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凡人や目立たない人が暴君に変質する事は古今東西多い、清朝5代雍正帝。

凡人や目立たない人が暴君に変質する事は古今東西多い、清朝5代雍正帝。父康熙帝は35人の男子が居て女真族の伝統で皇太子を決めない事から激しい権力闘争に向かう。父が寵愛した次男には奸臣が集まり、次男は尊大になり性格が捻じ曲がる。4男だった雍正帝は生き残った9人との闘争に最下位の身分序列から帝位に就いた。父は中華史上最高の名君と言われ、明の残党を糾合、ロシアに侵略されていた台湾の解放、チベット外征でダライラマを助け、殖産興業と減税で清は安定した。その基盤を継いだが権力闘争で政権は不安定だった。真面目な政治マシーンと言われ、まずは政敵の放逐であり9人には「豚」「犬」などの名前に変えさせ祖先の墓守にする。自分にも部下にも厳しく雍正帝からしたたかに悪罵を受け、そのまま消え去っていく官僚が数多く見受けられる。「馬鹿につける薬はないとはお前のことだ」「禽獣でもお前よりはましだ」「良心をすりへらして恥を恥じとせぬ小人め」「木石のように無感覚で人間とも思えない奴だ」「無学で無能で欲深で見当ちがいだ」等々。帝は「寝ている姿を見た事が無い」と言われる程のワーカホリックで、全ての政務に目を通して精通していたとも言われる。しかし激しい中央集権と権力集中での恐怖政治は政治の属人化非持続可能性を否定し、死後は政治は大混乱した。普通の君主が暴君へ…なにか今の日本か?! #光る君へ #大河ドラマ

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