#60 虹色ファシリテーターを学んでいます
昨日は、相模原にて、ペアレントスマイルプログラム 虹色ファシリテーターを学んできました。ペアレントスマイルプログラムは、明星大学教授の星山先生が代表の、一般社団法人 星と虹色なこどもたちが主催している講座です。
今、学校や家庭で、子どもがとても頑張らされています。それは、日本では子ども自身が頑張って、よりよくになることが、その子の将来のためだと考えがちだったりします。苦手なことがあったら、それを克服しようとしたり、せめて、本人が先々困らないようにと、大人は苦心してしまいます。
一方、子どもではなくて、環境を変えることで、子どもの困難さを克服する、という考え方もあります。環境、という考え方に立つと、子どもにとって、大人も環境のひとつです。
その環境である大人、私たちは、ときに、よりよい支援だと思いながら、実は子どもを傷つけてしまっていることがあります。以前書いた記事(#38 長男の小学校入学)でもその経験について書きました。
自分のことを理解すること。
他者のことを理解すること。
そして、自分と他者の違いについてや、その関係性について理解することで、景色の見え方が変わります。支援をする上で、まず、自分を理解していないと、間違った方向の支援となってしまう危険があるなと感じています。誰もが持っている特性を虹色に例えることで、自分や他者への理解が深まります。
ペアレントスマイルプログラムでは、7つのプログラムから成っています。
①自分を発見する
②こどもを理解する
③親子コミュニケーション
④行動の理由
⑤発達の目印
⑥環境づくり
⑦あたたかな仲間
あたたかな安心できる場で、虹色な自分を発見して、理解を深めていきます。
今日は、この講座のファシリテーターを目指すための講座に参加してきました。今までは、虹色の考え方を使って、特性をポジティブに、より深く理解することで、よりよい支援を考えてきました。
今日は、この考え方を、誰かに伝えようとするとき、どんな風に伝えたら、傷ついたり誤解することなく伝わるのか、どんな工夫が必要なのかを意識しながら、深めてきました。
その上で、やっぱり必要になってくるのは、「自己理解」なのだと再認識しました。特別支援を学び始めた頃、自分のことを知ったつもりになっていました。そのときは、見たくない自分は、無意識に感じずにいたように思います。少しずつ行動を起こしていく中で、行動すれば失敗もあります。ちいさな失敗を重ねると、自分についての理解が深まっていきます。
あぁ、私って・・・と何度思ったことか。こんなに強欲で、知りたがりで、見せびらかしたくて。と、自分の見たくない部分を、そのまま「ある」のだと認め、あることをなかったことにすることを諦め、さらけだすことで、私の困ったところをまな板の上にのせた気持ちになっている。というのが今の私なのですが。
自分とは何者か?は、哲学的な問いでもあり、深い問いかけでもあります。掘れば掘るほど、もっと分からなくなっていくような種類の問いかけです。問いかけるということの方が、答えを出すことよりも大切、というのは、ヨガから教わったことです。
私って自分を全然理解していないな、ということも含めて、自分ってこういう人、というのを知っていくからこそ、他者を理解しようとするときや、誰かと自分との関係性を考えるときに、ニュートラルで中庸な視点で、関われるのだと思います。支援するということは、そこに関係が生じているということなので。
今日は、落としどころはないですが、講座を受けている中で感じた、自己理解が大切だと感じたことについて述べました。
どなたかの参考になれば幸いです。
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それでは、また明日!
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