「ビットコインで、世界を遊ぶ。」 Yenomのミッション・バリューが完成しました
わたしたち Yenomはこの度、先日お知らせしたビットコイン事業への参入・社名変更とあわせてミッション・バリューの策定、コーポレートサイトのリニューアルをおこないました。
今回は、ミッション・バリューをつくることになった背景や過程について、制作に協力していただいたPARK代表 田村大輔氏からのインタビューもふくめ、詳しく書いていきたいと思います。
目次
・はじめに
・Yenomのミッション/バリュー
・わたしたちが「英単語の会社」から「ビットコインの会社」になるまで
・Yenomにベストフィットするミッション・バリューが決まるまで
・PARK代表 田村大輔氏より
はじめに
今回わたしたちがミッション・バリューを策定しようと思った理由は端的にいうと、「Yenomというチームで世界一になりたい、そのために最高の人材を採用したい」からです。
わたしたちは「最高の人材」とは、「会社の考え方やビジョンに共感している人」や「チームにフィットする人」だと考えています。わたしたちは一般的に重視されるスキルや実力よりも、この点を重視しています。
最高の人材を採用するために、まずはわたしたちのなかの当たり前や大切にしている価値観やわたしたちのカルチャーを言語化する必要があると考え、今回のミッション・バリューの策定がはじまりました。
Yenomのミッション/バリュー
▼ミッション
「ビットコインで、世界を遊ぶ。」
▼バリュー
「Be Nice.」「Don't Wait」「What's Best?」「Think Why.」「Danshari.」
▼コーポレートサイト
コーポレートサイトでもミッション・バリューの全文を掲載しています。
https://corp.yenom.tech
わたしたちが「英単語の会社」から「ビットコインの会社」になるまで
わたしたちはビットコイン事業に参入するまで、2014年の創業時から「株式会社mikan」として、「英単語アプリmikan」の運営をしてきました。たくさんのユーザーから愛され、現在約235万ダウンロードを突破したmikanですが、実は社内ではこれまで何度も「英単語アプリだけで世界一を目指せるだろうか」という議論をしてきました。
一時はmikanの運営をストップして新規事業にピボットしたり、メンバー全員で市場規模だけを1ヶ月調べ続けたりする時期もありましたが、なかなかうまくいきませんでした。
それからもずっと「世界一になるための事業」を探しつづけていたなか、CEOの宇佐美が2017年の夏に出会った新しいテクノロジー、ビットコインこそが「英単語アプリの会社 mikan」を「ビットコインの会社 Yenom」に変換するキーでした。
「ビットコインというこんなにおもしろいテクノロジーがあるのに、何もせずになんていられない!」と突き動かされるようにのめりこむようになり、次第に
「これからビットコインは既存の貨幣経済をきっとひっくり返す存在になる」
「ビットコインが生活の一部となるために、水や電気、インターネットのように、かんたんにビットコインを使える環境をつくりたい ―。」
という強い想いへと変わっていきました。
そして会社として本格的にビットコイン事業に参入することを決定。2017年12月から「とびきりやさしいビットコイン・ウォレットアプリ Yenom」の開発をはじめました。
Yenomにベストフィットするミッション・バリューが決まるまで
会社のミッションは会社の考え方や未来を指し示すものであり、バリューは社員一人ひとりの行動指針につながります。
Yenomを最高のチームにし、世界一を目指すためには「チャレンジング」でかつ、「自分たちの価値観に完全にフィット」したミッション・バリューが必要でした。
自分たちだけでミッション・バリューをつくることも考えましたが、世界一を目指すための最高のミッション・バリューにするためには "言葉のプロ" の協力を受けようと思い、「フライングで、投資する。」などインパクトのあるコピーの生みの親であるPARK代表/コピーライターの田村大輔氏に協力いただくことにしました。
PARK代表 田村大輔氏より
ー ミッション・バリューはどのようにつくられていったのでしょうか。
ミッション・バリューをつくるにあたり、まずはじめにYenomのメンバーやインターン生、カスタマーサポートメンバーや教育事業者様、mikanユーザーの方々、投資家の方など、計15名の方々からYenomチームがどういうチームか・mikanだった時代から持っているイメージは?といったヒアリングを一人ひとりからおこないました。
皆さん色々な立場や関わり方でmikanに関わってきた方たちでしたが、" オープンで明るく無邪気なチーム "という印象を多く語られる方がほとんどでした。
そういうポジティブな人格はこれからも会社のDNAとして残しつつ、「世界を目指す存在」としての熱量を宿したミッション・バリューに仕上げたい。そんな想いのもと、プロジェクトを進めていきました。
実は今回ミッション・バリューだけでなくサービス名やサービスのタグライン、会社名の開発にもかかわらせていただくなかで、Yenomチームが開発合宿をおこなっていた沖縄へ、急遽僕も1泊2日で行くことになったんです(笑)
そのときは他案件との調整にちょっと苦労しましたが、2日間とにかくYenomのメンバーと一丸となって考え、腹をわって話すことで、僕がたいせつにしている「チームメンバーと一緒に汗をかいて、自分たちの中から魂の言葉を生み出す」ということを実現できたかな、と思います。
綺麗でかっこいい言葉をミッション・バリューにすることはそれほど難しくないのですが、自分たちのなかから生み出す、完全にハラオチするまでとにかく考える、ということができないと、ミッションやバリューに人格が宿らず、他人事のように思えてしまうからです。
ー その点でいうと、今回のミッション・バリュー策定で一番意識された、大変だったところはどこでしょう。
「mikan」だった当時のバリューにあった「気持ちよく」のような、抽象度の高い言葉のすり合わせにはかなり時間を要しました。チームメンバーから一人ひとりがどういうコミュニケーションや仕事の仕方に気持ちよさを感じるのか、を徹底的に聞いていきました。
また今回「世界で通用する会社になりたい」というYenomの想いを聞き、5つのミッションのうち4つを英語にしました。ただ、日本人でもわかる単語で、かつ海外の方がパッと見てもYenomがどのようなチームかがすぐに分かるように、というのが新しいチャレンジであり、難しくも面白かったです。
ー 最後の「Danshari」はローマ字ですよね。
もともとこの「Danshari」は素案時点では「Throw away」というかたちで提案していました。「Throw away」は英語かつ日本人の方にもわかりやすい言葉です。
ただ、CEOの宇佐美くんの「”OMOTENASHI”のような世界に通用する日本語にできないか」という提案を聞いて、それは面白いかも、ということで最終的に「Danshari」になりました。
単に言葉を紡ぐのではなく、言葉のなかにちょっとした驚きや違和感をもたせること、つまり言葉のなかに異分子を組みこむことが、人々の心に「残す」うえでは大切なことだと思います。
ーミッションである「ビットコインで、世界を遊ぶ。」の”遊ぶ”にも「異分子」を感じます。
「遊ぶ」という言葉はYenomチームの人格を表す言葉の一つだと思っています。うまれたばかりのビットコインはセキュリティなどの課題も多く、どちらかというと、向かい風が吹いている状況だったりすると思います。
社会的な状況をみても、つい保守的な意見を言いたくなるところですが、常に未来志向かつポジティブなYenomのチームをみていると、そんな向かい風もどうにかしてしまいそうな、得体のしれない熱量を感じました。
そこで25歳と若い創業メンバーの可能性の導火線に火をつけられるよう、サービスのタグラインにも、ミッションにも、「遊ぶ」という攻めたワードをあえて使いました。
このミッションやバリューは、完成してからが本当のスタートで、メンバーそれぞれが実践していってはじめて意味を持ちます。毎日の挑戦の中で、道しるべとして機能していってくれると嬉しいですね。
おわりに
「Yenom」チームへの生まれ変わりにむけ、時間と議論、思考を重ね、磨きあげてきたミッション・バリュー。
今回の制定をとおして行動指針がより明確になったことで日常的にお互いを賞賛したり指摘しあったりと、フィードバックが活発になってきた気がします。
今後はこのミッション・バリューを社内の評価制度などをとおしてチームの血肉にし、ビットコインの明るい未来にむけて「とびきりやさしい ビットコイン・ウォレットアプリYenom」の開発事業を推し進めていきたいと思います。
【Yenomでは、ともに働くメンバーを募集しています!】
生まれたばかりのビットコイン産業。
まだまだ手探りなことばかりですがこれからの未来をつくるために、
私たちと一緒にビットコインで「遊んで」みませんか?
まずは気軽にランチにいきましょう!
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