【次年度の受験に向けて】動機の再生装置も忘れずに
こんにちは、山藤あるとです。
今年度の試験結果を受けて、次に進むことができた方もいれば、もう一度挑戦するか別の道を選ぶかの選択に悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
まずは今年度の受験、お疲れ様でした。
すんなりと来年の受験に向けて勉強に取り掛かっている人もいらっしゃるかもしれませんが、合格発表後の時期だからこそ、次の受験に向けて一度、そもそも何故公認会計士試験の合格を目指すのか、改めて確認してみてもよいのではないでしょうか。
挫けそうになった時に何が自分を支えてくれるのか、それを挫けそうになる前に確認しておくことは大事だと思います。
また、こういうことをゆっくり考え直せるのも受験から一番遠い時期である今の時期だけではないでしようか。
受験の動機は人によって様々かと思います。
私の場合は親が税理士で、親戚にも会計士がいたことから漠然と公認会計士を意識したことがきっかけです。
何か資格を取りたいとは思っていたので、親とは違う資格だけど、会計士になれば税理士登録できるので親の後も継げるということもあって、公認会計士を選びました。
しかし、合格までその動機が一番強かったかといえばそうではありません。
最初の頃はあと少しの点差で短答式を合格できていなかったので、次年度の合格を当然のように信じることができ、次の受験に挑んでいました。
それが続くと、だんだんあと一年勉強してもまた合格出来ないんじゃないかと頭をよぎりながらも、受験をやめる決断もできないままずるずると勉強していた気がします。
そうなると、ここぞというときに踏ん張りが効かず、悪循環になってしまっていました。
結局、最後に残った私の動機は、「この受験生活を終わらせたい」でした。
受験歴が長くなってしまったこともあり、他の道を選んでも何か取り戻せないような気がしていて、ここまで支えてくれた家族にも顔向けできないし、何より、とてもしんどい受験生活でも諦めて終わるのがどうしても受け入れられなかったので、じゃあ、このしんどい生活を終わらせるには合格するしかない、と開き直った感じです。
挫けそうになるたびに、今年で絶対終わらせるんだと、もう一踏ん張りしようと思えたところはありました。
だからなのか、自分が合格した時にまっさきに思ったのは「ようやく終わった」でした。
ここまではあくまで私の場合です。
それぞれ自分の動機を再確認できたら、それを再生できる仕掛けまで用意しておきたいところです。
例えば、会計士の仕事に憧れてという動機なら、会計士が出てくるドラマや動画などを観るとか、会計士の報酬に魅力を感じてという動機なら合格後やりたいことリストを作ってみるとか、です。
受験勉強を自転車のロードレースに例えると、ロードレースでは走りながら水分や栄養を補給します。
受験勉強でも同じように長丁場だからこそ、補給のこともあらかじめ仕掛けておけるとなおよいかと思います。
次年度に向けて受験は続けるけど、まだ本格的に取り組めていない方は、こちらの記事もぜひ読んでみてもらえればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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