町内会、どこがクリエイティブやねん
こんにちは、クリエイティブ町内会です。
みなさんは町内活動をされたことはありますか。生まれてこの方一度もない、という方もいれば、マンションの賃貸契約書に含まれてるからNHKの受信料は払ってないけどしぶしぶ町内会費払ってるという方もいれば、面倒だけど毎回行事に出ないとなんとなく肩身が狭くてね、という方もいると思います。
町内会に現在所属していない、自分の町会の名前も知らない、何をやってるのかよくわからない、めんどくさそう、時間をとられそう、メリットゼロ、だいたいジジババが集まって何かしてる、たまに盆踊りとか神輿かつぎのチラシがポストに入ってる、でもめんどくさい、関係ない、俺は毎日残業で疲れてるしただいまを言う相手もいない、猫もいない、このまま独り朽ちてゆく運命なので町内会とかガッデム知ったことか!という方が大半かと思います。
町内会にそんな荒廃したイメージをお持ちのみなさんに朗報です。
あなたの予想はだいたい合ってる。
だいたい合ってるし、そのせいで全国の町内会は虫の息。自治会役員の平均年齢は68.2歳、今現役のシャキシャキおじ(い)さまたちが活動限界を迎えれば、10年も持たずに消えていく可能性があります。
町内会、このままなくなってもいいのか問題。グローバル資本主義、競争原理、自由主義、神の見えざる手万歳、自助努力のできないやつぁ朽ちるに任せておけ、という声も聞かれましょう。私もそうでした。というか、私はあんまり町内会とか興味なかった。人口2万人の町から這うように都会に出てきた私は、夢の東京でANONIMOUSであることに喩えようのない価値を感じていたから。
本来、町内会が地域で担ってきた役割とはなんでしょうか。
それは土地の記憶を繋いだり、住んでる場所をより住みやすくしたり、行政にものいう時の窓口になったりすること。
行政が、個人ひとりひとりにリーチするのはやっぱり難しい。
町内会は、地域で、誰でも入れる、一番小さな団体として地域で存在感を発揮してきました。
(でもそれはずっと前の話)
じゃあ、町内会がなくなったら、その役割も、消えてなくなるんだろうか、いつから続いているのかわからないお祭りや、なんとなく住んでる人から醸し出されるそのまち特有の雰囲気や、色や、匂いは、スターバックスのカフェラテとスマートフォンの防災アプリでもはや代用できるんだろうか。
うん、そうかもしれない。
ダカーポ(冒頭に戻る)
クリエイティブ町内会は、(町内会、滅びて然るべし)という問いかけに、うーん、そうかもしれない…と思いながらあれこれ試してみる会です。
町内活動がクリエイティブだなんて、毛頭思ってやしません。むしろ、地道で、少数の、献身的な努力によってかろうじて存続しているもの、と考えています。
クリエイティブ町内会は、
・地域振興のお手伝い、いたしません
・町内会の存続に寄与する献身、いたしません
・行政のお手伝い各種代行、もちろんいたしません
クリエイティブ町内会とは、誰でも、いつでも、何度でも、気軽に参加できて、みんながこのまちを舞台に、クリエイティビティを発揮できる、そんな社会を実現するための色々な実験のこと
しばらくは相棒高橋さんと、町内会の実態や、渋谷区発!いますぐできるまちづくり(?)などなどについてレポートしていきたいと思います。