いくRa

芯の部分の優しさはクズという強いバリアで覆われている、そんな人間です。

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芯の部分の優しさはクズという強いバリアで覆われている、そんな人間です。

記事一覧

任意同行

人間は愚かだ。 平凡な生活が何より幸せなのに、もっともっとと欲を欲する。 整形してもまた他のところが、気になって整形。 普通のご飯は美味しくない、もっと美味しい…

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いくRa
3週間前
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新婚1ヶ月の嫁さんが、出産で死にかけた話2️⃣

シャコは苦虫を踏み潰したような顔でおれを見つめながら、 といい、ワンボックスは颯爽と国道へ走り出していった。 19時半 嫁から、子宮口が8,9センチくらいになって…

いくRa
1か月前
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新婚1ヶ月の嫁さんが、出産で死にかけた話1️⃣

6月26日 前妻と公正証書を締結しに、公証役場まで行く。 しぶる前妻を得意の演技がかった説得。 別れた後、その足で◯◯市役所へ離婚届を出しに行く。 どきどきの1時…

いくRa
1か月前
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人生をやり直したくなった恋の話①

最後に六本木の彼女の家を訪れてから、3週間の 月日が経過していた。 あれから街はすっかり秋の彩りになっていた。 木々はすっかり黄金色に染まり、冬の訪れを 歓迎する…

いくRa
4か月前
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いくRaとはどんな人間か。

ちなみにマジで、めちゃくちゃはおじさんしか使わない言葉らしいです。 https://news.yahoo.co.jp/articles/b5e4e75562e1763d8a0e82ea168ef448f25d8f28 こんにちは。 いく…

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いくRa
7か月前
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真摯な女と身勝手な男の話。

一昨年の夏の暑い日だった。 地球が怒っていると思われるほどの 異常な暑さは続いていた。 下の子が学校から帰ってきて、友だちが家に呼びに来るから! といい、あーそう…

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いくRa
9か月前
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任意同行

任意同行

人間は愚かだ。

平凡な生活が何より幸せなのに、もっともっとと欲を欲する。

整形してもまた他のところが、気になって整形。

普通のご飯は美味しくない、もっと美味しいものが食べたい。

生活は不自由ないのに、もっといい生活がしたい。

このような気持ちになった人たちは、大事なことが抜けている。

それは生活が安定している、その基盤の上でのコメントなのだ。

では、その生活を脅かす出来事が、当然降り

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新婚1ヶ月の嫁さんが、出産で死にかけた話2️⃣

新婚1ヶ月の嫁さんが、出産で死にかけた話2️⃣

シャコは苦虫を踏み潰したような顔でおれを見つめながら、

といい、ワンボックスは颯爽と国道へ走り出していった。

19時半

嫁から、子宮口が8,9センチくらいになってきた
もう少しで娘に会えるとLINEあり。
助産師さんに痛みに強いと言われているとのこと。

おれは、シャコ相手が原因の脳疲労と
待ち時間の長さにより少し緊張感が薄れてきており、
さほど興味のないオリンピックを見ながら、ぼーっとして

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新婚1ヶ月の嫁さんが、出産で死にかけた話1️⃣

新婚1ヶ月の嫁さんが、出産で死にかけた話1️⃣

6月26日

前妻と公正証書を締結しに、公証役場まで行く。
しぶる前妻を得意の演技がかった説得。
別れた後、その足で◯◯市役所へ離婚届を出しに行く。
どきどきの1時間を経て、受理される。

7月7日

某県某市にて、今の嫁さんと入籍。
妊娠10ヶ月目の臨月。

7月22日

前駆陣痛が始まる。

7月30日

予定日。
前駆陣痛は続くが、産まれる気配なく。
のんびりやだねぇなんて言いながら、
気ま

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人生をやり直したくなった恋の話①

人生をやり直したくなった恋の話①

最後に六本木の彼女の家を訪れてから、3週間の
月日が経過していた。

あれから街はすっかり秋の彩りになっていた。

木々はすっかり黄金色に染まり、冬の訪れを
歓迎するかのように、落ち葉のじゅうたんが
敷かれていた。

俺は落ち葉のじゅうたんをかき分けながら、
季節感のない夏用のNIKEのシャワーサンダルを
履いて、いつもの散歩しながら、
Spotifyのソングリストをタップした。

俺が彼女と初め

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いくRaとはどんな人間か。

いくRaとはどんな人間か。

ちなみにマジで、めちゃくちゃはおじさんしか使わない言葉らしいです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5e4e75562e1763d8a0e82ea168ef448f25d8f28

こんにちは。
いくRaです。

私のツイートをいつも見ていただきありがとうございます。
界隈に入り、3年が経ちました。

さて、今日は米を3合食べてしまったので、私がどんな
人間か

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真摯な女と身勝手な男の話。

真摯な女と身勝手な男の話。

一昨年の夏の暑い日だった。

地球が怒っていると思われるほどの
異常な暑さは続いていた。

下の子が学校から帰ってきて、友だちが家に呼びに来るから!
といい、あーそうかなんて呑気に答えていた。

いつもの日常だった。

おれは、17時からアポが入っていて、そろそろ出かける準備をしようと
思った矢先、ピンポンがなった。
次男が友達かと思い、インターホンの画面を見た。

誰かとは知らずに。

M子とは

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