データの利用シーンを考える
昨日は企業の開発部門でDXに何が期待されているか考えてみました。結果、端的に
せっかくデジタルでデータまとめてるんだから1か所にまとめて、見たいときに必要なデータをパッと出せるようにできないの?
つまり
When: いつでも
Where: どこででも(目の前の端末で)
Why: データを確認して何かを決めるために
Who: データを見たい人が
What: 必要なデータをすぐに見られる
How: 何かいいっぽいDXで(笑)
Why, What、の定義があいまいな結果・・・
Howが壊滅(;^_^A
・・・ということで、どうするか?ですが、
一般論としてのどうするか、はどこぞの本にそれとなく書いてあり、それはさんざん見てきたので、今回は「自分事」に落としてみます。
Why、とWhat、をどう料理するか?
WhyとWhatを絞り込まないと、よく分からないことになる。
自分なら何を、どんな形にして、どう比較して、どう使うのか?
見た目がきれいでも欲しいデータが分からないBIよりも、見た目が稚拙でも欲しいデータが分かるBIの方が有用
見た人(例えば上司)は大抵、見たそのままでBIを使う
Why, What = 利用シーン。
使われるシーンは2つ
過去のデータに対して最新のデータはどうなっているのか?(比較、管理)
ここまでのデータから次のデータはどうなるのか?(予測、forecast)
どっちかを与えるBIにしないと長く使ってはもらえない。初回はこれまでの総集編を見せて「うわ~きれい💛」で良いが、そこに次のデータが載るようなBIにしないと。
逆に、それができて、見た人が比較、管理、予測の何かができるのなら、別にグラフはなくても、数字の表だけあればいい。
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開発におけるデータ管理の難しさ
開発の結果を測るとき、管理図的なものの見方は難しい。重要な特性値は改善されることが求められており、かつ一進一退、もしくはあるパラメータの有効性を調べるためにわざと悪い特性値を狙うサンプル(比較サンプル)があるから、そういったものをどうデータに載せていくのか?
一方で、変わらないでいてほしいデータもあったり。
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DX、データ活用、インフォマティクスについて職場でよく言われること
これQCだよね
これ実験計画法と何が違うの
というのはよく聞く話で、実際そのデータがぐっちゃぐちゃに散らかったので出てきた話のような気はしますが。
明日はBI用のデータ整形で周りに悩んでる人が多いところ。