読んでもわからない!? 独特過ぎる2024年のファッション用語を学ぶ
「レディライク」って…もはや日本語？
「オケージョンコーデ」ってフォーマルと何が違うのよ？
ああ、今年もこの季節がやってきた。
そう、ファッション誌の最新トレンド用語が私の脳細胞を破壊し尽くしにくる季節が。
いつも、美容院でファッション誌を手に取るたびに、文字が少なすぎて写真集かな？ と思うんです。
だいいち、モデルと自分のスタイルがかけ離れているからあんまり参考にならないし。普段使いできないような高い服ばっかり載ってるし。
その上、恐る恐るコラムを読み進めると、IT業界顔負けの謎のカタカナ語が容赦なく襲いかかってくる。
「今年は一体どんな言葉で私を混乱させてくれるんだい？」震える手でPierrotさんの「2024年秋冬トレンド｜最新トレンドキーワード26」を開く。そこには、今年も個性豊かなファッション用語たちが勢ぞろいしていたのであった…。
そんなわけで、実は生まれてこの方、ファッション誌を楽しく読めたためしがない私が、2024年のファッショントレンドワードに挑戦してみます。
チュール
北欧神話に出てくる雷の神様…
それはトール神。
あの、猫にあげる…
それはちゅ～る。
チュールって何？
細かい網目状に糸を織った生地のことらしい。
花嫁さんのベールみたいな生地。
へぇ…。シアー素材とは何が違うの？
多分、シアー素材の中に
チュール素材が含まれている…んだと思う。
…（白目）
ツイード
あの、あれ！ Xに変わっちゃったポストリポストのやつ
それはツイート。くだらない。
ねじれている…
それはツイスト。
スエード？
それまた違う素材。
じゃあ何？
冬物によくある、
毛織物みたいな柄の生地。
スコットランド発祥。
おおー…。
あ、何枚か持ってる。
これツイードって言うんだ。
トラッド／プレッピー
あのー、昔のパソコンで使ってたやつ
それはフロッピー。
部屋の中で歩く健康器具！
それはトレッドミル。
全く分からないんだけど、何？
どうも…プレッピーというのは、
海外の優等生っぽいスタイルみたい。
紋章付きのニットベストとか、
ハーフパンツみたいな。
トラッドはトラディショナルから来た言葉で、
伝統的なネイビーのブレザーとかそんなの。
アメトラとかは聞いたことあるでしょ？
アメカジはあるけどアメトラは聞いたこと無いよ。
多分、ファッションの才能ないよ。
ジャカード
えーーと、熱帯林を生きる猛獣の…
それはジャガー。
女性プロレスラーの…
それはアジャ・コング選手。
ジャしか合ってないじゃん。
じゃあ何よ。
立体感のある柄物生地のことらしい。
花とか幾何学模様が織り込まれた感じの生地。
（ワードローブを眺めて）
家にはない。
というか、そういう生地は洗濯が面倒だから
見かけても買わないと思う。
お前はファッションに向かない。
レディライク
うわぁ、出たよ、ファッション業界特有の謎の造語。
でも、ほぼ直訳だろう。
多分、お嬢さんっぽいみたいな意味だろう。
「女性らしくて、かつ上品な着こなし」
のことらしいよ。
フェミニンと何が違うんだよ？
フェミニンよりも少し強め？
凛としたイメージがあるっぽい。
日本人的なレディのイメージ。
おお…。
なんでライクレディじゃなくて
レディライクになっちゃったの？
知らん。そういう単語を
生み出したかったんだろう。
あんただって、ゲームとかは
「ダークソウル風」のことを
「ソウルライク」って言うじゃん。
……確かに。無意識だった。
でも、お嬢スタイルじゃだめなのか？
知らん。
カタカナの方が受けがいいんだろう。
オケージョンコーデ
うーーん、
えーと、融合すること？
それはフュージョン。
みんなで音楽を演奏する…
オーケストラ。
何よオケージョン。
入学式とか結婚式とかで着る
ちょっとフォーマルなスタイルのこと。
それってフォーマルと何が違うの？
知らん。オケージョンの方が、
特定の式典で着るという意味が強いらしい。
意味が狭いみたい。
ママさんの間では
常識になってそうだ。
ペプラム
あっ！ ピザの上に乗ってる！
それはペパロニ。
古代の紙で…
それはパピルス。
ピーマンに似た…
それはパプリカ！
で、ペプラムって何よ。
ウエスト部分から裾が広がる形状のトップスらしいよ。
あー、分かる。
細身のパンツと合わせやすいよね。
使ってても、分からないことあるよね。
ネップニット
えーっと…昼寝？
それはナップ。
網…
それはネット。
ネタ切れか？
ニットは分かるけど、ネップって何？
「繊維が絡み合ってできた小さな塊（ネップ）が糸に混じった生地」
のことらしいよ。
何を言ってるのか分からない。
つまりごわごわしたニットか。
僕も分からないよ。
だからファッション誌は難しいんだ。
ああ、なんと奥深いファッションの世界。
用語を覚えるだけでも一苦労だけど、少しずつでも知っていけば、新しい自分に出会えるかもしれない。
次こそはファッション誌を楽しく読める日が来る…のだろうか？
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