平成8年(1996年)に放映された第35作目の大河ドラマ『秀吉』はいかなる作品だったのか?
平成8年(1996年)に放映された第35作目の大河ドラマ『秀吉』はいかなる作品だったのか?
竹中直人さんの出世作として知られ、今なお「これぞ秀吉!」という印象の方も少なくないでしょう。
しかしこの作品は秀吉の暗黒面をスルーするなど、いくつか問題点もありまして……。
2026年の大河が『豊臣兄弟』であり、改めて注目の作品となる『秀吉』原作は堺屋太一の秀吉三部作を脚本家竹山洋がまとめて創作した。一番の注目は弟秀長。それまで全く目立たない存在だったが主役級の扱いで演じた高嶋政伸さんも一気に名優になる。大和宰相大納言豊臣秀長、秀吉とは父の違う弟、大出世していく秀吉には信頼できる家臣が少ない、尾張中村で百姓だった秀長に懇願し家臣となる。慎重にして大胆それでいて決してでしゃばらず兄を支える、秀吉の活躍は秀長抜きには考えられません。「表向きの事は秀長に、裏向きの事は利休に」政権の窓口を一手に引き受け、その人柄で問題や不満を解決するスーパー官僚だった。今でも政治大企業などには全てを仕切れる大番頭が必須だが… #光る君へ #大河ドラマ