寒い日こそ血栓予防に納豆を
今日、1月20日は大寒です。
とはいえ、今年の冬は例年よりも気温が高く過ごしやすい気がしますね。
寒さによって血が固まると、血栓症を誘発するとされるため、1月20日は血栓予防の日となっています。
世界中で多くの方々が健康問題に直面していますが、その中でも血栓は個々の生活習慣や健康状態に大きく左右されるリスク要因の一つとして知られています。
今日は血栓予防の日にちなみ、血栓やその予防法について調べてみました。皆様の健康維持の一助となれば幸いです。
まず、血栓とは血液が固まり、血管の中に固形物ができる状態を指します。
血液が固まる能力は体を守るための重要な働きですが、血管の中で血液が固まってしまうと、血流が悪化し、心筋梗塞や脳卒中など生命を脅かす病状を引き起こす原因となります。
寒さ以外に、血栓ができやすくなる主な原因は以下のとおりです。
運動不足
長時間の座りっぱなしや立ちっぱなしは血液の流れを悪化させ、血栓を生じやすくします。
不健康な食生活
脂質の多い食事は血液中の脂肪分を増やし、血液が固まりやすくなります。
喫煙
タバコの成分により血管が傷つき、血液が固まりやすくなるとされています。
肥満
体重の過多は心臓への負担を増やし、血液循現に影響を及ぼすことがあります。
加齢
年齢と共に血管は硬くなり、血栓ができやすくなる傾向があります。
遺伝的要因
家族歴に血栓の病歴がある場合は、リスクが高まる可能性があります。
運動不足については、私自身耳が痛いところです。寒いと余計億劫になりますが、できることから続けていきたいですね。
これらのリスクを抑え、血栓を予防するためには、定期的な運動を心掛け、食物繊維の多い野菜や果物を積極的に摂取し、水分をまめに取るようにしましょう。
また、タバコを吸っている方は禁煙も有効です。
最後にお伝えしたい事実として、実は血栓予防の日を制定したのは「日本ナットウキナーゼ協会」であるということが挙げられます。
というのも、納豆に多く含まれるたんぱく質分解酵素ナットウキナーゼには、血栓溶解、脳梗塞予防、筋梗塞予防の効果があるとされており、今までお話してきた血栓症には非常に有効な食品なのです。
もし納豆を最近食べておられない方は、冬の間だけでも摂取してみてはいかがでしょう。
血栓は「静かな脅威」と呼ばれることがあります。自覚症状がほとんどないために気づきにくいのです。しかし、生活習慣の改善によって予防が可能です。ぜひ毎日の生活の中で血栓症予防の観点から見直してみてください。
寒い冬を乗り切り、暖かい春を健康で迎えましょう。
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