるけれど、今のところそのどちらからも悪口を言われないということは、そういうことなんだろうなと思う。それがいいとか悪いとか言いたいのではなく、「きっとそういうことなんだろう」とひとりごちたくなった。

見栄を見栄として認識されていないのはある意味ではありがたいけれど、反面、わたしの素の部分を知って、離れていってしまう人が1人でも少ないといいなと思い、戦々恐々とする。隠してもいつかバレるので隠さずに生きたいけれど、素のままの自分の格好悪いところをどうしたって見られたくないのは、もうなんか、どうしようもない性分なのである。

というわけで本日の1曲。だんだんホリデーじゃなくなってきた。。明日からはクリスマスソングに戻しますね。ごきげんにまいりましょう。


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