一日の終わりを決めるのは
昨日、久しぶりに仕事で大阪へ行った。
大阪へ行った後は直帰できる。
しかし、ここでいつも問題になるのが夕食だ。
正直、京都に帰るまで空腹に耐えられる気が全くしない。ということは、大阪でご飯を食べて帰る必要がある。できれば、梅田で食べて、すぐに電車に乗りたい。
…ただ、梅田で一人でご飯が食べられる店。いつも、それがすぐに見つからないのだった。
大体、何人かでないと入りにくい居酒屋さんやバルだったり、並んでいてなかなかご飯にありつけなかったりする。
そこでこの日は、いつもあまり入らない「エキマルシェ」周辺をうろついてみることにした。
他の商業施設に比べると、比較的一人で入りやすそうなお店が多い。
その中で、その時の気分にピッタリで、一人で入りやすそうなお店を見つけた。
鳥料理のお店。
魅力的なメニューがたくさんある中、リーズナブルで、大好きなだし巻きが食べられる定食を選んだ。
周りを見ると、私のように一人で食べている女性か、男女の組み合わせばかりだった。
「一人で食べるのにめっちゃいいですよね、この店〜」と、心の中で考える。
そして、気分は「孤独のグルメ」または漫画「ハンチョウ」だ。
写真の唐揚げは、胸肉ともも肉がそれぞれ一つずつで、食べ比べをすることができる。
食べながら心の中で食レポをし、「ご飯の量、【中】にしといて良かった〜」と自分の選択を褒め、隣の席の男女がカップルなのか職場の同僚なのか観察する。なかなかに忙しい。
定食はだし巻きも唐揚げも美味しく、味噌汁ではなくお吸い物なところがしつこくなくてありがたかった。
一日の終わりに、「あ〜、今日もいい一日だったな」と思えるのは、美味しい夕ご飯があってこそだとつくづく思う。
美味しいご飯と、人間観察ができるくらい安心できる場所を提供してくれたこのお店に、また行こうと思う。