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5/27-31日経平均振り返り 半導体関連以外は週後半に反発

🦉結局、38,000-39,000円のトレーディングゾーンに収まった。火曜と水曜は、389ラインを突き上げる動きがあったが、10~20分ではたき落された。個別株も高値で買ったやつをこの辺で損切ろうとする動きがある。38,915円は、34年5か月前のすっ高値だ。

5/27~

🐯389で、日経平均売りは、たぶん、6/7雇用統計まで有効か
🦉先週は、日本の長期金利の動きが際立った。水曜日に急上昇し、木曜日の朝に1.1%に達した後、落ち着いた。

日本10年債利回り 5/15より

🦉👇米消費者信頼感の好転や米国債入札の結果を受けて、30日東京深夜に、米長期金利はピークに。その後、米PCE絡みで、低下に向かった。ドル円もこれに追随する動きだが、結局157円台で週を終える。

上 米国10年債利回り
下 ドル円レート

🐯ドル円、ちょっとやばいね。日本の長期金利がこれだけ上がってるのに、157円台底堅い。
🦉来週13日から、日銀の政策決定会合、植田さんは厳しいね。二度と失敗は許されない。前回の会見4/26は、ミスやった😱。

🦉👇アメリカの株式市場は、週後半、米長期金利の低下にかかわらず、軟調だった。セールスフォースショックで、Nasは、木曜、金曜と、二段の下げ、金曜の引けにかけてようやく戻した。メガテックレースも、ソフトウェア系のMSFTが失速した。

NAS100とメガテック

🦉半導体では、NVDAとARMの設計系が優位だったが、NVDAはDELLの決算後、やや失速した。NVDAはDELLのサーバーにAI半導体を売っている。

SOXと主要半導体Caps

🦉東京市場に目を移そう。
週初からみると、東京3指数みると、意外やグロース250が最もパフォーマンスが良かった。木曜の前場・週最安値376からの切り返しは、TOPXが主導したとみられる。特に、月末は、本邦機関投資家による、グロースを含めたまとめ買いがあったとみられる。半導体関連の構成比が大きい日経平均は、この反発の動きに劣後した。グロースは市場規模が小さいので、まとめ買いが入ると、指数は跳ね上がる。

東京3指数の動き 2/27~

🦉👇今週、日経平均を押し下げたのは、東京エレク、アドバンテスト、レーザーテックの半導体製造主力、NYでもASMLやAMATなど、半導体製造系はさえなかった。ディスコはNVDA連動、ソシオネクストは、国内のデータセンターの思惑持続か🤔

国内主力半導体の相対推移 5/27~

🦉金利敏感セクターの動き
👇TOPIX17業種では、金利上昇の恩恵を受けるとされる銀行と、保険業のウェイトが高いNonBankその他金融が堅調に推移。特に長期金利の急上昇が確認された29日水曜日前場には、両セクターとも吹き上がった。週後半は、木曜の底値買いと、金曜日のインデックス買いの主役となった。

金利上昇の恩恵を受ける2セクター

👇不動産、建設、電力、運輸は、内需関連で、通常金利上昇には、ネガティブとされてきた。電力は、原発再稼働とデータセンターで、ブームが続いている。不動産は、金利上昇で週半ばで急落したが、週末には、Non半導体関連の一角として戻している。

金利上昇で、マイナスの影響を受けるとされてきたセクター

🐯半導体以外は、週後半に反発したという感じだね。
個人的には、週末のインデックス買い?は、必ずしも合理的なものではない。長続きはしない、と思う。
 米国の株式市場では、AI革命に対する評価が揺らいでいる。セールスフォースやデルの決算への反応がそれを示している。来週は、雇用統計次第だが、米金利の急低下がない限り、米株の上値は重い。雇用統計がメチャクチャ悪い可能性もあるが、その場合は、ドル安になる。
今の時点では、日経平均はあまり強気にはなれない。🤔

(🐯🦉)


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