今週、身近で感染が2件ありました。
孫の通う保育園の保育士がコロナに感染されたと娘から連絡がありました。
先生が担当される0歳児の園児へ感染し、その母親もPCR検査の結果がプラスとなりました。
孫娘も濃厚接触者ではないか?と保健所から言われ、保育園は休園状態になっています。
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身近で2件同時に感染者発生
下の孫が通う保育園の保育士さんがコロナに感染されたと連絡があった翌々日、非番の妻へ病院から電話。
同じ病棟の看護師さんがコロナに感染されたとの連絡でした。
妻は10日前に、この看護師さんと夜勤をしており、かなり低いものの感染した可能性がかんがえられます。
病院はどんな対応をするの?と私が妻に聞くと
「病棟が隔離となり、入口と出口が限定され、更衣室と休憩室も病棟内に作られて、他の病棟の職員さんとは接触しないようになる」
との説明してくれました。
妻は連休だったので、本日の朝早くに出社しPCR検査を受け、結果がマイナスだったので、そのまま勤務に就いたようです。
近くで感染者が発生する話はこれまでも聞いてきましたが、私の身内が2人も同時に濃厚接触との疑いが掛けられ、コロナ感染の波打ち際に私たち家族が立たされていると実感しています。
0歳児感染が身近で起こりました。
保育園に通う0歳児さんが、PCR検査でプラス結果を受け、同じクラスの0歳児さんは全員濃厚接触となりました。
これまで感染はしないと言われてきた、幼児への感染が確実に始まっています。
そして、重症化するケースも数は少ないですが発生しています。
デルタ株の感染力と増殖力は、予想を上回る強力なものへ進化したようです。
日本人の多くは、安心材料へのアンテナ感度は非常に高く、不安材料はあまり記憶に残らない傾向にあると、私は分析しています。
「幼児は感染しない」「子どもは感染しても重症化しない」「若年層は感染しても風邪程度の症状が多い」
今まで、こんな楽観論が報道で流れ、人々の脳へインプットされてきました。
今こそ、古くなってしまった、コロナウイルス関連の思い込みをアップデートしなければならないのです。
常に最悪を想定しない国策に頼れない現状
デルタ株が発生した当初、その封じ込めに成功したとの報道が流れました。
「そんなカンタンに封じ込めるわけないでしょ」
ほとんど諦めた感情を露わに、私はテレビのアナウンサーを怒鳴りました。
昨年の今頃「ウイルスの変異は自らを存続することが目的であり、感染者を殺したりしない」なんて、変な進化論が流れました。
「頭脳を持たないウイルスが、感染する人間の命について考えることがあるものか!」
強い、強い憤りを感じたことがありました。
私は、楽観すべきではないと訴えてきましたが、「心配しすぎやって」と何度も何度も窘められてきました。
コロナウイルスの感染拡大を縮小させるもっとも効果的な方法があります。
それは、
「あなたの中にあるコロナ情報をのアップデート」
なのです。
野戦病院は間に合うのか
このコロナウイルス感染が始まった頃、中国の武漢でプレハブで作られた大きな病院が、僅か10日間で建設されました。
日本のニュースショーは、武漢の病院設備のレベルが低いと言い尽くし、挙げ句の果てに「掛け布団が重そう」というコメンテーターの言葉に、キャスターが相づちを打っていました。
批判することはカンタンです。
しかし、我が身の事となれば、なかなか同じ事は出来ません。
しかし、この中国の対応を今振り返ると【危機的な状況を乗り切る最善の方法】であったと、私は思っています。
日本には、この規模の野戦病院をこのようなスピードで建設する技術はあります。
しかし、今の日本にはこれを建設を命ずるリーダーがいないのです。
あの使えない「アベノマスク」は生産され、郵便屋さんの手を使い、各戸に配れたのにです。
日本は今、有権者として貴重な経験をしています。
野戦病院の建設
政治の事は書かないと決めて、1回だけ掟破りをしましたが、また掟を破ります。
野戦病院建設の準備を始めると話した大臣、何時までに建設するのかは明言しませんでした。
一部の医療機関のみで、コロナ患者に対応している現状を、2年目の感染拡大でも今だに対応できず「病床逼迫」と言い続けています。
この責任は、確実に政治にあります。
政治を引っ張るリーダーとは、如何なる人物が相応しいのかを考えずにいられません。
投票率30%台の選挙で政治家が決まる、日本のこの現状を、しっかりと記憶に留めておかなくてはなりません。
「誰がやっても同じ」と諦める前に
他国の一部のトップが最悪に備えて準備している事実を、もっと世の中に知らしめて、お手本を知るべきなのです。
徳川慶喜は、西周に大政奉還後の「憲法」の基盤を考えさせ、明治の礎を築きました。
西周はオランダで法学・哲学・経済学・国際法などを学び、日本に新しい常識を持ち込んだ人です。
井の中の蛙は、大海にでて先進的なものを学ばねばならないのです。
変化を嫌い、自らの技術が世界で唯一優れていると信じている国民性を崩す、カルチャーショックが必要なのだと思います。
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