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日経平均・予想 1/14~1/17 トランプ👺対日関税で下方波乱        


今週の見通し(FLASH)

分足

日経平均(週末値)=38,300~39,200円(ただし下振れリスクは大きい)
*S&P500(週末値)=5,720ℙ~5860ℙ(先週末は5827ℙ)
*ドル円(週末値)=154.50円~159.00円(先週末は、157.70円)

先週の振返り

先週予想(1月5日策定)の結果、〇 🐷ブヒー 月10日NY先物は、38,750円🙀
*日経平均(週末値)=39,200~40,200円(ただし雇用統計後は先物でひっくり返る可能性あり)

分足

米国株式の推移

 先週は、週初高、週末安の展開。当初は、台湾・鴻海精密の決算やラスベガスCESへの期待感から、半導体株が盛り上がった。その後は、長期金利の上昇で、すべての指数で上値を抑えられた。週末の雇用統計では、さらなる金利上昇でとどめを刺されるように、一段の調整を強いられた。

分足

🐳週間ヒートマップ

劇上げ⤴️銘柄
コンステレーションCEG 21.3%⤴️
👉発電所の開発や運営を手がける非上場のカルパインを164億ドルで買収することで合意した。
激下げ⤵️銘柄(5%以上)
ORCL NFLX BX PLTR など

Trading View

日米金利の推移

 米長期金利は、階段状の上昇。トランプ氏の緊急事態宣言(関税政策強化)や強い雇用統計(JOLTなど)から4.6%を超えて上昇し、週末の雇用統計では、4.7%を完全に突破し、4.7%後半に達した。
 日本の長期金利も、米国の長期金利の上昇を受けて、ジャンプアップした。金曜日のアフターでは、とうとう1.2%に上昇した。

分足

ドル円と日経先物

*ドル円は、米金利上昇にもかかわらず、158円挟んだ動き。ドルインデックスは上昇したが、円は、株安=リスクオフで、強含む局面もあった。
*日経平均先物は、週末NY市場で、38,750円に。

分足

業種別推移

保険と商社が5%以上の下げ。自動車も4.6%の下げ。年初、雇用統計前に、持ち合いの解消売りが積極的に行われた可能性がある。

カテゴリーⅠ(加工型製造業)
 
自動車セクターは、だだ下がり。

分足

カテゴリーⅡ(素材型製造業)
鉄・非鉄が、木曜日から急落した。

分足

カテゴリーⅢ(金利感応型非製造業)
金利上昇の環境下、銀行上位推移は分かるが、保険が6%近く下落した。

分足

カテゴリーⅣ(その他非製造業)
商社と電力がセクターで、5%の下落。悪いニュースはなかったと思うが🤔

分足

個別銘柄の動き ヒートマップより

きわめていびつ。
半導体BIG3が10%上昇⤴️ 日経平均を支えた。
トヨタ、ファーストリテイリング、東京海上、KDDI、など多くの主力銘柄が大幅安となった。

分足

今週の材料 

🦉火曜日の夜にPPI、水曜日の夜にCPI、木曜の夜に小売り統計が発表される。

分足

🦉水曜日から木曜日にかけて、米銀の決算が発表される。日本時間の夕方であろう。木曜日に、14:30頃に台湾TSMCの決算が発表される。

Investment.com
コマツはミス記入

🦉早速、休み明けの火曜日の10時30分に神奈川県金融経済懇談会にて、日銀氷見副総裁の講演がある。翌週の23~24日に日銀政策決定会合が控えているので、注目される、てか、日銀がこの日程で副総裁の会見を入れてきたということは、翌週の会合の示唆を与える意図であろう。この会合では、2回に1回の物価展望レポートが出される。
 植田総裁の「ワン🐶ノッチ」が確認されたのであろうか。展望の中では、今年の年末のCPIコアの前年比に焦点が当たる。
 ただし、植田日銀は、CPI物価よりも、いまは相場を見ている。昨年8月の日本発ブラックマンデーが懲りているはずだ。1月20日頃には、米でトランプ新大統領の就任式があり、場が荒れる可能性があり、わたしは、据え置きとみている。 

日銀 HPより
日銀 HP

今週の日経平均予想(本編)

 今週の日経平均の見通しは、何を重要視するかによって変わってくる。米CPIなどマクロの経済指標、日銀の副総裁の会見、米銀の決算、TSMCの決算、などなど。わたしは、1月20日のInauguration(大統領就任式)を控え、トランプ氏が何かを切り出してくることを懸念している。特に、まだ日本について厳しいことを言っていない。トランプ氏は、世界を支配し直そうとしているようだ。岩屋外相を招いて、何かをもくろんでいる可能性がある。このリスクは、1月20日の前に起きるか、後に起きるか分からないが、当面の日経平均最大のリスクである。1月後半は、トランプ氏発で、大きな下振れリスクがある。(このシナリオは、別レポートで報告したい)
 日経平均株価は、米国の経済・インフレ指標で、一喜一憂するであろうが、例えば、自動車株、特にトヨタ株が重要である。トランプ氏が親中石破政権を揺さぶるために、日本製品に20%の関税をかけるという”脅し”をかけてくる可能性がある。輸出関連特に自動車株が崩れれば、日経平均は35,000円を割るような暴落をみる可能性がある。
 メインシナリオは、38,000円台後半の展開を予想するが、トランプ氏発のリスクシナリオ(38,000円割れ)を高い確率(30%)で置いておく。

分足

【再掲】

日経平均(週末値)=38,300~39,200円(ただし下振れリスクは大きい)
*S&P500(週末値)=5,720ℙ~5860ℙ(先週末は5827ℙ)
*ドル円(週末値)=154.50円~159.00円(先週末は、157.70円)

                              以上

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