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サンタクロースは手洗いマスターになるべき!?【クリスマスを迎える全サンタさんへ🎅】

サンタがウイルスをばら撒く? 驚きの研究結果と予防策

もしサンタクロースが、クリスマスイブに世界中の子どもたちにプレゼントだけでなくウイルスも配っていたら──そんな想像、したことありますか?

実は、その可能性を本気で研究した論文が存在するんです!


クリスマスが近づいてきましたね。街はイルミネーションで輝き、ケーキやチキンの準備も万端という方も多いのではないでしょうか。サンタさんからのプレゼントを待ちわびる子どもたちの笑顔が目に浮かびます。

ところで、最近とってもユニークな論文を見つけました。その名も「サンタクロースが病気になると、何が起こるのか」。2019年に研究成果が”Medical Journal of Australia”に掲載されたこの論文、タイトルからして興味をそそられますよね。

この論文では、サンタクロースがもしインフルエンザや麻疹に感染していた場合、一晩でどれだけの子どもたちに病気を広めてしまうのかを数理モデルで解析しています。

サンタさんは一夜にして約90%の子どもたちと接触する(BMJ, 2016)と言われています。その彼が感染症にかかっていたら……考えるだけでもゾッとします。

解析によると(通常の大人から子どもへうつる感染効率と同じとして考えた時)

  • インフルエンザの場合:サンタさんが感染していると、全体の感染者数が約12%増加する可能性があるそうです。

  • 麻疹の場合:なんと、サンタさんが病気だと100%の確率で大規模な流行が起こるとのこと!

このように、クリスマス以降の子ども達の安全は、サンタさんの手洗い・うがい習慣にかかっているといっても過言ではありません!

とこんな感じで重要な示唆(?)もありつつ、全体的に面白い論文です。お気に入りは

本研究によって、サンタクロースが感染症に罹患していた場合に生じる負の側面を明らかにすることができました。

数理モデルにより感染症伝播を解析 -サンタクロースが病気になると、何が起こるのか-
「3.波及効果、今後の予定」より抜粋

という一文です。

負の側面て。あんた…。

※お子さんが読んでる可能性はゼロじゃないのでYeKuはこれ以上は言わない

とにかく読めば読む程ちょっと笑っちゃうんですよ。締めの一言も秀逸ですし、書いた方はきっと文才のある方ですね。

さらに興味深いのは、この論文の研究成果が2019年12月初旬に発表されたということです。その直後に新型コロナウイルスのパンデミックが本格化したことを考えると、まるで未来を予知していたかのようです。ひょっとすると、著者は予言者? それとも実はサンタさん本人だったりして!

ここで、サンタさんに直接お願いです

サンタさん、あなたは全世界の子どもたちと接触する特別な存在です。もしウイルスのキャリアになってしまったら、大変なことになります。どうか手洗い・うがい・マスクの着用を心がけてくださいね。トナカイたちにも消毒を忘れずに!

そして、私たちへのメッセージ

これはサンタさんだけの問題ではありません。私たち一人ひとりが手洗いやマスクの徹底を心がけることで、大切な人たちを守ることができます。今年のクリスマスは、家族や友人と安全に楽しく過ごすために、感染予防をしっかり行いましょう。

例えば、お子さんに「サンタさんも手洗い・うがいをしているんだよ」と伝えてみてはいかがでしょうか。そうすれば、子どもたちも進んで手洗いをしてくれるかもしれませんね。この記事が楽しい予防対策に役立てば幸いです!

最後に

皆さんの今年のクリスマスが笑顔と健康に満ちたものになりますように。サンタさんが皆さんの幸せを運んできてくださるよう、心から願っています。


参考:Yuki Furuse (2019). What would happen if Santa Claus was sick? His impact on communicable disease transmission. Medical Journal of Australia, 211(11), 523-524. https://doi.org/10.5694/mja2.50420

#YeKu #エッセイ #クリスマス #サンタクロース #手洗い #感染症予防 #健康 #ユーモア


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YeKu@エッセイとか書いてる
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