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折々noteうた(2022/02/19)

『春の風バスを待とうか歩こうか』

柴田理恵

プレバト!! 2015年2月19日放送分で、梅沢さんを破り、柴田理恵さんが78点という高得点で1位を獲得した作品。番組初期の才能アリの全作品の中で、第4位という高評価でした。

兼題は「菜の花とバス停」でしたが、『菜の花』を描いていません。しかしバス停を切り取ったことはすぐに分かります。詠み手の2択の悩みを後半で共有できるからです。

バス停前での独り言でしょうか、それとも独白モノローグでしょうか、或いは仲間に投げかけているのでしょうか。想像が膨らみます。
『待とうか歩こうか』という口に出したくなるリズムも春にピッタリです。

そして、上五の季語。同じ春の風の季語でも、例えば「春嵐(や春一番)」だとネガティブな感じの句になります。これが取り合わせる時の季語の選択の重要さです。『春の風』には、他の季語より『暖かさ』を強く本意として持っている印象を受けますよね。

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