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【『貞観政要』版行】1600年2月25日

【『貞観政要』版行】1600年2月25日
徳川家康の命により校訂作業が進められていた唐書『貞観政要』が版行される。唐の2代皇帝太宗、一族の骨肉の争いで帝位に就くが、自身に権力欲は少なく、父の苦労を最も理解していた。容姿は厳めしく無口、ゆえに臣下の進言には努めて笑顔で聞いた。書物は太宗の言行録を臣下が編纂、中華圏でも最も治世が安定していたと言われ、後世の権力者は参考にした。万民の為に誠意を尽くし、不正を嫌い分不相応な出費を認めず、税を軽減し庶民は蓄財し貴族も奥座敷も無い家に住み、自身も質素な宮殿に住んだ。庶民ともふれあい民情視察に余念なかった。儒教道徳に基準を置き、皇帝は天の意志を体して仁慈の心で万民を愛育しなければならないという理念。家康は家中は基より、大名にも配り、権力者のあるべき姿を説いたと言う #べらぼう #大河ドラマ

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