更地になった大槌町旧庁舎跡地が今も問い続けること
東日本大震災で、津波が庁舎を飲み込み、当時の町長を含む職員39人が亡くなった岩手県大槌町。その旧庁舎は解体か保存かで揺れた末に、今年の2月解体されました。(詳しい経緯は文末に略歴)
あれから9カ月がたち、更地には町が植えたクローバーが育ち、ベンチや、わき水をいかした水場も設置され、きれいな公園になっていました。
ここがどういう場所であったか分からないほどに。
唯一手がかりになるのが、町外から寄贈された献花台とお地蔵さんだけです。ただ、ここで何があったのかを説明するものはまだ