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コミュニティの狭間で過ごした1年をふりかえる

本記事はソフトウェアテスト Advent Calendar 2021 12日目 & あじゃてくあどかれ2021 Advent Calendar 2021 13日目の記事です。

こんにちは、うへのです。会社員としては第三者の立場からQAとして参画するかたわら、JaSST Tokyo実行委員長、Agile Japan実行委員、Agile tech EXPO Organizerを兼任しています。

2021年はいくつかのコミュニティやカンファレンスの運営に関わる機会の多い1年になりました。数年前から実行委員として名を連ねてはいたものの、本当の意味でやっと今年スタート地点に立てたような気がしています。今日は、そこから見えてきたコミュニティの話をしてみたいと思います。

テストとアジャイルの距離は未だかつてなく近い

昨日12/11はソフトウェアテスト自動化カンファレンス2021でしたね。数年前と比較しての印象は、アジャイルに取り組んでいるユーザー企業の中でチームの中にテストの文化を作っていく取り組みが増えているように感じられたことです。

アジャイルな取り組みをする企業が増えれば、その中にいるエンジニアがアジャイルを学ばざるを得なくなってきます。また、アジャイルチームのなかで、自分たちの専門性であるテストについて、他のチームメンバーやステークホルダーに説明し、文化を根付かせていく必要性もあります。

また、アジャイルコミュニティの中でテストに関する質問をいただくことも多くなり、テストや品質に関する興味関心は高くなってきていると肌で感じます。

そういった背景から、テストとアジャイルは未だかつてないほど距離が近くなっているのではないかと、直感的に感じられるのです。

混ぜるな危険、だけど行き来ができるといい

とはいえ、コミュニティという単位でみたときに、混ぜるべきだという話ではありません。異なる視点だからこそとがったものを生み出せると思うからです。それ以前に、私個人としては交わらないカオス感のほうが好きです。ただ、自由に行き来ができて、お互いの知見を共有できたら、何かもっと面白いことができるに違いないと思うのです。

奇しくも私は今、二つのコミュニティの架け橋ができる立場にいます。潜在的に興味がある人の言語化を手伝ったり、行き来がしたいけどどうしていいかわからない人の背中を押したりする、そんな活動をしていきたいと考えています。

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