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2024年に行って良かった美術展3選

こんばんは、いかフライです。
大晦日が近づいてきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

部屋で掃除をしていると、積み重なっている本が目に留まってしまい、勇気を持って何冊かまとめて中古で売ることにしました。

相変わらず新しい本は定期的に欲しくなるため、
本の入れ替えをするためにも手放すことに決めました。読まない人の手元にあるより、読む人の手元にあった方が絶対良い。本も循環が必要かと思います。もちろん、手放せないお気に入りの本は、手放す本以上にあります。
本の買い取りサービスを使ってみて、良ければnoteでもご紹介をしたいと思います。

2024年も様々な美術展に足を運びました。
どの美術展も個性的で面白く、最近になって美術雑誌を扱う「美術手帳」のオンライン会員になるほど、美術鑑賞がより好きになりました。
3つに絞るのは大変ですが、特に印象に残った美術展をご紹介します。

1、「村上 隆 もののけ京都」/ 京都市京セラ美術館

初めて、美術展を目当てに遠征をしました。
「村上 隆 もののけ京都」は京都×ポップアートという意外性があったからか、テレビや雑誌などのメディアでとても反響があった美術展だと思います。

村上隆さんの作品を実際に見たのは初めてでしたが、「フラワー」を中心にしたポップアート作品は、見ていてワクワクしました。
作品はカラフルなだけではなく、金や日本画といった京都の要素が盛り込まれ、和とポップアートが良いバランスで調和していました。

また、大胆な筆のタッチで描かれた龍や四神の作品を見て、「ポップでキュート」という村上隆さんの作品に対するイメージが変わりました。
魅力的な作品を、京都という特別なロケーションで見ることができ、思い出深い美術鑑賞になりました。

美術展の感想や、京都を散策した様子を3回に分けて投稿しました。
京都や旅が好きな方にも、読んでいただけたら嬉しいです。

2、五十嵐靖晃「海風」/ 千葉県立美術館

夏の日差しが照りつける暑い日に、千葉の海沿いにある千葉県立美術館に行きました。
今までインスタレーション作品を意識して見たことがなかったのですが、五十嵐靖晃さんの作品を見てとても興味が湧きました。

今まで「作品は1人のアーティストの手によって創られるもの」という固定概念がありましたが、五十嵐靖晃さんの作品は、地元の人々や有志の一般の方の協力を集めて作られていました。

広いスペースを利用した作品はどれも圧巻で、作品制作のドキュメンタリービデオでは、島1つを作品スペースとして利用するような大規模な作品も見ることができました。

「海風」展の魅力は、作品が美術館を飛び出して近隣の様々なスポットに展示されていたところです。
まさしく千葉の海風を感じながら、作品を鑑賞するために宝探しのように周辺を散策しました。特に網を使った作品が海風に揺られている光景は、美しくて印象に残りました。

下記の記事でも「海風」展の感想をまとめています。

3、田中一村展 / 東京都美術館

高校の美術の教科書の表紙絵で印象に残っていた、田中一村さんの奄美大島の絵。
大規模な展覧会で奄美大島を題材にした絵をはじめ、様々な作品を見ることができました。

色鮮やかで独特な色彩のイメージがあったため、中国画をルーツにした作品や旅先で描いた作品を見て印象が大きく変わりました。
植物を描いた作品が特に印象的で、屏風に描かれた赤い椿の絵は金屏風と相まってとても美しく、立ち止まってゆっくりと眺めたくなるような作品でした。

機会があれば「奄美大島にある記念美術館に行ってみたい!」思うような、魅力的な展示会でした。

週末エッセイにも、美術展の感想を書いています。

     ◆     ◆     ◆

ご紹介した3つの展覧会以外にも、森美術館の「キース・へリング展」、SOMPO美術館の「北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」展、東京ステーションギャラリーの「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」展などなど、見ごたえのある美術展が多くありました。
最近では麻布台ヒルズ ギャラリーの「ポケモン×工芸展」もとても印象に残っています。

来年も魅力的な美術展に行き、特に気に入った美術展については引き続きnoteでご紹介をしていきたいと思います。美術に関わるボランティアなど、記事の投稿以外のことにも挑戦してみたい…!と思う今日この頃です。
美術についてもっと知りたいと思うことができた1年間でした。

来年もnoteでお会いできると嬉しいです!

ヨックモックミュージアムカフェで飲んだ美味しい珈琲。
今年もお疲れ様でした。













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