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外に出るタイプじゃないと思われていた

スピーカーとして登壇したオフラインイベントの会場で、かつての職場でお取引させていただいた企業の方と再会。「Miyaさんはあまり外に出る方じゃないと思っていました、登壇とかされるんですね」と言われた。
ここ数年、企業の一法務部員として取材・寄稿・登壇の機会をいただけるようになり、業界内ではそれなりにそういうタイプーつまり、社外に出て何かしら情報発信をするーの人間だと思われているかな?どこかで知ってもらえているかな?と調子に乗りかけていたところ、大変いい薬になった。


顧問、行政、メディア、業界団体、業界関連の企業…企業法務の外縁にいて、それでいてわたしたち法務部員と関わりの深い、社外の皆さん。時にぶつかり、時に調和し、議論を重ねながら切磋琢磨する、法務部員にとってのいわば「外交先」。
比較的内向きマインドの法務部員にとって、外交はそれなりにハードな仕事でもある。だからこそ外交先の皆さんと目線を合わせて同じゴールに辿り着けたときはとても嬉しいし、達成感もある。いつもお世話になっています。
そして、外交先の皆さんは一介の法務部員よりもはるかにたくさんの人脈を持っていて、そこに集まってくる情報も豊富。なので、その豊富な資源のひとつとして自分がまだ認知されていなかったことを知り、「知っていてもらえているだろう」と思っていた自分を恥じた。穴があったら入りたいし、全力で物理的に東京のコンクリートジャングルに穴を掘ってまで入りたいぐらい、そんなことを思っていた自分を客観的に見ることになり、とても恥ずかしかった。うわー。

冷静になって、この状況を把握する。
おそらく、いま、自分が発信する場所だけでは、きっと全然足りない。資源のひとつとして見てもらえたり、彼らにとって有益な外交先だと思ってもらうには、まだまだ努力が足りないのだ。自分が伝えたいことを伝えたい相手に確実に伝えるためには、発信を怠らず、その質量を増やし、さまざまな接点を作っていかないと、本当に知ってほしい人には声が届かない。
その過程で出会う耳の痛いご意見も、突然降ってくるいわれのない誹謗中傷もあるけれど、それでも。誰かひとりの背中でも、押したり支えたりできると思える限り、発信することはどんな形であれ、ほそぼそ続けていきたいと思っている。
そう覚悟を決められたのは、やっぱりわたしの背中を押してくれた言葉をもらえたのが理由なのだけれど、その言葉については、また今度。


本日の1曲は定番から。もう70年近く前のリリースなのに本当に色褪せないし、このテイクが最高すぎて超えられない。ベースだけで踊れる曲50のセットリストを作ったら、間違いなく入るよね。ご機嫌にまいりましょう。


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