#40 学ぶことで、強く柔軟になっていく
投稿も、ついに40日目に来ました。続けられるか不安だったけど、習慣化してきて、ホッとしています。まだ拙いながらも、書くの楽しい!!
さて、長男が小学校に入学したときのこと(#38 長男の小学校入学 特別支援学級にて)、その後学んだこと(#39 無知が持つ力 傷ついた経験から分かったこと)について書きました。
今日は、書いた学びを経て、私が意識的にとった行動について書いてみます。これは、いち保護者である私の体験談に過ぎませんが、少しでも心が楽になったり、子どもたちへの関わり方が意識的になったらいいなと思います。
思い切って転校してみて
昨日、いちかばちかの賭けに出て、転校してみた、と書きました。1年生の2学期の途中から転校することになったのですが、転校の結果、私にも長男にも、とても安心できる毎日が訪れたのです。
同じ公立の、同じ市内にある小学校でも、びっくりするほど校風が違っていました。前に通っていた校舎が、どーんと大きかったのに対して、転校先の校舎は小ぢんまり。昔神社だった跡地らしく、緑が多く、学校にいるとホッとできる雰囲気です(蚊が多いですが)。1学年の数も半分くらいなので、コンパクトだし、静かです。運動会の演目も、表現は2学年合同でやったりします。
特別支援学級の雰囲気も違います。前に通っていた学校は、活気があって「えいえいおー」と頑張っていく感じだったのに対して、転校先の学校ではアットホームで寄り添い、本人ができるようになるのを伴走してくれる、という印象でした。
最初の個人面談のときに、私はびっくりしました。色々ダメ出しされるだろうと覚悟して個人面談に行ったのですが、面談の大半は、「長男ができるようになったこと」「頑張ったこと」だったんです。いつダメ出しが来るか来るか、と思っていたら、最後の方に、付け加えるような形で、「気になっていることなのですが」と控えめに内容を話され、「学校ではこんな風に工夫しています」とのこと。私を責め立てるような内容はひとつもありませんでした。
私は、前の学校の対応が当たり前だと思っていたので、学校によってこんなにも違うのか。同じ公立の学校なのに、と、感動にも似た衝撃があり、と同時に、どうしてこんなに違うのだろうと疑問に思っていました。
学ぶことは強くなること
星山先生との出逢い
その後私は、ヨガのレッスンに来てくださってた受講生の方に誘われ、講演会を聞きに行く機会がありました。特別支援教育の第一人者である、明星大学教授の星山麻木(ほしやまあさぎ)先生との出会いでした。
幼稚園で行われた保護者向けの講演会だったのですが、星山先生はとにかく話が面白い。そして、話が分かりやすいのと、常識だと思っていたことにハッと気づかせてもらい、心が震えました。
転校して安心できる環境になったとはいえ、できないことがいっぱいのこの子は、将来に向けて私はどうしたらいいんだろう。良かれと思って長男を注意していることは、もしかしたら長男をいじめているのではないか。けれどどうやって接したらいいのか、分からない。長男も私も家族も苦しい。
星山先生の講演会は、そんなときにぴったりの内容でした。この後、星山先生が学びの講座を通年で開催していると知り(サポーター育星講座)、わらにもすがる思いで受講を決め、そこから、私の長男の子育ても、キャリアも大きく変わっていきました。
学ぶと強くなる!?どういうこと?
このチャプターのタイトル、「学ぶことは強くなること」は、星山先生の言葉です。これは本当に実感していて、学ぶことで、視座が上がるんですよね。
蟻が歩いているのが2次元として、その蟻の世界からふっと上に視線が上がって3次元になったら見える世界が変わるように、実践とつながっている知識を学ぶと、見える世界が変わります。
どう見える世界が変わるかと言えば、具体的には、私の場合、こんなことが変わっていきました。
こうして、視座が上がってくると、少しだけ余裕が生まれるんですよね。そしたら、おススメされたことがありました。そのことは明日書いてみます。
話を戻して、担任の先生の対応にあまりにも苦しくなった私は、転校し、その後、ご縁あって、特別支援の学びを始めました。
昨日、先生は勉強不足だったのだと書きましたが、それも、学んでいったことで、過去をそう理解して書きました。
先生が特別支援に対しての理解がないときに、親の私ができること
学びを進めていくと、保護者の方が先生より特別支援に詳しくなっていく、ということ、よくあります。なぜなら、昨日書いたように、特別支援は教職課程で学ばなくても先生になれてしまうから。そして、教員は忙しいので、なかなか研修に行くのもままなりません。
こう対応したらいいだろう、こういうときはこんな原因なんだよね、けど、先生は知らない。では、保護者はどうしたらいいでしょうか。
先生と対立して、真っ向から意見や要望を伝える・・・となりがちですが、それだと双方苦しいし、遠回りになることもあります。
私は、相手と意見が違うとき、なかなか自分の思ってることを言えずに飲み込んでしまう性質があって(言えたらいいんですけど、言えないんですよね)、転校前に、先生の言葉で傷ついたときも、何も言わずに去りました。なので、先生はその時に、ガンバレガンバレという支援が私を追い詰めていたとは知らなかったと思います。
今思うと、先生とは、敵対せずに同じ方向を向いて、こうしてほしい、ということを伝えていけるといいなと思ってます。先生の味方だという意識を持ちながら伝える。
あまりに目に余る指導があればバシッと言いますが、ほとんどの場合は、先生も一生懸命なんですよね。
なので、伝えたい・お願いしたいことがあるときには、こんなことを心掛けて伝えています。
戦うのではなく、共に学んで、時には先生の学びに保護者側から寄り添って、何より子どもの幸せのために進んでいけるようになりますように。
読んでくださってありがとうございました。
明日は、苦しくて仕方なかったところから、少し抜けたら、やってみるといいオススメのことについて書いてみます。
参考になったと思ったら、記事をお友達やSNSでシェアしていただいたり、いいねボタン(ハートのマーク)を押していただけたら励みになります^^
それではまた明日!