ソニックアドベンチャー2バトルSteam版 ModManagerのすすめ
はじめに
こんにちは。きせあきです。
普段Steam版ソニックアドベンチャー2バトルでRTAを嗜んでいる者です。
めでたくも今年の1月、ついにソニアド2がSteamでおま国解除され日本でも買うことができるようになりました。
めでてえ~!!!
しかしこのソニアド2、PS3,Xbox360用に移植されたHD版をそのままSteamに収録したのか、イマイチ最適化されてなさげな雰囲気があり、最近のPCでそのまま起動するとなんか変な感じになります。
フレームレートに制限をかけてあげないと、フレームレートに比例してゲーム自体も早くなっちゃってまともに遊べない状況になってしまったりするんですよね。
それに、フルスクリーンにすると途中でブツブツ止まったりしてしまってとってもストレス。なんじゃこりゃ。
というわけで、海外の有志達がそんな問題を一発で解決してくれる素敵なツールを作成してくれました。その名もSA Mod Manager。Steamで発売されているソニアド1,2で利用することができるツールです。
Mod ManagerってことはMod入れたりするのに使うから普通プレイなら関係なくな~い?とお思いのそこのあなた。それが違うんです。
なんと、このModManager単体でソニアドの動作を最適化してくれるスグレモノ。デフォルトでチートコードもいくつか搭載されていて、単体でも十分すぎる機能が満載。
これ一つあるだけで、フレームロックしてゲーム速度を一定にしてくれるし、ゲームがブツブツ止まったりしないし、お好みの画面サイズで楽しむこともできるしいいことずくめというわけです。
また、RTA走者向けの練習MODでステートセーブ/ロードや即死判定の可視化やリセット高速化などもできるので練習の質が大いに上がるのでそれらも後述します。
Mod Manager導入
ソニアドシリーズのMODは基本GameBANANAというサイトで探すことができます。ModManagerもこちらから拾うことができます。
上記のUpdatesタブから最新版をダウンロードしてきてください。
Zipがダウンロードされますので、解凍して中に入っているSA ModManagerを起動してください。
起動したら最初にアップデートが走って、.Netのインストールなどいろいろ求められるのでしたがってインストールしてください。危ないものじゃないので大丈夫です。

最初に画面右下がSonicAdventure2になっていることを確認してください。
とはいえソニアド1をインストールしてないと2しか出てきません。
そしたらまずManagerConfigを選択して、
Game Directoryでソニアド2がインストールされているフォルダを指定してあげてください。
あなたがSteam側のゲームインストール先をいじっていなければ
C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Sonic Adventure 2
が指定先のフォルダ。Dドライブにしてるとか、別で指定していたら適宜そちらに変えてあげてくださいね。
ModManagerの設定解説
ここからはソニアド2を快適に遊ぶためのModManagerの設定をご紹介。
まずは上部タブからGameConfigを選択していきます。

一つ下のタブでまずGraphicを見てみましょう。
項目の説明は以下。
Display…マルチディスプレイのPCを使われてる方向け。どのディスプレイにゲームを写すかを選択可能です。
Screen Mode…フルスクリーンやウインドウなど選べます。お好みで。
Render Resolution…解像度ですね。なんと4Kまで選べちゃいます。私は配信をしている関係で普段は4Kを選んでますが、720pや1080pで十分かも。
Window Size…ウインドウサイズを解像度と別で設定したい方向け。こだわりがなければ右のMatch Render Ratioにチェック入れときましょう。
その下の段
Pause When Inactive…ソニアド2のウインドウが非活性化しているときにゲームを止めるかどうかです。チェックを外すとほかのウインドウ選択中でもゲームが止まりません。配信をやってるので例によって止まらないほうが都合がいいので外してます。お好み。
Resizable Window…ウインドウで遊んでいるときにサイズを自由に変更できるようにする。
Keep Ratio on Resize…↑でサイズを変えるときに画面比率を維持してくれる
Other Graphic Optionは私使っていないので省略。こだわりたい人向けだとおもう。今度使ってみるので使って有用なら追記しますね。
続いてoptionタブ

Skip Intro…イントロのムービーなどをカットしてくれます。RTAとかやってると1億回くらい見ることになるので飛ばしがち。お好みで。
Language…テキストとボイスの言語を個別に設定できます。ゲーム側のオプションだと一括変更しかできないので人によっては嬉しいかも。
Patchesタブ

Patchについては、PC版で起きているバグをfixしてくれるもの。
Lock Framerateは絶対にチェックを入れておいてください。
ソニアド2はディスプレイやグラボの設定でフレームレート上限を設定してあげないとフレーム値でゲームが加速する現象が発生するんですが、それを抑えてくれるのがこちら。
そのほかも基本チェック入れておいていいです。
こだわりがあるんなら外してもいいかもくらい。

ManagerConfigはこのModManagerそのものの設定です。
基本的には触らなくていいですが、Themesでダークかライトが設定してあげるところはお好みで変えておいてもいいかもしれませんね。
この辺がModManagerの設定です。
ここまでセットしたら、画面右下がSonicAdventure2になっていることを確認して左下のSave&Playを押すとゲームが起動します。
今後はこのModManager経由でゲームを起動してあげるとよい感じ。
おすすめMOD紹介
ここからはいくつかおすすめのMODを紹介。
カテゴリごとにいくつかピックしているのでお好みでどうぞ。
ユーティリティ系
SA2 Volume Controls
ソニアド2のボイス、SE、BGMなどそれぞれのボリュームを自由に調整できるMOD
ソニアド2はSEがめちゃくちゃうるさく、ミッションストリートとか爆発音うるさすぎてほとんどBGMが聞こえないくらい。そのあたりをいい感じにしてくれます。デフォルトの設定で結構いいバランスにしてくれてますが、配信するならSEもうちょっと下げてもいいかもしれない。
ちなみにバランスはModを選択してConfigure Modで変更できます。

SA2 Debug Mode
最強の練習用MOD。
ステートセーブ、コリジョンの可視化、即死判定の可視化、キャラクターを特定のポイントへ移動させる、フリーカメラモード、デバッグテキストの表示などあらゆることがこれ一つ。
十字キー左でステートセーブ、十字キー右でステートロード、十字キー上下でステートスロットの切り替え
キーボードのDキーで即死判定可視化
Y+十字↑キーでコリジョン表示、Y+十字↓キーでデバッグテキスト
などなどいろいろやれます。詳しくはページを見てね。
また、ConfigureModでRestoreObjectをONにしておくとステートロード時に破壊したオブジェクトや倒した敵がリセットされます。
SA2 Quick Save Reload
RTA専用MOD。NewGameカテゴリでリセットするときにデータ消して新規データ作ってってやる手間をワンボタンで全部やってくれるお助けMOD。
タイトルボタンでYボタンを押すと使用中のデータを削除して新規データを読み出します。
リンク先のZIPを落として解凍。SAModManager.exeと同じところにあるMODフォルダに放り込んでください。
また、ConfigureModで
EnableQuickReloadをONに、
Custom File Pathのところに読み出しを行うデータを指定。
読み出しを行うデータですが、新規データを作って言語設定だけ日本語に指定したものをどこかわかりやすいフォルダに入れて指定してあげてください。
それ以下のチェックは基本外してください。
メインデータとかチャオデータとかも消すオプションです。
また、本MODを使う場合、慣れるまでメインデータのバックアップを忘れずに。まあ常日頃からしておけというのは…それはまあそう…。
SA2 Render Fix
画質改善MOD。
光源や影の描写などもろもろ改善してくれて映りがキレイになります。その分重たくなるのでそこは注意。
ConfigureModでいろいろいじれるので好きな人は設定いじってみると面白いかも。
RTAやってるのと重たいのやなのであんまり使ってないです(白状
Character Select PLUS
ステージセレクトのついでにキャラクターもセレクトできちゃうMOD。
2Pバトルで使えるあのキャラ、普通プレイでも使えたらいいのに…をかなえてくれる。
メタルソニックとか使えるの個人的にすげえ嬉しい。
しかも、チャオワールドでしか使えないメカから降りたテイルスとエッグマンも使えます。至れり尽くせり。
ただ、整合性とってるわけじゃないのでクリア不可能な組み合わせとかザラにあります。
スキンMOD系
https://forgamebanana.com/mods/416037
Eggman is Forklift Certified
エッグマンがフォークリフトに乗る。
なんかしらんけどフォークリフトに乗る。
よくみるとフォークリフトが進行方向に対して若干斜めなのもポイント高い。
フォークリフトだけどバルカンは出るしホーミングレーザーも出る。なんで…?
Winnie the Pooh
プーってあの…?
そうです。
丸太をブン回して白球を100エーカーの彼方へ吹き飛ばす恵体豪打だけに飽き足らず音速を超えた俊足を持つ100エーカーの至宝。
Mario 64 Mario in SA2
ま、マリオが音速のアクションを!?!?
…まあマリオだもんな、できそうっちゃできそうだよな
そんな64マリオMOD
声もマリオになります。
Mario over Shadow
こっちはモダンマリオ。ついでにシャドウ用スキン。
なのでボス戦に入ると新旧マリオ対決が見れちゃいます。
残念ながらボイスはなし。
Wario
ナックルズがワリオに!
まあお宝ハンターって意味では似たようなもんか…もんか…?
他にもおもしろいスキンMODはいろいろあるので探して見てくださいね。
最近見つけてちょっとおもろかったもののご紹介でした。
Modern SA2
有志によるソニアド2リメイク風非公式MOD群。
キャラのモデルから操作、BGMやSE、ステージのつくり込みまであらゆるところに手が入ったまさにSA2リメイクといえるようなMODですが現在はまだWIP。スピードキャラとメカキャラのステージのみ遊べます。
必須MODを以下に並べます。↑と被ってるものも一部あり。
この辺が追加で必要になります。
作り込みがガチで結構面白いので触ってみる価値アリ。
おわりに
ということでModManagerとModのご紹介でした。
SA2Bを始めて遊ぶ人からRTA走者まで幅広く使ってもらえる有用なソフトなのでぜひ皆さまインストールしてみてください!
何かわからないことはついったーかここにコメントください。
あとYouTubeでソニアド2のRTA技解説をちまちま上げてるので良ければ見てね
というわけでお読みいただきありがとうございました!
また次回!