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「ドラクエ」シリーズの思い出のBGMを並べとく

【はじめに】
この記事では、ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズの思い出のBGMなどについて振り返っていきたいと思います。

※なおこの記事は、先日公開した(↓)「すぎやまこういち」先生の追悼句(すぎやま忌)に続く、追悼記事の第2弾の扱いです。

1986/05/27『ドラゴンクエストI』

ファミコンでプレイした訳ではないですが、ナンバリング作品としては個人的に初期にプレイしたので、思い入れあります。

◎序曲

◎街の人々

◎広野を行く

1987/02/16『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』

ドラクエ1から半年余りでの発売だったことを知ったのは、小学生の頃に見た雑誌だったと思います。僅か1年足らずでここまでクオリティを上げてくるのか! と衝撃を覚えた記憶があります。

◎Love Song 探して

リアルタイム世代には絶大な支持がある「Love Song 探して」は、そういう方々がラジオへ熱心にリクエストを寄せていた記録を通じて楽曲を知って、徐々に「名曲っぷり」にのめり込んでいった感じの楽曲でした。

◎果てしなき世界

ムーンブルクの王女が仲間に入ってからのBGM……というのは、初見プレイ時は全く意識していませんでしたが、曲名『果てしなき世界』というのも、3人での旅だということも含めて、まるでゲームの広大な世界を疑似体験をしているかのような錯覚に陥らせてくれます。

攻略本や小説版ドラクエ2を小学生時代に読んでいたことも影響しているのかも知れませんが、フィールド屈指の名曲だと昔から思っていますね。

◎この道わが旅

どんなゲームでもエンディングは感動する名曲を揃えるという風な穿った見方をしてきた私。しかし、今から10年ほど前、すぎやまこういち先生が80歳の傘寿さんじゅを迎えて「気持ちは30(歳)さんじゅう」と語った『題名のない音楽会』でのオーケストラアレンジを聞き、感極まってしまいました。

すぎやま先生が卒寿をもってお亡くなりになった今こそ『この道わが旅』を改めて聞きたいと思います。

1988/02/10『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』

「社会現象になった」というのを寧ろ聞かされて育った程度にリアルタイムとは若干のタイムラグがある私にとって、DQ3をプレイしたのは、かなり後になってからでした。

ただ、社会科などで「世界地理」や「世界史」を知るにつれ、その世界観の(多少雑ではあるものの)構築ぶりに、まるで全世界を旅しているかの様なワクワク感を覚えたのを鮮明に覚えています。

◎冒険の旅

◎ジパング

プレイ時はそこまで名曲だと思って聞いていなかったのですが、DQ11だったり、「プレバト!!」でのまさかのBGM起用だったりを通じて、繰り返し聞いているうちに、その中毒性にハマってしまいましたww

◎村

「村」と名を冠したBGMの中では、DQ3のこの曲がかなり好きです。

◎おおぞらをとぶ

そして、画面は2Dとはいえ、ラーミアの登場によって世界が「3D」の様に高さを持ったのを印象づける『おおぞらをとぶ』。これもアレンジによって魅力が変化してくる所が、楽曲の持つ良さなのだと思います。

1990/02/11『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』

キャラクターが一貫した作品を多くプレイしてきたこともあってか、「IV」の章立て構成は慣れるのに時間が掛かり、初見プレイ時はイマイチ乗り切れないまま5章まで来てしまった感じでした。

◎街(街でのひととき)

「DQ4」の方の「街(街でのひととき)」みたく、章に関わらず作品を彩ってくれる音楽が、心の安心感につながった様に記憶しています。

◎おてんば姫の行進

各章のメインBGMの中では「おてんば姫の行進」が好きだった気がします。

◎勇者の故郷

そして第5章の「勇者の故郷」は、後の作品でも「DQ4」を象徴するBGMとして再起用されていますし、耳馴染みがプレイ時から良かった気がします。

1992/09/27『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』

「天空の花嫁」はSFCにハードが進化したことをはっきりと反映していて、かなり楽しくプレイしていた良い記憶があります。幼少期を中心にストーリーに暗い部分が幾つもあるのですが、総じて記憶に残っているのは、家族と過ごした幸せな時間です。

◎街は生きている

◎カジノ都市

競馬好きになる前から「スライムレース」の賭けの画面は何となく好きでしたが、過去のシリーズと比べても、この「カジノ都市」というBGMが非常に耳触りが良く、幾らでも入り浸れる感じがしましてww

何となく「カジノ」というものに実際に訪れている感じがしたり、外観から「カジノ」っぽさがネオンに表れていたり、嫌な外の世界のことを忘れさせてくれる感じだったりが特に印象に残っています。

◎聖

幼少期から青年期へ至るに掛けて「聖(ひじり)」というBGMが良く流れる時期がありました。この厳かな感じのBGMを好きになることはあまりなかったのですが、この「DQ5」に関しては非常に好きでした。

◎死の塔

同じく、ダンジョンや戦闘BGMよりかは、ポップス寄りでキャッチーな「街」や「フィールド」のBGMを好む傾向が強い私ですが、「DQ5」での『死の塔』は譜面的にも高低差がはっきりとしてて「塔」というダンジョンにピッタリだと感じていました。「不穏」な感じすらときに心地よくさせる「すぎやま」先生のダンジョン音楽です。

1995/12/09『ドラゴンクエストVI 幻の大地』

実は最初にプレイしたのは叔父の家だったという「DQ6」は、当時から大好きなゲームでしたが、一人で全クリをしたのは「DS」リメイク版でした。
故にDSアレンジの方が好きな曲もありまして、そちらは後述しております。

◎木洩れ日の中で

何をおいても、DQ6における傑作だと感じるのは『木洩れ日の中で』です。街のBGMの中でも、ダントツに好きです。

◎ぬくもりの里に

◎さすらいのテーマ

いわゆる「下の世界」のテーマソング。「上の世界」と比較した時にSFC版では「さすらいのテーマ」の方がリズム感が好きでしたね。

◎敢然と立ち向かう

戦闘BGMは、この記事では積極的に選ばないようになっているのですけど、この『敢然と立ち向かう』はどうしても取り上げたいと思います。

ゲームの前半の『因縁の相手』に文字通り『敢然と立ち向かう』感じが非常に良く出ていて、ボス戦BGMの中でも強く印象に残っています。

◎精霊の冠

最後にバーバラを思い出させる『精霊の冠』をご紹介させてください。どちらが現実でどちらが現実でないか。何が夢で、何が「幻の大地」か。2つの世界を1つのゲーム内に盛り込む壮大さ、ゲームの全容を知った時に衝撃を受けた覚えがあります。

1998/09/25『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』

折からの『たまごっち』ブームや『ポケットモンスター』の爆発的人気に伴う『ゲームボーイ』の復権に伴い、「DQ7」の発売が延期となる間にゲームの世界は一変しました。

『デジモン』と同様、『ポケモン』のパチモンだなどと言われる憂き目を、我々より下の世代は言っていた様な気もしますが、「ドラゴンクエストモンスターズ(DQM)」シリーズは、のめり込む面白さがありました。

◎間奏曲(インテルメッツォ)

ゲームボーイでの「リメイク」に先駆けて、小型ゲーム機からドラゴンクエストのテーマが流れてきたときの衝撃は強く覚えています。

そして、そこから続く「間奏曲(インテルメッツォ)」も、何となくGBの8bitというかキラキラとした高音が印象に残っています。

◎テリーの世界

右も左も分からない状態で、王様の前に呼ばれたと思ったらば、イソイソと去っていき後はお好きにという感じが、従来の『ドラクエ』とは少し違った自由さを(多少)感じました。

◎楽しい出逢い

そしてこの「DQM」ならではの魅力だったのが『配合(はいごう)』という制度。モンスター2体を両親に子どものモンスターが生まれ、それぞれの親の特徴などを継承していく。その期待感のBGMにはピッタリな楽曲です。

ポケモンにしたって、子どもが両親と全く異なるモンスターとなるゲームは殆どなかったので、「ドラクエ」のモンスターの多さと、配合の不可逆性は大人でも熱中できたと思います。

少なくとも、攻略本が無ければ、満足にゲームを進行することもままならなかったと感じていました。まして「攻略ウィキ」など殆どない時代ですし。

◎果てしなき旅

「トルネコ」など前例が無い訳ではないのですが、この「DQM」では一つのフィールドを旅するのではなく、「旅の扉」で異世界に転送され最下層以外は『ローグライクゲーム』で、毎回異なるマップとなるのが特徴でした。

「DQ2」で紹介したBGMに『果てしなき世界』がありましたが、QMでは、それをオマージュするかの様に『果てしなき旅』という曲名です。「旅は永久に終わらない」という感じが楽曲からも感じられますね。

◎モンスターとの戦い

配合のためには、目的のモンスターを仲間にするまでゲームを止められないという「のめり込み」要素が出た結果、ナンバリング作品に比べて、戦闘BGMを聞く頻度は多かった様に感じます。

GBの音色・音質もあってか、この『モンスターとの戦い』は、どことなく、モンスター同士の戦闘に楽しさを感じます。

2000/08/26『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』

待ちに待った「DQ7」。私は最初、家にプレイステーションがなかったので、市内に初めて(?)できた漫画喫茶を訪れて、そこのプレステで「DQ7」を初プレイしました。

『エスタード島』の遺跡から抜け出すのに、考えられない程の時間を要しましたが、そこからの旅のまあ長いこと長いことww プレイステーションという当時の最新鋭のスペックのハードに、気合が入り過ぎたんでしょうww

◎のどかな家並

生まれ故郷の「フィッシュベル」などもこのBGMだったと思います。文字通り『のどかな家並み』に懐かしさを覚えるこの曲は、DQ7における数少ない癒やしです。

◎失われた世界

ボスを攻略できていない「世界」は、薄暗くモンスターが跋扈しています。そこを流れるBGMのゆったりとした物悲しさは、ゲームを象徴しています。

◎足取り軽やかに

対して、ボスを倒した後の世界は、人々も含めて非常に晴れやかで、モンスターに襲われる心配もなく、まさに『足取り軽やかに』といった感じ。平和な世界を徐々に取り戻しているという実感があるのは、従来のナンバリング作品には乏しかった要素かも知れません。

2001/03/09『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵』

私の当時の情報網では、「DQ7」を半年でクリアすることは困難だったと思います。故に、一旦「DQ7」を離れ、この「DQM2」に集中することが出来たのは結果オーライだったかも知れません。

時間はあっても、技量や根気に乏しい若かりし自分には「DQM2」のカラーの世界でさえ、あまりにもまばゆく見えましたから。(逆にDQ7は暗すぎてww どんどんテンションが下がっていくんですww)

◎平和な街

◎勇気を持って

◎天空の世界

幾つか専用のBGMが設けられた「DQM2」。
序盤に流れた専用のフィールドBGMは全部メロディーを覚えているのですが、その中でも何か強く印象に残っているのが、この「天空の世界」です。

2004/11/27『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』

「DQ7」がストーリーが膨大、悪くいえば「冗長」だったのに対し「DQ8」は従来の世界観をリアルな映像で描ける様になった感じ、いわば新ハードで原点回帰した様な感じがしました。

◎広い世界へ

DQ2の『果てしなき世界』、DQMの『果てしなき旅』と似たネーミングの『広い世界へ』ですが、これもこれで絶妙な曲名づけ。

フィールドの画面から「広さ」を奥行きとして感じられ、それをBGMからも感じ取れるのが流石の一言でした。

◎大平原のマーチ

2009/07/11『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』

「DQM」などで携帯型ゲーム機の手軽さは感じてものの、ナンバリング作品で「DQ7」・「DQ8」と重厚感とリアリティの強いものが続いた中での続編となる「DQ9」は、どことなく『粗さ』が目についてしまった印象でした。

◎仲間とともに

2010/01/28『ドラゴンクエストVI 幻の大地(DS)』

寧ろ、過去のナンバリング作品の「リメイク版」が「DS」で発売されると、私生活が少し落ち着いてきたタイミングだったこともあり、かなり熱中してプレイしていました。

15年ぶりに昔を思い出してプレイした「DQ6 (DS)」は、ドラクエ熱が再燃するキッカケとなった作品で、ゲームサントラの魅力を再発見させてもらいました。

◎木漏れ日の中で(in the town)

街のBGMは比較的原曲に近いアレンジで安心安定の名曲として聞けました。

◎もう一つの世界(DS)

一方、「上の世界」のフィールドBGMは、原曲よりも若干アップテンポになり、楽曲としてはこちらの方が好きです。

◎ハッピーハミング(DS)

また、きっと世間の意見とは逆行するのでしょうが、カジノのBGM『ハッピーハミング』は、オーケストラVer.をベースにした「DSアレンジ」の方が、個人的には断然好きです。『ハミング』要素が無くなってしまいましたが、そうした予備知識を取り除けば、純粋なオシャレなカジノBGMに変貌です。

◎フォークダンス(DS)

個人的には、ドラゴンクエスト史上最も好きなキャラクターが「ターニア」です。(これは申し訳ない。ある種、幼少期の初恋みたいなものでして。)

ゲームのスタート地点である「ライフコッドの村」で良く流れたBGMである『フォークダンス』は、何か優しい気持ちになれるBGMです。全シリーズを通じて「イベントBGM」を1曲選べと言われたら私はこれかも知れません。

2012/08/02『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』

オンラインゲームという触れ込みでしたが、そこに強い抵抗感があった私は「DQ10」に殆ど触れることなく時が過ぎてしまいました。『思い出の』という記事の主題からすると、ここは選出せずにおきます。

2017/07/29『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』

11作目というある種の節目において、事前発表の段階から、「ドラクエ1」など過去作の『集大成』の様な作品になるとの触れ込みがあったので、私も久々にナンバリング作品に期待をしていました。

結果的には、期待をも上回る様な感動と興奮を味わえ、ソーシャルゲームが隆盛を極め始めた2010年代後半において、携帯型ゲーム機や据置型ゲーム機でプレイする楽しさを再発見できたような作品でした。

◎勇者は征く

◎ひるまぬ勇気

「DQ11」は、ストーリーも世界観もあまりにも壮大でしたし、各キャラクターも演出も全てが魅力的で私の様な素人には大満足の作品でした。そして懐古厨のきらいがある人間にとっては、過去の名シーンが再現される辺りや過去作のBGMが復刻される辺りに一々感動させられていました。

(未定)『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』

「すぎやまこういち」先生の遺作となるであろう「DQ12」を楽しみに待ちたいと思います。

To Be Continued...


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