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違いを強みに変える

今年、教室を借りられることになり、英語を始めとした教室を開いてきました。
自分自身の成長や、変化に対する家族の対応もあったりするので、一気に拡大、とはいきませんが、ひとり、またひとり、と生徒さんが増えてきてくれています。

たまたまなのか、学校じゃないからより個性豊かだからなのか、カラフルな生徒さんが多いです。突出した得意なことがあるお子さんが多い、という印象です。

表題の宿題を塗ってきてくれた生徒さんは、まだ2回目なのですが、宿題の字にしても、塗り方にしてもきっちり仕上げてきてくれて、すごいなぁ。
最近の学校は宿題も多いから、頑張りすぎてないか心配なくらい。レッスンでは楽しそうにしてくれています。

特性ってどんなこと?

人によって、得意なことや好きなことが違います。
英語のレッスンだけをとっても、人それぞれ。

話すことが好きな人懐っこい子。
言葉を発するのは苦手だけど、すごくよく聴いてる子。

目から入る情報が得意な子。耳からの指示は入りにくかったりします。
耳からなら覚えられるけど、文章になると分からなくなっちゃう子。

そんなとき、近くにいる大人は、苦手な部分を何とかしようとしがち。

しゃべりすぎる子には、ちょっとだまりなさいよ(あー、私も反省)。
しゃべるのが苦手な子には、挨拶くらいできて当たり前よ。

視覚優位の子には、ちゃんと聞けるように、ついていけるように訓練しようとしたり。
聴覚優位の子には、文章題を多めにして、なんとかついていけるようにしようとしたり。

だけど。
いいんです、その子はその子のままで。

苦手を上げる、より、得意を伸ばす

苦手なことは、学校でついていけなくなるから、とか、将来困るから、と思って、何とかしようとしがち。なんですけど、その時間とエネルギー。その子の得意を伸ばしてあげたいなーと思うわけです。

好きなことをどんどんさせてあげてほしいな。

研究でも、得意なことをどんどん伸ばしていくと、苦手なことも自然と克服できる。という結果があります。
苦手なことをフォーカスして底上げしようとするよりも、結果が出たりするんです。

だから、レッスンでは、視覚優位な子には、たくさん書かせることをやって、宿題いっぱい出しています。聴覚優位な子には、通常カリキュラムより、うんと多いインプットをします。たくさんのフラッシュカード、会話のシャワーの状態です。歌もたくさん歌います。

これが正解なのか分からないけど、子どもが生き生きする顔をしているときが、一番伸びるときだな、って思います。

じゃあ、苦手なことはどうするの?

そんなこといったって、苦手なことをそのまま置いておいたら、学校などの集団生活で困るし。
という声が聞こえてきそうです。

そこは、支援する側の保護者や先生が勉強したいところです。
視覚優位が大きい特性を持ってる子(自閉症スペクトラムなどの診断がついてる方もいらっしゃるかもしれません)は、ついていけないくらい大変だったら、支援方法があります。

その子の気持ちを代弁してくれるカードや、1日の見通しができるスケジュールを見せられるようにしておくことや、支持したいことを分かりやすいカードにして持っておく(保育園だったら、着替え、おやつなどの絵カード。学校だったら、注意される機会の多い子だったら「静かに」とか「姿勢よく」とかを言うんじゃなくてカードに)。

聴覚優位の子で、書くのが苦手からの学習が嫌いになっているなら、耳から勉強する方法はいくらでもあります。漢字を、口で唱えながら勉強する方法とか。都道府県を歌で覚えていく方法とか。

その子が、得意なことを伸ばして生き生きできるほうに、苦手なことも、頑張ってやるんじゃなくて遊びの中でできるように。できるといいなーと思っています。
とはいえ、自分の子となると、苦手なことを苦手なままほっといていいのか、、と悶々としつつ、結局言ってもやらないからあきらめてる、という感じになっていますが。

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