エールスペック自社社員の転職エピソードver1「人を数値で追うのではなく可能性で考える仕事へ」
みなさん、こんにちは。
エールスペックマーケティングチームの知念です。
今回は、エールスペックで働く仲間の「転職体験」をテーマに記事を書きたいと思います。
第一弾は、エールスペックで新規営業を担当している中川さんの転職体験です。
私の経歴について
1990年生まれ、大学卒業後、大手の人材派遣会社に入社しました。約5年半、新規開拓営業をメインに行いながら、コーディネーター業務にも携わっていました。転勤や異動も経験し、東京と大阪にてホワイトカラーの派遣事業や人材紹介、求人サービスの新規開拓営業を行なった後、愛知で製造業向けの派遣事業を担当しました。
退職後は、フリーランスに転身し、現在、ご縁あって、エールスペックで働いています。
人の夢を加速させる人になりたい
私が大学生の時「人の夢を加速させる人になる」というビジョンを掲げました。環境は変われども、今日も実現に向けて仕事に取り組んでいます。
自分のビジョンを掲げるようになったきっかけは、学生時代のインターンシップでの経験にあります。
私は、大学在学時の4年間、インターンシップで、インドの農村部で有機農法を伝え持続可能な農業が出来るように支援するNGO団体に所属し、広報の仕事をしていました。
実際にインドにも2度ほど訪れ、ホームステイをしながら、現地で生活する人達の生の声を聞く機会も多々ありました。
現地の子供達に将来の夢について話しかけると「私はお医者さんになりたい!」「私は先生になりたい!」と無邪気に話してくれます。
しかしながら、インドにはカースト制度というものがあります。
農村で生まれたのであれば、農業以外の他の職業に就けるチャンスは一握りだけです。
でも、そこに住む子供達が、現実に叶わない可能性の高い夢を抱き、目を輝かせて語りかけてくる姿を見た時に、夢を持つ力にも気付かされたことを覚えています。
私は現地に支援するつもりで訪れたわけですが、スムーズには解決できない現実を目の当たりにし、夢を叶えるには「環境」があるか、叶える「方法」に出会えているかも重要なんだなと感じました。
そのため、就職活動をする際は、海外で活動をするNGOへの就職も検討しました。しかし、日本国内においても、夢を持っていても実現できていない人が沢山いるのではないかと考え、自分のより近い人の夢の実現をサポートしようと思い、人材コンサルタントの仕事ができる会社に絞って就職活動を行いました。
夢を頂いて入社した1社目
私が新卒で入社した会社は、大手の人材派遣会社です。当時は「人材コンサルティング会社」と謳っていたし、仕事内容は「コンサルタントの仕事」であるという説明も受けたので、その会社に入社を決めました。しかし、人材コンサルティングの事業は親会社で展開されており、新卒の最初は、派遣事業の営業に就いてもらうと言われてしまったのです。
面談の時に、会社の事業内容として、派遣事業も行っている説明は受けた気はしましたが、てっきり、コンサルタントをやると思って入社したのに、まさか、いきなり、自分が思い描いていたイメージとは違う仕事をすることになったわけです。
でも、求職者にあった仕事を見つけてくる仕事は、人の役に立てるという意味では変わりがないと気持ちを切り替えて、色々チャレンジしながら、まずは一生懸命、仕事に取り組むことにしたんです。
人を数値として考えるという違和感
派遣事業は、「派遣社員の方々が働いてくれること」で収益を生み出すビジネスであり、働いてくれている人が増えれば、それに合わせて売上も利益も増えていきます。
私が所属していた会社は、「ザ・体育会系」だったため、営業成績をいかに高めていけるかを常に重要視される傾向にありました。
「本人たちがどう働きたいか?」より、「自社の利益のためにどう働いてもらうか?」という「いかに働かせるか?」を常に求められてしまう・・・。
仕事をしていくうちにだんだん麻痺してしまい、人の夢を応援したいと思っていたはずが、「働きたくない」と言っているのに、改善策を提示するでもなく、とにかく、「後1週間、後1日働いてみたら?」と話している自分がいました。
そして、最も苦しかったことは、「強いること」だったなと思います。
仕事を続けていくと当然、役職も上がりますし、自分の部下も増えていきます。
自分だけの問題であれば違ったのかもしれませんが、数値を求める行為や「働き続けてもらうための行動」を、今度は指示する側になった時、このままでは自分が学生時代に思い描いた夢が幻想に終わると思ったんです。
人材派遣会社がすべてそういう考えで事業を営んでいるわけではありませんが、あまりにも売上や利益を追い求めすぎてしまう会社の体質や風土になると、結果的に「搾取」に繋がってしまうことを私は身をもって実感したのです。
もう一度、原点に立ち戻り、「人のために、そして、夢を抱く人が実現する瞬間に立ち会える経験させてあげたい!」
その思いが日に日に強くなっていき、転職を考え始めたんです。
今思うと、入社前に想像していた会社のイメージや仕事内容が実際に働いてみたら違ったというのは、結果的に長く続かない理由にもなるんだなと感じます。
人生の中での重要タイミングだからこそ、洗い出す
仕事をする中では、楽しいこともあれば、当然苦しいこともあり、辞めたいと思う理由はいくつかの原因が複数重なって起きることなのではないかと思います。
私は、幸い最初の上司に恵まれ、成長を期待されながら、様々な経験を与えてもらい伸び伸びと仕事ができていたので、人間関係での悩みはありませんでした。
本当に転職した方が自分にとってプラスなのかを洗い出そうと、仕事を辞めたくなった理由を書き出したら、次のような項目が上がっていました。
①自分の個人の思いを実現させたい
②人のために真剣になりたい
③この会社での未来では「売上」だけを考える人になる気がする…。
その中でも、一番の辞める決め手となったのは、「人=売上」という考え方が、自分との価値観に違和感がある点でした。
この価値観を埋めるには、やっぱり今の会社では難しいなと、自分自分の中で結論が出たので、転職を決意しました。
退職後、営業フリーランスとして活動スタート
退職後、ありがたいことに、とある介護系人材サービスを営む経営者から「営業戦略を立てられる人がいないから手伝って」と声をかけていただいたことがきっかけで、営業フリーランスとしての仕事人生がスタートしました。
その流れで、エールスペックの役員から、新規開拓の営業をする人が足りていないから協力してほしいとお声がけいただきました。
本当に人を「応援したい」という思いで生きているんだ
エールスペックで働き始めてすぐに感じたことは、「新卒で入った1社目の会社とは全然スタンスが違うぞ」でした。
エールスペックは正社員型の人材サービスを行っており、未経験でもポテンシャルのある人材を正社員で雇用し、ご本人が実現したかったキャリア形成の実現を提供しています。
未経験者の人材を即戦力が求められがちな事務職で就労させるのは、営業の難易度もぐっと上がる市場にも関わらず、売上や利益の追求よりも、求職者が実現したい未来を一緒に作っていくという、思いを持って人材ビジネスを実施している会社風土に触れ、人を大切にする会社ってこういう会社なんだなと感じました。
そして、外部の人である、自分に対しても、心から応援していただけたことが一番の衝撃であり、喜びでした。
外注先として、営業を担うとどうしても数値はどうなっているか?という結果あり気で判断されがちです。
しかし役員のお二人は、毎回私に「数値は後でしっかりついてくるし、今までの経験を活かして、今の自分が出来ることを色々と試していきましょう!」と結果ではなく「仕事に臨む姿勢」をみてくれていたのです。
そして、一時期体調を崩してしまった際にも「一旦休んでからまた自分のタイミングで戻ってきてくれればいいよ!」と状況を肯定しながら、期待し続けてくれていました。
今思うと、前職での営業経験は決して無駄ではなく、その経験があったからこそ、自分が思い描き、前職では実現できなかった「人の夢を加速させる人」になる自分自身の夢の実現をエールスペックの一員として営業活動に従事できていると思っています。
会社に勤めるというのは「パートナーになる」ということでもある。
私の場合、一度、フリーランスでの外注契約という特殊な出会いを挟んだ転職体験ではありますが、「個人」としてのビジョンと、「組織」であるエールスペックとしてのビジョンを重ね合わせながら働けていることにとても感謝しながら仕事に取り組めています。
勤めるというと、「組織」の方針に準ずるような印象を受ける人もいるのかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
自分自身が「使命を持って世の中に提供したい価値」と、「組織が提供したいと願う価値」が重なりあって働ける環境も存在しているのだと思います。
会社と自分。
それを「会社に染まる」という定義ではなく
「会社と共にある」という考えで選び、
働くことが出来たら、自分の可能性もより拓くのではないでしょうか。
自分の可能性も信じ、
人の可能性も信じ、
そしてその可能性に期待をして「信じてくださる企業様」との出会いを創造する仕事へシフトすることが出来た。
これが私の実体験です。
だからこそ、これからも「人の可能性を信じていただけるパートナー企業様」と出逢う仕事を続けていきたいと思います。
中川さん、ありがとうございました。
面接時で聞いていた話と、実際の業務に相違があるのはよくある話ですが、即退職を決めずに、まずは「経験」と捉えてチャレンジし、実際に取り組んでいく中で、やっぱり違うという考えのもとでのキャリアチェンジを行い、自分自身の考え方がしっかり固まったからこそ、動き方も変わり、そして、良いご縁にも出会えたというのは、とても素敵なことですよね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
エールスペック株式会社マーケティングチーム:知念
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