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Official髭男dism『Chessboard』

2023年のNコン、NHK全国学校音楽コンクール、中学校の部の課題曲です。
中学校の部は毎年、人気のアーティストが課題曲を書きます。
2023年の「髭男」は、「満を持して」と感じました。

以下、当事者(の親)バイアスが入りつつ、音楽は詳しくないので浅く薄く。


合唱版

チェスボードみたいなこの世界へ僕らは
ルールもないままに生まれてきた
幸せと悲しみの市松模様
そのどこかで息をする

Official髭男dism『Chessboard』より

コンクールの緊張する場面。
ピアノの前奏から導入部の歌が始まり、
最初は女声で、
4行目で男声が合わさった瞬間。
「息をする」がしっかり合う、上手い学校の合唱を聴くと、背筋がゾクッとするような、鳥肌が立つような、感覚。

ちなみに女声三部だと4行目で低音が合わさって、
背筋がゾクッとする感覚。

Youtubeにあった、全国大会銅賞の学校の動画を貼らせていただきました。

リリース版

こちら。聴くたびに、子どもが頑張ってた夏の日を思い出します。

合唱版の方が好き

個人の感想です。
何回も聴いているうちに「髭男」の方もいいな!と思えてきたのですが・・・
「髭男」の曲、好きな曲たくさんあります。(「ミックスナッツ」とか「subtitle」とか「115万キロのフィルム」とか「宿命」とか)
この曲は「髭男」自身のための曲ではなく、中学生のための曲だな、と思いました。
もしかしたら最初に「髭男」で後から合唱を聴くと、印象変わったかもしれません。

無理やり考察。

王様もいないこの盤上で僕らは
どんな役を与えられたんだろうか?
行ける場所 行けない場所 目指すべき場所
知らないままで息をする

Official髭男dism『Chessboard』より

さっきの導入部に続くこの歌詞。
この曲の生みの親で「王様」である「髭男」よりは、自分の「役」に悩んでいる中学生の方が、心に入るのかな?と思いました。

プロ?の合唱団のバージョンもあったのですが、ゾクッとするのはコンクールの中学生の方でした。
チェス、ゲームで闘うものなので、コンクールに向かってこの曲で闘ってきた中学生が最後に歌うからこそ響くのかな?というのがもう一つの考察。

そしてチェスボードみたいなこの世界でいつか
あなたの事を見失う日が来ても
果てないこの盤上でまた出会えるかな?
その答えが待つ日まで
知らないままでただ息をする

Official髭男dism『Chessboard』より

ラスト。
「中学生だな」と思います。
最長15年、ほぼ一緒でも高校で離れるケース、多いでしょう。
また盤上で出会えるのか?それとも別のゲームが始まるのか?


来週土曜日は、2024年のNコン課題曲のアーティストさんです。

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