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日枝久氏は幸せか?
日枝久氏。フジサンケイグループ会長で株式会社フジテレビジョンの取締役相談役です。87歳にして日本を代表するメディアグループの一つの最高権力者。会社員として最も成功した形の一つだと思いますが、彼は今幸せなのでしょうか??
彼の心のうちは分からないので、ニュースだけで表層的に判断します。そして最初に書いときますが、今回は我田引水な記事です(^O^)
個人としては幸せだろう・・・
87歳にして企業グループの最高権力者。「何事もなければ」終身、最高権力者、もしくはフジサンケイグループから気遣われながらその生涯を閉じるでしょう。いい家に住み、お金もたくさん持っているらしいです。個人としてなら、雇われ人という立場から見れば最高の成功例、成れるものなら誰もが夢見る世界ではないでしょうか?
一方で組織は?
フジテレビは例の通りです。
そもそもの件は週刊文春側に問題があってよく分からない状態になっていますが、イエスマンが出世して忖度がはびこる組織になっていること、その上で企業コンプライアンス不全を起こしていることが見て取れます。
他のメディアグループと比べて悪い方で目立ってしまっており、日枝氏の責任はどのくらい?というのはありますが、無関係とは言えないでしょう。
いつまでも居座ることの弊害
日枝氏「だけ」の問題ではありませんが、有能なトップがいつまでも居座ることで組織が忖度でよどんでいく。これはキャリアの最後として「成功」と言えるでしょうか?もしかしたら彼が早めに「退く」ことでチャレンジングな風土が生まれて、フジテレビが新鮮さを失わなかった、かつコンプライアンスが時代の変化についていけた、そんな世界線もあったかもしれません。
役職定年、賛成です
最近、「能力とやる気があるのに役職定年で無理やり降ろすのはよくない」という論調がありますが、組織がチャレンジ精神を失わないためなら、中途半端な役職者が権力に固執する前に降ろす制度には賛成です。現に、取締役以上に出世すると役職定年はなくなって、若手だらけの経験不足な組織にならないように一定の歯止めはありますし(笑)
今回の日枝氏の件からはむしろ、「トップに定年を」となりそうですが、そこはもっと高い視点からの議論にお任せしましょう(笑)
キャリア人生の上手な終わらせ方
キャリアを積んでも最後は「役職定年」の名のもとにはしごを外され、一個人としての勝負になる瞬間があります。もしそこをクリアして上に行っても、上手く権力移譲ができないと組織衰退の戦犯という汚名を着せられる結末だってあります。実は上に行ききれなかった役員が最も劇的で「可哀そう」と思われながら追い出される、みたいなのも結構見てきました。
最後はどんな終わり方がいいでしょう?
いっぱいお金を抱え込めれば、仮に蹴り出されるように組織から追放されても、楽しいキャリアライフの終わりかもしれません。実際私もお金がいっぱいもらえれば、追放されてもかまいません(笑)
ただ、一生心配がないレベルでお金をもらって追い出されることって、ほぼないと思います(;^_^A 大半の人は、キャリアのラスト5年、10年は下り坂の中で過ごして、取得したものを徐々に後進に移管して、そのキャリアを終わらせるでしょう。その期間、邪魔者として過ごしたいか、頼られるところは頼られながら過ごしたいか?
というわけで本アカウントおよびメンバーシップでは、キャリア生活最後の瞬間、追い払われるみじめな終わり方ではなく、頼られ出し切って、幸せにゴールできる、そんなところを目指して記事を発信できればと思います(^O^) 今後5年、10年、例えば生成AIの台頭や若年層の労働力不足で、働き方の常識は絶対変わります。そこにマッチした生き方の記事をどんどん増やしますので、ぜひメンバーシップのご検討を(^^♪