
デジタルがダメならアナログ
お葬式の世界は「白と黒」
でも華やかに飾りたい人もいます。
うちでも過去に赤いバラの祭壇をお願いされたことがあります。
菊の花が辛気臭くてイヤだと。
そりゃ、気持ちがわかります。
白と黒の幕を「鯨幕」といいます。
クジラの腹を見ると白と黒のスジが入っていますよね。
お花は白はあるけど、黒はありません。
最後の希望
亡くなったときくらい本当に故人が出してほしいようなご葬儀をしてもいいじゃないか!
悪いとは思わない。
葬儀屋さんは今、すごい問題に直面しています。
問題というのはPROBLEMとISSUE案件です。
PROBLEMというのは、落とし所を探し当てる。
ISSUEというのは、解なし状態との付き合い方。
PROBLEM:多死社会だが市場が萎む
葬儀単価の下落で1.6兆円弱産業で160万人近い死亡者数
単純計算だと一人100万円、しかもお布施とかも入れて
すると飲食なども考慮してお葬式は50万円くらい。
ISSUE:成す術なし
言ってしまえば、身から出たサビ
未だにボッタクリ葬儀屋が多いし多重計上するところも アワワワ!
おかげで正統派のところも大打撃
葬儀屋さんが自ら行動して開拓するにも打つ手なし
本当にそうなのか?
近いかも。
でも、実際、収益をあげているところもがあるが、あと10年から15年もしたら自滅するだろうと私は見ています。
なぜなら多死社会に向けて昨年から過剰に建て始めた葬祭場建設の負債が押し寄せてくる。
とくに互助会系列は割賦販売で預かったお金の50%しか保有しなくていいから、軍資金として使ってしまう。
返金を求めたら手数料を取って割り引いた金額を返金する。
会員全員が返金をもとめたらパンクするのが互助会システム。
銀行だってそういうことはしないわ!
普通に真っ当な葬儀屋さんはどうしたらいいのか?
アナログで攻めよう!
今、当社は葬儀・葬送ビジネスという特殊な業界において、いかに効果的なマーケティング戦略を立て、顧客にサービスを届け、そして競合の中で生き残るかを考察しています。
中心となるのは、「認知度向上」「ストーリーテリング」「差別化」という3つの要素です。
その中で、認知度向上の重要性、対面コミュニケーションの重要性、告知の難しさがあります。
ディレンマとして、人に知ってもらうために人を集めたいが、知らない人のところには人は集まらない。
そこが広告の力でありますが、どうやって認知度を高めるか。
更にお客様一人ひとりのご葬儀に、故人のストーリーの展開も必須です。
マーケティングにおいて、単なる「話題」だけでなく、人の心に響く「ストーリー」が不可欠です。
それにより、より温かみのあるご葬儀を提供することが可能です。
ストーリーというのは人の興味を引く要素です。
人は知らないことに興味を持ち、「なぜ?」と問いかけます。
ポイントは魅力的であることで、結果的に感情に訴えることです。
遺族から話を伺って、開式の10分前のタイミングで結婚式みたいに心に残る故人さまのご紹介などをされてみてはいかがでしょうか?
葬儀がコモディティ化した時代です。
みんなが小さなお葬式に頼みます。
小さなお葬式は葬儀社ではありません。(アルファクラブに買い取られたけど)
ここは単なるブローカーです。
コモディティ化した市場では差別化は当然ですが、会社から遺族への心遣いが重要ではないでしょうか。
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