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天使は瞳を閉じてはくれなくて。


家賃より高いスカートを履いた2日間

土曜日はもとこさん、ぽたまるさんと。
日曜日はさやさん、おいぬさん、うるもすさんと。
オフ会をしてきました!両日ともとてつもなく楽しかったですし、自問自答が捗った2日間でした。
まずはお付き合い頂いた皆様に感謝の意をお伝えさせて頂ければと思い筆を執った次第です。

マルジェラを堪能したり、予期せぬタビの襲来を受けたり、リミフゥと寅壱コラボがめっちゃかっこよく着こなせたり、謎の食べ方をするインドの食べ物とか色々、色々あったんですけど。

見出しにあるように、びっくりの試着で家賃より高いスカートを履きました。

(実際の国内販売価格はこれよりももっと低いですが)
私の家賃より、いや、タビより高いスカート!!
家に帰ってから上手く説明できなかった私が「サイゼの天使がつぎはぎになってわしゃああってフリルみたいにされてて時々目が合うの」と伝えたところ配偶者が「これかね」と見つけてくれたURLを貼っているんですが。
どうですかこの奇抜な服。

こんな服似合うわけがなかろうもん!!
と、思いながら試着室に入った私、本命は上に着るシャツの色合いを見るところでしたがドンピシャだったのが合わせて貰ったこの天使のスカート。

2日間、別の場所で履いて他の人たちに同じ感想を貰いました。
「こんな奇抜なスカートが似合う人がいるなんて」
「あたり前に着こなせていることがまずすごい」
私も思ってました。まさかこんなスカートが似合うなんて思いもしなかったと。

1日目試着してからずっと頭の中にはサイゼの天使が歪にフリルにされてぎょろりとした目でこちらを見つめてくる映像で埋め尽くされていました。
2日目に試着をすると更にそれはそりゃあもうひどくなりました。
一瞬、そんなに高額を出すならその前に持たせて貰ったGUCCIの黒バンブーの方がより使えるではないか……と思ったのですがサイゼの天使は誘惑を仕掛けてきます。

まさにキューピットの矢に射貫かれたのです。
「こんな服、二度と出逢えるわけがないよ」と。

もしもわたしが嶽本野ばらだったなら

乙女のカリスマこと嶽本野ばら氏。
勿論私も一読者でした。(かつての頃です。新作のファッション評論本楽しみですね!)
もし彼、ないしは彼の書く小説の主人公だったら家財全てを売り尽くしたとしてもたとえどんな手を使ってもこのスカートを買うだろうな……とふと思いました。

つまりこれはGO BACK TO ロリータの機運なのか?!自分の意思でコムデギャルソンを着る反逆と覚悟のためのスカートなのか?!御旗ならぬ御スカートの元に集うか?!

わからん……なにもわからん……ただ非課税の500,000,000円は欲しいと思いながらキーボードを打っています。

ただ一つ言えることは私の欲しい丈感のサイゼの天使スカートは新宿伊勢丹にはあと一着しかない(2024年4月7日時点)ということです……。
そして明日は帰り道で銀座三越のギャルソンが覗けるという事実も書き添えておきます……。

頭の中で立てていた計画(後はエンフォルドの夏服の次回入荷を見届けてSSはおしまい~)ががらんがらんと崩れ落ちていきます。
リボンになった天使がこちらを見ている夢をこれから何度も見ることでしょう。
ああなんというびっくり試着。もといしっくり試着!

神様、何故私を奇抜な服が似合う女に生んだのですか。
私はあなたをどう恨めばーーいや感謝せねばならぬのでしょう。
あとは望むべくは、ころりん、とスカートの額ぐらいの臨時収入がある日突然口座に現われることぐらいしかありません……。

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