鎌倉仏教の中で、印象に残ってる宗派は?というと【日蓮宗】を挙げる方が割と多いのではないでしょうか。

鎌倉仏教の中で、印象に残ってる宗派は?というと【日蓮宗】を挙げる方が割と多いのではないでしょうか。開祖の名前と宗派の名前が同じという点がわかりやすいですし、その後もちょくちょく歴史上に登場しますしね。別の意味で強烈だから、という理由もありますが……。しかし開祖・日蓮の生涯となると、意外と知らない方もおられるでしょう。本稿では、弘安5年(1282年)10月13日に亡くなられた日蓮は貞応元年(1222年)、現在の千葉県安房郡天津小湊町に生まれました。自身は「漁師の子」と自称していたそうですが、現代の研究では地元の有力者の息子だろうと考えられています。積極的に著述をしていた日蓮は自筆と伝わるものが多く残っていますが、その筆跡からしても、ある程度良い家の生まれではないかという気がします。当初は天台宗で学びますが「法華経こそが唯一最高の教えであり、他の経典や宗派はそれに及ばない」「妙法蓮華経」といっていたのを、いつしか縮めて「法華経」と呼ぶようになったようです。 #どうする家康

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