エールのサポーターが累計2,000人を突破!|「聴くこと」への関心を反映、1年で240%増
エールの登録サポーターが、累計2000人を突破しました。すでに2170人を超え、この1年で対前年比240%と、一気に登録者が増えています。
今回は、エールの現在について、ご紹介します。記事最後にはセミナーのお知らせも。お目通しいただけたら、幸いです。
サポーターは、エールが提供している「社外人材による1on1サービス(YeLL)」で、週1回30分、企業の社員の方々の話を「聴く」役割を担っています。ほとんどの方が、サポーターには副業として登録し、その本業は多岐にわたります。22年1月3日付の日本経済新聞では、大手飲料メーカー勤務の武藤大介さんが、副業としてエールのサポーターをしていることが紹介されました。
1年で増加率240%。背景に「聞く力」ブームが?
登録サポーター約2,000人のうち、2021年に契約した方々は半数にのぼります。この1年で増加率は240%。背景には「聴くこと」への関心の高まりがあります。
2021年10月、岸田文雄首相が自らの特技として「聞く力」を強調し、11月11日には、毎日新聞が夕刊ワイド面で「聞く力」を特集、エール取締役・篠田真貴子さんが監訳した『LISTEN』(日経BP)が紹介されました。
『LISTEN』は8月に発売、4カ月で累計発行部数9刷5万8000部と異例の売れ行きを見せ、今なおAmazonの環境・ビジネス部門ランキング1位を独走中です。篠田さんは記事中で「聞く力が人の強みや政治家の素養として認識されることには意味がある」と、コメントしています。
「聴くこと」を事業推進・組織変革に取り入れる企業が増加中
サポーターには、コーチングやキャリアコンサルタント国家資格などの有資格者から、企業でマネジメントに従事される方・育休産休中の女性に至るまで、幅広い属性の方が登録しているのが特徴です。自らの経験から「聴く」ことの価値を体感した方々が、YeLLを通して「聴く」ことで貢献、活躍しています。
サポーターの増加とともに、導入する企業や利用者(プレイヤー)数、YeLLを通して行われるセッション数も増加し、導入企業は法律事務所からベンチャー企業、大手商社やメーカーまで大きく幅が広がっています。
導入目的の多くは「組織改革(コミュニケーションの強化)」。「経営戦略の浸透」「自律型人材の育成」がこれに続きます。
セッションの質も向上。裏には「聴く力」を活かす仕掛け・理由が
サポーターの数が増え、企業への導入が広がると同時に、セッションの「質」も向上しています。セッション終了後にプレイヤーが感じる「有意義度」の測定スコアは、2019年の7.7ptから、翌20年に8.0pt、21年には8.7ptと、年を追って上昇。さらに、YeLLのセッションを通して自分の内面を言語化することにより、自己認識が変わり、組織へのエンゲージメントスコアが高まる事例も生まれています。
一定の研修を経て契約を結んだサポーターには、登録後も講座やサポーター同士のセッショントレーニングなど、質向上を目的とした学習の機会が用意されています。これにより、サポーターの「聴く」ことへの関心と意識が、継続的に磨かれています。
■サポーターについて|https://www.yell4u.jp/supporter
サポーターに聴かれると、様々な変化が起こります
企業でYeLLを受けるプレイヤーの方には、性格アセスメントをベースとしたAIシステムによって相性のいいサポーターがマッチングされ、週1回30分、話をじっくり聴いてくれます。評価や業務上の利害関係のない相手に話し、聴いてもらえる「心理的安全性」が担保されるため、話題は自分のことから、少しずつ、仕事で挑戦したいことや組織やチームの課題など、意識が外へと向かっていく傾向があります。サポーターが組織の外部人材である大きな理由とメリットが、ここにあります。
セッション終了後のプレイヤーのコメントにも、それが現れています。
「セッションを通じこれまでの自身の経験値をさらに高める、とても沢山の気づきがありました」(大手メーカー導入推進担当者)
「『社外の人だから良かった』と思っています。まだ自分の中でまとまっていないことだったり、少しネガティブな意見だったりしても、否定されることがない。だから、感情のままに素直になることができる。“まずは受け止めてもらえる”という安心感が、心地よく、自身のモチベーションにつながる時間でした」(機器メーカー部長)
「最初は何を話せばいいんだろう、話すことなんてあるかな?と思いながらスタートしたのですが、いつの間にか週1回のセッションがとても楽しみになっていました。会社でもない家族でも友達でもない第三者に、自分の話をただ聞いてもらうという機会はなかなかないので、悩みを聞いてもらったり、自分自身を振りかえるのにとても有意義な時間となりました」(大手メーカー業務職)
サポーターに「聴かれる体験」をすることで、「聴くこと」への関心が高まり、自らも実践するうち、メンバーとの関係性やチームの雰囲気に活気が生まれていく。エールを導入している企業、チームの周辺では、実際にこうした嬉しい変化がたくさん起きています。
パーパス経営、D&Iは、「聴く」なしには実現できない
最後に、エール代表取締役、櫻井さんのメッセージをお届けします。
「エールのようなベンチャー企業だけでなく、大企業をはじめ多くの企業でも自律的な人材が求められる時代になりました。選択肢が増える時代において、自律的に働く・自律的に生きるためには、自分自身への深い理解が欠かせません。パーパス経営・D&Iといったこれからの企業経営には、働く人が自分自身の価値観や感情・思考を言語化したり、バイアスに気づいていくことが必須になってきます。そして、それは「聴く」という行為なしには実現しません。
2,000名を越えたサポーターの皆さんと共に、一人でも多くのプレイヤーをサポートし、自律的に働く/生きる方を増やしていけること。そして、サポーター自身がエールの活動を通して、自己への理解を深め、より自律的な人生を歩まれること。このような、いま社会に必要な基盤を実現するエールを、多くの仲間とともに創っていけることを楽しみにしています」
2022年も、エールは組織で働く方々には自分の可能性を知る最初の機会として、経営側の方々には企業課題を解決する伴走役として、引き続き、変革を目指す企業をサポートします。「聴く」が組織に入ると、何が起きるのか。ぜひ、1月25日の無料セミナーにお越しください。
ライブならではの櫻井さんと篠田さんのお話には、すべての働く人にとって自分が働く理由、会社で、組織で実現したいことを再確認できるような、たくさんのヒントがぎっしり詰まっています。とくに、参加者の方々からの疑問に答える質疑応答のやりとりは、聞いているだけでも元気が出ます。
皆さまのご参加を、お待ちしています!