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yenta がつくりだす偶発的な出会い 〜 M&A・資金調達など、ビジネスを加速し形作るのは人間性~

yenta を通じて出会った友人関係の中で、M&A や資金調達を果たした株式会社OKPR の漆畑 慶将さん、株式会社M&Aクラウドの前川 拓也さん、株式会社ウェルネスの中田 航太郎さん。お三方の出会いがどのようなものだったのか、お聞きするなかで見えてきたのは、yenta がつくりだす偶発的な人の出会いでした。 

 経営者が語る、多様な人と深く知り合うことの得

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イェンタさん: 
みなさんの自己紹介をお願いします。  

漆畑さん:
株式会社OKPR の漆畑と申します。OKPR という PR 会社で、デジタルコミュニケーションや PR 領域の仕事をしております。スタートアップのプロモーションや大手企業の新規事業部門のマーケティングなど、PR という言葉に限らず、コミュニケーション全般の支援をしております。 

前川さん:
株式会社M&Aクラウドの前川です。北海道の洞爺湖出身で、会社を経営していた父の影響で、子どもの頃から経営をやりたいと思ってました。農業団体に就職後、北海道の食べ物を大阪の飲食店に販売する EC 会社を立ち上げ、売却しました。売却時に M&A サービスの課題を感じ、M&A のマッチングプラットフォーム、M&Aクラウドを興しました。  

中田さん:
株式会社ウェルネスの中田と申します。東京医科歯科大学医学部在学中に、病気が進んでから来院される患者を多く見て、病気が進行する前に医療を届けたいと思い、予防医療に興味を持ちました。研修医になってからも、病院でできることには限りがあり、気軽に相談できる医者を日本に普及させたいという思いから、2018 年 6 月に株式会社ウェルネスを設立し、パーソナルドクターというサービスを始めました。  

イェンタさん:
ありがとうございます。yentaはいつ頃から使い始めましたか? 

漆畑さん:
2016 年にサービスがローンチされた頃から使っています。 

前川さん:
僕も 2016 年に使い始めました。M&Aクラウドの共同経営が yenta を使っていて、彼から教えてもらいました。その時は東京へ出てきたばかりで知り合いがいなかったので、友人を増やすために使い始めました。  

中田さん:
僕は起業家の友達から教えてもらいました。医学部は閉鎖的な空間だと感じていましたので、いろんな人の話を聞いたり、自分が考えていることを知ってもらいたいと考えて yenta を使い始めました。   

イェンタさん: 
実際に yenta をお使いいただいて、いかがでしたか? 

前川さん:
非常に満足しています。当初の人とのつながりを作る目的以外にも、計画しているビジネスモデルをお話しするとアドバイスをいただいたり、資金調達を考えてることをお伝えすると、「面白いから、出すよ」と 4 社ほど出資していただきました。これは思いがけない yenta のメリットでした。 

中田さん:
僕もヒアリングや人とのつながりを作る目的で使い始めましたが、結果的にお客さんになっていただいたり、出資もしていただきました。 

イェンタさん:
ビジネスマッチングという観点で、yenta と他の手段を比較すると違いはありますか? 

前川さん:
yenta はとても気軽です。交流会に何回か参加しましたが、人が多いと集まって固まって郡ができ、その郡に自分から入りこもうと思えないんですよね。 yenta は相対でお会いするので、郡に入る必要性もなく、気分的に楽ですね。  

また yenta はユーザーの質がよいと、評判も高かったです。僕は食事の時間に生産性はないと感じていましたが、yenta で出会った方とのランチはためになり、生産性を感じられました。  

中田さん:
飲み会は積極的に開催していましたが、価値観が同じ人が集まることが多いです。yenta では普段お会いできないような方にも会えて、新鮮ですね。 

 信頼関係があったから M&A に至った漆畑さんと前川さんの出会い 

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イェンタさん:
漆畑さんと前川さんの出会いをお聞きします。お二人は、どのようにお会いされたのですか? 

漆畑さん:
2017 年 6 月です。ランチの予定がなかなか合わず、「飲み会をしますので参加されませんか?」と飲み会当日にいきなりご連絡をしたところ、「行きます」とお返事をいただき、お会いすることができました。 

 前川さん:
yenta で会ったふたりの飲み会を「 yenta 飲み」とネーミングして、yenta で出会った方々を招いて月に 1 回の頻度で開催しました。  

イェンタさん:
その時の関係性はビジネスというよりも友人関係だったのですか? 

前川さん:
お互いに会社を立ち上げたばかりで、ビジネスの話は特にしていませんでした。漆畑さんは僕が持っていない知識を多くお持ちでしたし、その情報は僕のビジネスに重要だったのでお話をお聞きして、学ぼうと思っていました。漆畑さんとお会いするのが楽しかったですね。 

漆畑さん:
僕も M&A に関する知識がなかったので前川さんのお話は面白かったですし、前川さんの個性にも面白さを感じていました。M&A や金融業界は顧客を騙してでも自分が登りつめる人が多いという勝手なイメージがありましたが、前川さんはフランクに接してくださいました。また、僕が人を紹介すると飲み会のお誘いをいただいたり、友人関係で長い付き合いをしています

イェンタさん:
OKPR さんが M&A クラウドを経由して、M&A を実施されたとお聞きしていますが、どのようにして M&A を進められたのですか? 

漆畑さん:
当初、2020年に予定されていた東京オリンピック・パラリンピックのタイミングで、資金調達か M&A の実施を検討していました。最初は資金調達が有力でしたが、資金調達には時間がかかりますし、オリンピック後の加速を見越して、事業提携や出資も視野に入れながら、最終的にM&A を決定しました。 

イェンタさん:
漆畑さんは M&A クラウドを使われる際に、前川さんへご相談はされましたか? 

漆畑さん:
前川さんにお気遣いをいただいてしまうと思い、黙って使っていました。  

前川さん:
漆畑さんが M&A を決定された段階で、担当していた部下からの報告で知りました(笑)。  

イェンタさん:
漆畑さんは M&A の計画段階で、前川さんなら信頼できると感じてM&Aクラウドをお使いになられたのですか? 

 漆畑さん:
社長の人となりを知っていることが信頼につながりました。また M&A クラウドが非常に成長されていたので、サービスの観点からも信頼できると思いました。 

 「起業する時は手伝うよ」から始まった漆畑さんと中田さんの出会い 

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イェンタさん:
中田さんと漆畑さんの出会いは、いつごろですか? 

中田さん:
2018 年の 4 月です。会社設立前にお会いして、「いつか起業するかもしれません」とお話した時に「その時は手伝うので連絡ください」と仰っていただきました。その後は食事をしながら情報交換を定期的にしていました。  

イェンタさん:
漆畑さんと中田さんもすぐにはビジネスに発展せず、友人関係が続いたとお聞きしています。  

漆畑さん:
yenta でお医者さんにお会いすることは、ほとんどなかったので中田さんとの出会いは新鮮でした。年齢は離れていますが、共感し合うところもあり、今後どんどん成長して大きくなりそうだと予感し、中田さんを応援したいと思いました。  

イェンタさん:
その後、出資された時はどのような経緯だったのでしょうか?  

中田さん:
病院を辞めて、経営に集中しようと決断したタイミングで、漆畑さんに声をおかけしました。事業計画書はなく、ビジョンと事業の概要をお伝えしたところ、お言葉通り「手伝うよ」と仰られ、とんとん拍子で進みました。  

イェンタさん:
なぜ中田さんは漆畑さんにお声がけされたのでしょうか? 

中田さん:
会社を経営するとなると、金融やマーケティングなど様々な知識が必要です。僕個人が勉強すると時間もかかるので、それぞれの分野でプロフェッショナルの方を仲間にしたいと思いました。漆畑さんはPRのプロで、情熱もお持ちですし、アイデアもたくさん出していただけるので、仲間になってほしいと思いました。  

イェンタさん:
漆畑さんはなぜ協力しようと思われたのですか? 

漆畑さん:
中田さんはお会いした時から、意志を貫かれていました。また事業内容も社会課題に対してのソリューションでしたので、日本の医療環境を変えることができるのではないかと期待しました。 

ビジネスには、人ありき 

イェンタさん:
経営者を判断する上で、人間性は重要ですか? 

漆畑さん:
ビジネスには不確実性があり、困難に直面した時に乗り越えられるかは、器の大きさや引き出しの多さなど人間性が重要だと思います。他にも、様々な方を説得する話のうまさやコミュニケーションの取り方も必要です。中田さんからはその点が感じられました。情熱を持っている人と最高の世界を作りたいですし、相手を信じたいという自分の素直な気持ちにかけてみたいです。  

前川さん:
ビジネスを成り立たせるのは、やはり人なので、人や仲間を大切にしています。僕たちの会社のバリューのひとつに、「ワンチーム」という言葉があります。M&A では会社の売却まで 4 〜 5 ヶ月程かかり、様々な人が関わるので、セクショナリズムになりがちです。僕たちは M&A の制約に対して、「ひとつのチーム、ワンチーム」でのコミュニケーションを大切にしています。  

中田さん:
経済は感情で動いていると思います。人間性や感情が経済を動かしているなら、人間性の合う人、信頼できる人と一緒にやりたいですね。 

イェンタさん:
yenta ならではの良さはありますか?  

漆畑さん:
分量のあるプロフィールが書かれているので情報が開示されている点や Facebook と連携している点で信頼できますね。相手の概略を知った上でお会いするので、信頼関係を築くプロセスが簡略化されていると思います。  

中田さん:
yenta のプロフィールは、自分で書いた文章なので人柄を垣間見ることができますね。  

前川さん:
ビジネス領域で人と会うことを共通の目的としているのが yenta ならではだと思います。SNS で見かけた人に連絡をとって会おうとすることもできますが、相手が出会う目的で SNS を使っていないこともありますよね。  

イェンタさん:
最後にまだ使ってない人へメッセージをお願いします。 

漆畑さん:
使うタイミングが見いだせないと思うんですが、やはり多様な人に出会えるきっかけとなります。自分の人生を豊かにするものが潜んでいると思っておりますので、まずは一つのきっかけを生み出すつもりで、ぜひチャレンジしてみてください。合わないと思えばいつでも辞められます。 

中田さん:
専門職の人達にもっと使ってほしいですね。今回の新型コロナウイルスの件でも専門家会議などが活躍しています。専門家ひとりじゃ形にならなくても、ビジネスをしている人と出会うと、自分の価値が高まると思います。普段、閉じられた世界や同じ場所ばかりにいる人たちが使うと、視野が広がるし自分の可能性を高めれるので面白いと思います。  

お三方の yenta の使い方 

これまでのマッチング数、興味ありされている人数 

漆畑さん

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前川さん

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中田さん 

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どのような人を右スワイプ (マッチングしたい) しますか?どれくらいの確率で右スワイプしますか? 

前川さん:
使い始めて 1 〜 2 年は友達を増やす目的で使っていて、プロフィールを見てお会いした時に勉強できそうと感じた方とお会いしていました。その時は右スワイプは 2 〜 3 割ぐらいです。最近は転職希望者とお会いしたいので採用プランを契約し、データベースを増やすために全て右スワイプにしています。  

中田さん:
僕は 5 割ぐらいです。写真とプロフィールから、健康に関心がありそうな方や、役職者など自分の健康が後回しになり悩みやリスクがありそうな方を右スワイプしています。 

多い時はどれくらいの人に yenta で会いますか? 

中田さん:
多い時は月に10人程で、平均すると3~10人ですね。

 前川さん:
人脈を増やしたい目的の時は週に1回で、今は月に1回くらいですね。

マッチングした後はどのようなアクションをしてますか? 

前川さん:
僕は自分から連絡していました。最初の頃はマッチングした方、全員にご連絡をして返事を頂いたらお会いするようにしていました。  

中田さん:
僕は基本的にご連絡をお待ちしています。普段お会いできない業種の方など、どうしてもお会いしたいと思った時はご連絡しています。

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yenta について




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