
パラレルキャリアの効果とは?
副業解禁とコロナ禍の流れの中、パラレルキャリアに興味のある方も増えているようですね。
安定した本業や収入もある方、自分には関係ないと思っている人も多いかもしれませんが、パラレルキャリアにはお金だけでない、様々なプラスの効果があります。
サイドジョブ、サイドワーク、お金のための「副」業という言葉ではもったいない、人生を変える力を持つパラレルキャリアの効果をお伝えします。
パラレルキャリアとは
経営学者のピーター・ドラッカーが提唱した概念、働き方です。
企業の寿命よりひとの仕事人生のほうが長くなり、第二の仕事、第三の仕事という考え方が出てきたことから始まります。
本業で2つの会社に勤めるというより、非営利活動や小さな起業、小さな別の活動をするというイメージが良いかもしれません。スラッシャーと言われるキャリア概念にも近いですね。
パラレルキャリアは分散投資
「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言があります。
特定の商品だけに投資をするのではなく、複数の商品に投資を行い、リスクを分散させた方がよいという教え(=銘柄分散投資)です。
そしてこの考え方を反映して金融商品を組み合わせることを、「ポートフォリオ」といいます。
パラレルキャリアはこの分散投資をキャリアで実践することであり、ポートフォリオキャリアとも呼ばれています。
仕事&キャリアはどんなときでもリスクがあるものだからこそ、こけたときに致命傷にならないようにリスクヘッジしようという考え方です。
テクノロジーや時代の変化に伴い、職種や仕事が自体がなくなることは今後より起こるでしょう。また会社自体の存続、部署閉鎖、倒産も他人事ではありません。
ひとつの仕事や会社に依存しているとなくなったときの致命傷は大変なものです。命綱がいくつかあるイメージわたし自身部署閉鎖に立ち会ったことがありますが、自分の仕事がすべてなくなることによりアイデンティティの喪失からうつ病一歩手前まで落ち込みました。
リスクヘッジとしてのパラレルキャリアは、100年人生に大きな意味を与えてくれます。
パラレルキャリアは自己決定できるから幸せになる
自らのキャリアについて、どうしたいのか、どうなりたいのか、どうあるべきなのかを主体的に決めることをキャリアオーナーシップといいますが、これを取り戻すことができます。
組織にいると、全て自分のやりたいようにキャリアを決めていくことは難しいですが、パラレルキャリアは全部自己決定するのでこれができます。
また、自己決定は、所得、学歴よりも幸せに影響がでるという国内2万人のデータがあるように、自己決定チャンスが増えることでやりがいや幸福を感じやすくなります。
そして当然ではありますが、ゼロイチの小さな仕事の作り出し方のスキルが身につきます。基本的に嫌いなことはやらないので、やりがいある活動とお金の生み出し方も身につきます。
つまり、パラレルキャリアは、リスクヘッジができ、幸福度が増して、小さな仕事の作り出し方がわかって、やりがいある活動とお金の生み出し方が得られます。
お金だけではないものが得られるもの、それがパラレルキャリアです。
ぜひあなたも始めてみてください。