多様性のある街並み=建築物×人の活動(1)
目次
・最近考えていることについて
・多様性のある街並みとは
最近考えていることについて
グローバル化に伴い,「均質化する都市」と言われている現在
均質ではなく多様性のある都市とは何か
再開発が作る街並みでおもしろい場所と面白くない場所の違いは何なのか
論文などでも伝統的町並み保存地区など建物の保存に関する文献は多くある
しかし,本当に建物だけを保存して統一すれば,
良い街並みは作れるのだろうか
また新しく作られる街並みの好き嫌いの違いは何から来るのだろうか
もちろん建物が街並みに貢献する割合は高い
しかし,同じようなアーケード街や再開発都市でも
この通りは良い雰囲気だなと思うことがある
多様性のある街並みとは
そもそも街並みに多様性は必要なのか
私は必要であると考える
なぜなら国内旅行をしても同じような街並みだと
恐ろしくつまらないだろうし,
海外旅行に行っても同様であれば,
旅行に行く意味が半減してしまうからだ
多様性のある街並みとは
結論から言えば,
「建物の他に人の活動や営みが表出しているような街並み」
であると考える
再開発都市の街並みが面白くないのは人の活動が
道路に全く現れていないから
商店街がどこか楽しく感じるのは人の営みが現れているから
ではないだろうか.
当然のことではあるが,十人十色とあるように
人はそれぞれ異なる
しかもダイバシティが重要だと言われる近年
さらに個人は好きなことをして生きていく
そんな世の中になることを若者は願っている
多様化した人の活動が表出すれば,街並みも多様化するのではないだろうか
多様性のある街並み=建築物×多様化した人の活動の表出
また人の活動の表出や良いと感じる街並みについては
別に書こうと思おう.
(画像は中国の安吉,日本ではあまり見られない光景
人々が外でボードゲームをする街並み)
大学院で複数のプロジェクトを通してまちづくりを勉強中 まちあるきや実践を通した感想や,シェアハウスをしながら賃貸住宅のこれからを考えるなどの考えたことを発信 フォロー返します