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海外コーヒー屋巡り#4~オーストリア・ウィーン編~
どうもどうも!ベルギーのブリュッセルで火星の研究をしているShungoです。
この滞在期に欧州各国のコーヒー屋を巡って、そこで感じたあれこれをゆるくシェアしていく記事でございます。
オスロ編、ストックホルム編、アムステルダム編も興味ある人はどうぞ!
今回は芸術の街、ウィーン編です。
見出しの画像はワイナリーから撮ったウィーンの街並みです。
(ちょうど丘の上にいる時だけ土砂降りになり、その後は晴れました、人生そんなもんですね笑)
この滞在は旅行ではなく、ヨーロッパの地球物理学会(EGU)に参加するために、ウィーンに行ってきました。(ちゃんと火星の研究も発表もしてきましたよ)
せっかくの芸術の街なのだけどもっぱら自然派なのであまり建物に興奮することもなく、空き時間にコーヒー屋を巡っていました。案の定、ほぼ他の観光地に行くことなく終わりました。。。それではコーヒー屋を紹介していきます!
Jonas Reindl Coffee Roasters
まずウィーンに着いて初日に訪れたのは、Jonas Reindl Coffee Roatersというカフェ。事前に行こうと思っていた店です。
お店の前には大きな公園が広がっていて、テイクアウトして芝生に座って飲むの最高です(実際に最高だった)。
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バリスタの方が今日のバッチブリューや豆のラインナップを丁寧に説明してくれます。フレンドリーでめちゃ心地良いです。
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この店は、コーヒーのクオリティーと透明性にこだわっていて、飲んだ瞬間に衝撃を覚えるほど美味しかったです。頂いたのは、Buenos Airesというコロンビアのナチュラルの豆です。ナチュラルと言っても説明をみるとanaerobic精製に近い工程を経た後に乾かしているので、単純に乾かすだけのナチュラルとは違いそうです。
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後日、焙煎所の方にも行ってきました。カッコ良い。
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Coffee Pirates
さて、2軒目は海賊です。
ウィーン大学の近くにあり、大学生らしき人やコーヒー豆を買いに来た地元の人で賑わっていました。
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注文したのは、フィルターでインドのコーヒー。
インドはバランスの取れた力強いイメージで、ナチュラルのフルーツ感のあるタイプは見たことなかったので、即決で選びました。バリスタのお兄さんに聞くと、パパイヤ系のフルーツでバランスがいいんだ、とのこと。
まさしくその通りでアフリカや南米のフルーティーなコーヒーと違って、ボディが強い感じがしました。タイプ的には、インドネシアのナチュラルに近いかな?
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Café LIEBEN WIR Coffee Concept Store
次の日に向かったのは、Cafe Lieven Wir Coffee(訳すとwe love coffee)。
学会の初日の午後に見たいセッションが特に無かったので、研究室の同僚と行きました。
ここはコーヒーは美味しいのは当たり前、パッケージやカフェ空間のデザインが洗練されていました。モダンっぽいのに温かい空気感があって、近所の人もふらっとコーヒーを飲みに来る感じです。
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この店は自家焙煎のコーヒー豆だけでなく、他店舗のロースターの豆も取り扱っています。自家焙煎しているとどうしても自分の豆に愛着があるので、意外とこの形式で販売している店は少ない。
と思いながら見ていると、なんと!three marks coffee!
このコーヒー屋は私がバルセロナで一番好きなカフェです。最高に美味いです。バルセロナに行った際はぜひ行ってみてください。他のラインナップも素晴らしい。
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コーヒーは本日のバッチバリューのエルサルバドル。安定のパカマラでした。うま!!
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ここでちょっと雑談。
もし、私の他のnoteを読んでくれている方がいたら、疑問に思っているかもしれません。(そんなもの好きがいたら嬉しいなー)
お前、普通のカフェイン入りのコーヒー飲めるんかと。
そうなんです。実は体質がまた変わってきた(戻ってきた?)のか、1杯程度であれば飲めるようになったのです。突然飲めるように戻ったわけではないので、確信を持てた時は正直嬉しくて泣きました。
コーヒーが飲めるってこんな幸せなことなんだ。
このことを気付かせるために神様が仕向けたのかもしれません。
そして、そんなコーヒー豆を作っている生産者さん、それを各国へ運んでくれる商社さん、焙煎するロースターさん、コーヒーが育つ土壌や気候を提供してくれる地球、全部に感謝するのだ。ありがとう!
この辺の経緯については、また別記事で書こうと思います。雑談終わり。
Caffè Couture
さてお次は、ポスター発表が終わって喉が瀕死の状態で行ったCaffe Coutureさん。お兄さんの笑顔が素敵なお店です。
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ヨーロッパでは基本がエスプレッソなので、フィルターコーヒーは事前にカプセルに小分けされていることが多いです。
今回は、名前からエチオピアのSookooを注文。
調べてみると、エチオピアのグジでコーヒーを生産、輸出しているSookoo Coffeeという会社があるそう。美味しかった。
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Kaffeefabrik
ウィーン最終日にまず向かったのは、外でコーヒー片手に談笑する人で賑わっているお店Kaffefabrikです。
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店内のスペースは小さいですが、バリスタの方の笑顔が店内の雰囲気を温かく包んでいました。
ペルーのコーヒーを注文しました。ミルクと合わせるのもやっぱり美味いなー。
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デカフェの豆を聞いてみると、ペルーのCO2臨界抽出方法の豆は初めて見たのですぐ購入!帰って飲んでみると、ヘーゼルナッツみたいな甘味があって美味しかった。ラテには抜群の相性だろうなー。
ウィーンでコーヒー屋巡りをしていることを伝えると、下記のCafe cometとOTOTOを紹介してくれました。やっぱりカフェはコーヒーももちろん大事だけどやっぱり人だよねー。
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Café Comet & Fürth Kaffee
飛行機の時間が迫っている中、Cafe cometへ。
早くもカフェインの摂取限界に達しました。
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頂いたのは、インドネシアと何かのブレンド。聞き取れなかった。
バランスがめちゃ良いコーヒーだった。
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OTOTO Store
最後は、OTOTO Storeへ。
弟?そう、"おとうと"です。
日本語の弟から取ってきたそうですが、なぜ弟なのかは謎ですw
ここは、コーヒー屋というよりは、世界各国のロースターから豆を取り寄せていて、コーヒー以外にも手の込んだ調味料や雑貨が多数揃っています。
しかもこの店、昨日(2024/4/18)オープンしたばかり。自分も弟だし勝手に愛着が湧いてしまいました。
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そして、一目惚れしてマグカップを買ってしまいました。かわいい。サイズも豆14-15gにぴったり。次来たら、店内を全部案内するよって送り出してくれました。多分忘れてるだろうけど、次ウィーン来たらまた行ってみようと思います。
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最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます!
全部で7軒も紹介してしまいました。。。
まず感想としては、ウィーンのコーヒーは非常にレベルが高いです。美味しいのは当たり前で、違いは店舗の雰囲気だったり、コーヒー流通の透明性やオーガニックかどうか、環境に配慮されているか、などそれぞれの目指す方向で違いが出ていました。
あとは、どの店もバリスタの距離感やフレンドリーさが心地良く、何度も通いたくなる雰囲気でした。これは自分も店舗を持つときは参考にしたい。
さてそろそろ長くなってきたので、この辺で終わりにしたいと思います。
次回はどこでしょう?
ではまた!!!
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