見出し画像

#48 曖昧にしておく

12月と3月、年末だったり年度末だったり、なんとなく慌ただしい気がします。なんだか予定がたくさん。noteの体裁が整ってなかったりしますが、まずは、毎日アップすることを目標にしてみている私です。

さて、今日のトピックは。お化粧のアイメイクから昔を思い出し、そこから思いついたことを書いています。

メイク上手な人の共通点

お化粧の好みってあると思うのですが、私が若かったとき、ひと昔前(今は、あまりメディアを見てないので分からないのですが)、女性は華やかなメイクが好きで、ナチュラルメイクが男性受けする、なんて言われてました。今は、オンラインで露出する影響からか韓流の影響なのか、男性もずいぶんメイクするのが普通になってきましたよね。
どんなメイクにしても、メイク上手だな、キレイだな、と思うときには、メイクがその人になじんでいるなと思います。

ある方から言われた、メイクのアドバイス

そして時々ふとしたときに、10年くらい前、メイクアップアーティストさんからカウンセリングを受けたときのことを思い出します。

それはアイシャドウの塗り方でした。その頃の私のアイメイクの仕方は、
・まつ毛の間を埋めるようにしてアイラインを引いたあと、
・チップでアイシャドウをのせて、
・綿棒や手でアイシャドウをちょっとぼかす、
というやり方をしていました。そのときアドバイスされたのは、アイシャドウは、何度もブラシでぼかしてまぶたになじませるといいというようなことを言われました。つまり、遠回しに、
塗り絵みたく「ここはアイシャドウ塗ります」「ここからは塗らないところ」と、はっきりくっきり分けるのはよろしくない、
と言われたんだと思います。

アイシャドウの入れ方

その観点はなかったので、なるほど~と思いました。
塗るところ・塗らないところをはっきり分けるのではなく、グラデーションにすることで、肌の色から発色がしっかりあるところまでだんだんグラデーションになってるのが自然だなと感じます。光に当たったときなど、ラメ入りだったらなおさらですよね。
別のところ教わったやり方で、アイシャドウの入れ方を、グラデーションにして3つくらい色を使うこともありました。
・まず、パールや明るい色を眉毛とまぶたのあいだ全体的に入れ、
・その次に、薄めの色をアイホールにのせ、
・最後に、アイライナーの近く、目の際のところに色をのせる。濃いめの色など。
というやり方が知られています。
私は、お化粧をほんの少しかじった程度なのですが(2002年に美塾、2012年くらいからSinary化粧品)、昔私がそうだったように(今でも時間がないときに雑になることもありますが)、アイシャドウでもチークでもアイブロウ(眉毛)でも、つけたところがはっきり塗り絵のようになっちゃってる方を見かけます。色が濃かったりラメが強いメイクだったら、ブラシや指でそこで何度かなじませると、ぐっと自然にステキに見えるようになるなぁなんて思ったりします。

アイメイクを通して教わったこと

グラデーションであること

上に書いたメイクアップアーティストさんは、物事は白黒はっきりつけるのではなくて、曖昧なままがいい場合もある、ということもおっしゃっていました。

物事はグラデーションであることが多々あります。
若いころ、私は「ある」か「なし」か、0か100かで判断しがちでした。
はっきりした答えがでないことに、そわそわしたり居心地が悪く感じたりしていました。

いつからか、はっきり答えがでなくても、そのままにしておいてもいい、と思えることが増えてきました。急いで答えを出さなくても、そのまま答えを保留して置いておくことで、その疑問自体が仕事をしてくれることもあれば、その時に出なかった答えが期を熟すことで答えが自然にでることもあります。

どんなことにも意味がある。答えをださなくてもいい。分からないことを分からないままおいておいていい。
また、0と100の間にも色んな場所があって、30くらいのときもあれば、65になるときもある。メイクアップアーティストさんの言葉がきっかけだったのもあるし、特別支援のこと(特性について。いつか書きますね)を学んだことも「物事にはグラデーションがある」と腑に落ちることにつながったと思います。

分からないという答え

すると、堂々と「分からない」と言えるようになっていきました。昔は、質問されていることに「分からない」と答えるのはカッコ悪い、せっかく聞いてもらっているのに申し訳ない、と思っていました。
けれど、分からないことは悪いことではなく、時に誠実なことでもあるし、時に「分からない」が答えになることもあり得るんですよね。
分からないと言えるようになってからは、すごく楽になったなと感じたのを覚えています。

終わりに

今日は、メイクで、なじませるとぐんとステキになるということ。そこから、昔言われたことを思い出して、物事においてもグラデーションだということを書いてみました。

どなたかの参考になればと思います。
いいなと思ったら、記事をお友達やSNSでシェアしていただいたり、いいねボタン(ハートのマーク)を押していただけたら励みになります^^

それではまた明日!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?