昇進試験(小論文)の書き方 〜課題と解決施策の選定方法〜
[お知らせ] 2024年1月7日
この記事の内容も含めた完全版の記事を作成しました
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「あなたが重要と考える自組織の課題と、それを解決するためにあたながとる解決施策を論じなさい」
昇進試験の小論文でこのようなテーマがのように与えられたけど、次のように悩む方も多いのではないでしょうか。
具体的にどんなものを書けば昇進試験に相応しいのかわからない
どうやって課題と解決施策を決めればいいかわからない
どれだけのボリュームと具体性を求められているのかわからない
今回はそんな悩みに答えます。
[筆者の経歴]
私自身、ココナラでさまざまな企業の昇進試験の小論文添削を60回以上行っています。
自分自身も大企業の会社員として昇進試験を受けてきました。受験の際に全力で対策した経験をベースにしています。
その経験を踏まえて、多くの人が悩むポイントを踏まえつつ、小論文の書き方の全体像を説明していきます。
1. そもそも昇進試験で何を求められているかを確認
まず課題と解決施策を抽出する前に、大前提として昇進試験では受験者に何が求められているのか理解しておく必要があります。
結論は"昇進するに相応しい人材であること"が求められています。
「いやいや、そんなの当たり前じゃないか」と思われる方も多いでしょう。たしかに言葉にしてしまえば当たり前なのですが、この"昇進するに相応しい"が何なのかしっかり腹に落として理解できていない人もいます。
"昇進するに相応しい人材"が何なのか深掘りすると、昇進後に期待される仕事をしてくれる人材です。
より具体的すると次のような人材です。
マネージャー視点を持って行動できる人材
自組織の役割を理解し主体的に動ける人材
重要度の高い課題を選定して実際に解決に導ける人材
逆に次のような人はいくら論理的な文章をかけても、昇進からは遠いことでしょう。
マネージャー視点を持てず、いつまでもプレイヤー視点の人材
自組織の役割を理解できず他の人任せの要望ばかりの人
優先度の低い課題ばかりを並べて重要なものを選べない人
この前提を踏まえた上で、以下では業務の現状分析方法・課題の抽出方法・解決施策の書き方を説明していきます。
2. 業務の現状分析と課題の抽出方法
大前提を把握したところで、次は現在の業務を分析して課題を抽出する方法とその書き方について解説していきます。
業務の現状の分析する方法
あるべき姿に対して、現状がどのような状態かを考えます。分析方法そのもののフレームワークは多数存在するのでここでは割愛します。
以下の観点で考えてみるとよいでしょう。
【自分のこれまでの取り組み(解決施策)から逆算する】
すでに結果があったり実行中のものがある場合まだ解決していない課題でOK!今取り組み中のことの延長で解決できるビジョンを提示する
【会社が求めているものから逆算する】
営利企業として求められている一般的なものから、自分の仕事がどう関与するのか考えるとよいでしょう。
売上UP
業務の効率化
働き方の多様化
品質
コンプライアンス/サステナビリティ
【自分のキャリアから逆算する】
それでも課題が思いつかないという人
転職していたり、独自の経験が積み重なっている場合
自身の独自の観点から探すことで、血の通った具体的なものになります。
チート:現状と課題のサンプル
先で現状と課題の流出方法を記載しましたが、私がこれまで多くの小論文を添削した結果、課題はだいたい以下で紹介するどれかに集約されます。
なので、そこから選ぶというのも一つの提案です。
小論文試験というのは、昔からある試験であり、多くの過去事例が存在しています。
課題をゼロベースで1から考えるのも良いとは思いますが、実際の例を眺めてみて、自分の業務に当てはまりそうなものを選ぶと良いでしょう。
※これ以降は有料とさせていただきます。
なお、この内容に加えてさらに有益な情報(過去の添削事例やそれをベースにしたチェックリストも含む)をまとめた記事(以下URL)もありますので、そちらもご覧ください
https://note.com/it_leader_promo/n/n58a80c39518a
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