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百萬典経 日下の灯〜インプットとアウトプットについて〜
幕末・明治時代の臨済宗の禅僧に今北洪川(いまきたこうぜん)という人がいました。この人の言葉に「百萬経典(ひゃくまんきょうてん)日下の灯(にっかのとう)」という言葉があります。
『百万本の経典を読んで勉強しても、ただ頭の中に知識として持っているだけで活動しなければ、太陽の下のろうそくの火にすぎない。』
つまり、役に立たないということです。
今回はインプットとアウトプットについて考えてみたいと思います。
インプットとは情報や知識を新たに吸収すること
学生時代でいうと、授業を受けたり教科書や参考書から知識を得ること、英単語を覚えるのもインプットになります。
社会人になると、社会人としてのマナーやルール、業務に関する専門知識や法律を学ぶことがインプットにあたります。
また、知識だけでなく、新しい経験や人との関わりから得られた知見、読書から得た気づきも立派なインプットですね。
アウトプットは知識や情報を外に出すこと
学生時代でいうと、試験を解いたり、レポートを作成することがアウトプットにあたります。
学んだこと、経験したことをSNSを通じて情報発信することもアウトプットですね。
社会人になると、営業での提案やプレゼン、そのための資料作成も必要になってきます。限られた時間の中でいかに高い質のアウトプットができるかという能力が問われてきます。
日下の灯にならぬために
人は何かを学んだ時、すぐに内容を忘れてしまいます。
皆さんは昨日の晩御飯覚えていますか?
忘却曲線
人の脳は1度勉強したことを1時間後には56%忘れ、1日後には74%、さらに1週間後には77%、1カ月後には79%を忘れるとされています。
もちろんこれには個人差がありますが、概ねこのように、「時間が経つほど記憶は減る」というのは事実です。
忘れるまでの時間と記憶の関係を表した図を「エビングハウスの忘却曲線」と言い、「忘却曲線」はドイツの心理学者のヘルマン・エビングハウスという人が提唱していたものです。参照:ウィキペディアより
横軸に経過時間、縦軸に記憶している割合を示しています。
時間が経つにつれ、急激に記憶している割合が減少してしまいますが、この結果は「人間の脳がいかに忘れやすいのか」を表しています。インプットした知識はすぐにアウトプットすることで、知識を大幅に定着させることが可能です。
オススメのアウトプットはやはり、Twitterや noteなどで自分の経験や考えをどんどん発信することですね。記事を定期的に見直したり、フィードバックしていただくことで、さらにアウトプットの価値が上がってきます。
まとめ
どんなことからも何かを得ようとする気持ちだけでも日々の生活の中で色々インプットが得られます。
また、どんどんアウトプットしていくことで質も高くなっていきます。
インプットもアウトプットも量をこなして、質を上げる工夫をすることで成長に繋げていきましょう♪
Let’s Action!
✅新しい経験をしてインプットを増やそう!
✅SNSを通じて自分の経験や考えを発信しよう!
✅忘れることを前提に記憶を定着させるように復習は欠かさずに!
いいなと思ったら応援しよう!
![上村 勇気|note浪士/週刊note紀行編集長](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/55950607/profile_35f9cc4b3679288fb03ea09c1e3c4ed2.jpg?width=600&crop=1:1,smart)