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30歳、未婚 in Japan

※これから書くことは私自身の考え方であって、誰かに価値観を押し付けようという意図や、これが正しい!悪い!という意図はまったくありません。これを読んで気を悪くされたりする方がいませんように…。

結婚して、子どもを作る気あるかどうか今年中に決めて欲しい

これはRの友人から聞いた話。

日本人の彼女と付き合い始めて数か月のRの友人(男)が最近、彼女から言われたんだそう。当のRの友人は25歳、彼女は30歳だそうで。

私とRは、約3歳差で、Rは私より若いのです。だから、彼女の気持ちが分からないでもないと同時に、日本社会の見えざる社会的なプレッシャーが彼女をそう思わせたのではないか? なんて思いももっています。

私もRと暮らし始めてしばらくしてから、「この先のこと」、つまり、「私は子どもが欲しいけど、Rはどう思っているのか?(「子どもが欲しくないなら付き合う意味がない」が私の持論でした)」をぶつけてみたことがあります。Rはまだ若いし、自分がRの歳だったら子どもなんて考えられなかったから、私の都合で子どものことを考えさせるのは申し訳ない。そんな思いも伝えつつ、でも、周りが結婚し、子どもを持ち始めると、いやでも考えてしまう…と。

そのとき勇気を出して聞き、Rと同じ未来を描いていることを確認できたことで、私はだいぶ安心することができました。

そして、Rのお母さんにも「まだ時間たくさんあるよ。私なんてRを産んだのは35のときだよ」って言われたり、Rの友人たちがパートナーがいて同棲していても、結婚のそぶりがまったくなかったり、結婚した海外の友人夫婦も「しばらくは2人の時間を楽しみたい」と言い、世界旅行に出かけたり(いまではベイビーが産まれました!)しているのを見たことで、日本社会の見えざるプレッシャーを感じていた自分がいたことに気がつきました。

「30歳くらいまでに結婚して、子どもを産まなきゃ」

それができないと焦る。そんな風に感じてしまうプレッシャーです。

Rと暮らし始めて2年が過ぎましたが、いまではこの先の2人について漠然とした不安はなく、仕事も順調なのでこのまましばらく取り組みたいという思いの方が強く、焦りという焦りはなくなりました。いまは、経済的にもっと安定してから子どもや犬や猫を迎え入れたい、と考えています。

とはいえ、欲しいと思った時に子どもができる保証なんてないことも知っています。なので、アクシデントでも子どもが出来たら、転職してでも産みたいし、もし子どもが欲しくても出来なかったら、そのとき考えよう、と思えるようになりました。

そんなこと言っていますが、年齢をまったく意識しないわけではなく…。

最近では、新聞やニュースなどで見かける芸能人や一般人の年齢と、その子どもの年齢から、出産年齢を考えて、「34でもいけるんだ…」「36で第一子か!」なんて考えちゃったり…笑。

一時は、子どものことでRにプレッシャーかけすぎて、それが別れる原因になるんじゃないか、なんて考えて不安になった時もありますが、いまではあまり何歳で子どもを産みたい、ということは考えず、まずは2人の暮らしを安定させて(経済状況やどこに住むかなど)からかな、と思っています。

何が言いたかったかというと、冒頭で紹介した彼女も、もしかしたらお付き合いしている彼の慣れ親しんだ社会のスタンダードや価値観を知ったら、そんな期限を出して相手に迫らなかったかもしれないなあ、と思ったのです。そして、たとえ彼がいま子どもを考えていなくても、この先考えが変わることだってありますよね。

余計なお世話だけど、そんなことに思いを巡らしていました。

いろんなふたり(パートナー)の形があるし、外からじゃ分からないけど、外からのプレッシャーや独りよがりの価値観に邪魔されず、ふたりにとって最良な答え(ふたりの価値観)が出せると良いな、と思いました。

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