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未知の世界に触れる喜び。人との出会いで生まれる熱量が自分をアップデートしてくれる

TikTok や Youtube などの動画SNSが流行する中で、プロか否かに関係なく、世界中で多くの人がダンスを楽しんでいる光景を目にすることが増えました。

日本においては 2012 年より中学校の保健体育でダンスが必須となり、2001 年には 7 万人だった国内のダンス競技は 615 万人にまで成長。2020 年には日本初のプロダンスリーグ「D.LEAGUE(Dリーグ)」が発足され、2024 年に開催される国際的大会ではブレイキン(ブレイクダンス)が正式種目となりました。

今回の Yenta ユーザーインタビューでは、ダンスを活用したイベントやコンテンツを制作している株式会社アノマリーの櫻井翔さんが登場。ダンスに対する思いや、Yenta の活用方法についてお伺いしました。

株式会社アノマリー 櫻井翔

小学生の頃に見たバラエティ番組をきっかけにダンスを始める。明治学院大学を卒業後、人材会社の営業職に従事。「ダンスを盛り上げたい」との思いから、2018 年に「ダンスで世界を変える」をビジョンとする株式会社アノマリーに所属。

枠を飛び出した先で得た、未知の世界の人との出会いと多角的な視点

─ 最初に自己紹介をお願いします。

櫻井さん:
株式会社アノマリーのメンバーとして、ストリートダンスをメインとしたコンテンツ制作を行っています。具体的には、仕事を獲得することから企画立案、実行まで一貫して担当しています。役職がないため一人当たりの裁量が大きく、さまざまなことに挑戦できていますね。

─ もともとダンスに興味があったのですか?

櫻井さん:
はい。小学校高学年くらいの時に『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)で、ナインティナインの岡村さんとガレッジセールのゴリさんがブレイクダンスでバトルしているのを観て、衝撃を受けたんですよ。そこから自分もブレイクダンスを始めました。ただ頭を軸にして回るヘッドスピンができなかったため、半年で諦めて(笑)。その後は筋肉を弾いてロボットダンスのような動きをするポップダンスに転向しました。

─ なるほど。大学を卒業した後、すぐにアノマリーに就職されたのですか?

櫻井さん:
いえ。新卒で人材会社に就職し、営業をしていました。ただ情熱を持って仕事に向き合えていたかと言われると、答えは NO ですね。何とか仕事を楽しくしたいと思い、ダンスで構築されたコミュニティを活用して採用する企画を提案したものの、うまくいきませんでした。当時は今ほどダンスが浸透しておらず、興味を示してくれる企業が少なかったんです。大多数が「ダンスは不真面目でチャラチャラしてる人が多いのでは?それよりも野球部やラグビー部など体育会系の学生を採用したい」といった意見でした。

そういった意見に触れていく中で、次第に仕事へのモチベーションが下がってしまい……。もともと独立志向もあったため「若いうちに何かしたいな」と考えていた時にちょっとしたご縁があり、2016 年に音楽レーベルを立ち上げることになったんです。

─ 一度独立されていたのですね。

櫻井さん:
はい。ただ、音楽業界で仕事をするようになったことで、ダンスの立ち位置がフロントにないことをより強く感じるようになりました。 多くの場合、ダンサーは歌手の後ろにいます。エンターテイメントにおいてもダンサーが主役になることは難しいのだとわかった時は悔しかったですね。

なんとかできないかと思った時に、たまたまアノマリーの募集を見かけて、会社に連絡したことをきっかけに 2018 年に入社することになったんです。

─ Yenta を使い始めたのはアノマリーに入った後ですか?

櫻井さん:
そうですね。2019 年の春頃に始めました。最初は新しい仕事が生まれたら良いなと思っていて、決裁権のありそうな社長や役員クラスの方とお会いすることが多かったですね。と言っても、 Yenta での出会いが仕事に繋がったことはありません(笑)。

─ そうなのですね(笑)。それでも続けていらっしゃる理由は何なのでしょうか?

櫻井さん:
同じ枠組みの中の人とだけ話していると、視界が狭くなってしまうと気づいたからですね。Yentaでお会いした方と話していると「若年層を欲しているのであれば、広告としてダンスを活用できるのではないか」「この業界はダンスとの相性が良さそうだな」など、さまざまな発見があったんです。Yenta を通して、ダンスを広げるためにどうすれば良いのか、多角的に考えられるようになりました。


偶発的な出会いが魅力。Yentaは「一番会いたい人に出会える場所」

─ Yenta のメリットはどういったところにあると思いますか?

櫻井さん:
Yenta などのビジネスマッチングアプリは、相手を知るためのコミュニケーションツールだと思うんです。事前にプロフィールも確認できますし、会うまでにメッセージでやり取りもできるのが嬉しいですね。

また Yenta ならではの出会いがあるのも、大きなメリットだと思います。例えばダンスをやっていると、練習ができる場所が限られてくるんです。そうすると、一つの練習場所に他のダンサーが数人いて、何度か顔を合わせるうちに仲良くなるんですよ。現在はコロナ禍でそういった機会は減っているかもしれませんが「そこでいつもダンスの練習しているよね。ちょっと一緒に踊ってみようよ」と声をかけたりかけられたり、自然と交流が生まれていたんです。

しかしそういった偶発的な出会いは、社会人になると少なくなりますよね。Yenta は、普通に生活していたら出会えないような方とマッチングできますし、貴重なサービスだと思います。

─ 仕事をしていると、仕事関連以外での出会いは少なくなりますよね。

櫻井さん:
そうですね。加えて仕事を通して知り合った方の場合、想定できる範囲内での出会いですし、提案をする側と受ける側という関係性になってしまうといいますか。「御社の課題は何ですか?」といったような話に進みがちだと思うんです。そうなると、パーソナルな話には広がりにくい。

しかし Yenta を通して出会った方は、お互いの利益に関係なくビジネスやお金の話ができますし、相手の深いところにも触れられます。

─ 仕事で出会った方の場合は目的のある会話になりがちですが、Yentaの場合はある意味で“目的のない会話”ができると。

櫻井さん:
目的なく話していると、思わぬアイディアが浮かぶこともあるじゃないですか。それがとても楽しいんですよね。そこから「一緒に起業しよう」とか「ビジネスアイディアを考えよう」といった具体的なビジネスの話に発展する可能性もありますし、考えているとワクワクしますよね。

─ ふとした会話の中から新たな発見もありますよね。

櫻井さん:
自分の思いをアウトプットすることで、考えをまとめられるのもメリットだと思います。自分の考えや思いを再確認することで、自己対峙するきっかけにもなるんですよ。

Yenta を使っていなければ、私は現在のような価値観や考え方にはなっていなかったかもしれないなと思っていて。色々な人とお会いする中で、自分と向き合える時間が増えましたし、以前よりも興味関心の幅が広がりましたね。

─ いい出会いがあったんですね。

櫻井さん:
はい。実際に今までお会いした方のなかで、気が合う方とは定期的に連絡を取り続けていて、友達もできました。Yenta は「一番会いたい人に出会える場所」だと言えるかもしれませんね。


熱量のあるビジネスパーソンとの出会いで、自分をアップデートする

─ Yenta をこれからも使い続けますか?

櫻井さん:
はい。最初は仕事を獲得することが目的でしたが、いろんな方とお会いして、お話を聞く中で、自分のビジネスにどう活かすのか考えられるようになりました。熱量をもらって自分をアップデートするためにも、Yenta を使い続けると思います。

─ 最後に、読者へ向けてメッセージをいただけますか。


櫻井さん:
ありがとうございます。私はダンスを通して、偏見や差別のない世の中を実現したいと考えています。


一昔前のダンスといえば、金髪でゴールドのネックレスをつけた若者の集団が駅のロータリーで音楽を流しながら踊っているというイメージが根強かった。やっている本人は楽しんでいるものの、ダンサーに対してあまり良い印象を持っていない人も少なくなかったでしょう。

しかし、学習指導要領改訂により、2012年から中学校の保健体育でダンスが必修となりました。その辺りから次第にダンスの立ち位置が変わってきて、現在では SNS で楽しそうに踊っている人たちの動画を見かけることが珍しくなくなりましたよね。

過去に偏見や差別などで苦い思いをしてきたダンス業界だからこそ、伝えられるメッセージがある。ダンスは大きなポテンシャルを秘めているものだと思うんです。

そもそも、ダンスは道具がなくてもできるものであり、誰しもが気軽に楽しめるものなんですよ。チームビルディングやメンタルヘルスなどにも活用できるでしょうし、楽しみながら学ぶことを目的としたエデュテインメントとして、SDGs や環境問題の啓蒙活動を推進していくのも良さそうだなと考えています。現在は農業とダンスを絡めて何かできることがないか探しているところですね。

ダンスに興味がある方は、ぜひYentaでお話ししましょう!

櫻井さんの特性診断

櫻井さんのストーリーに関するリンク

櫻井さんの Twitter
https://twitter.com/mcd16ss

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