ニュージーランド遠征
3月のAマッチデー、中国A代表とU24代表(アジア大会向け)がニュージーランド(NZ)遠征。それぞれ同国のA代表、U23代表と2試合ずつ親善試合を実施。
何気ない遠征だが、ゼロコロナ政策の影響で国際Aマッチは22年8月以来(E-1選手権)、E-1もU23代表主体だったため実質は同年3月のW杯予選オマーン戦以来1年ぶりのA代表の試合。
更に言えばW杯予選、アジアカップ、E-1といった公式戦を除く普通の親善試合は19年夏以来4年ぶり。アウェイで普通の親善試合は18年末以来5年ぶり
22年末にゼロコロナ政策終わり、強制隔離も緩和され漸くまともに国際試合できるようになった。本当に良かった・・
なお同時期にU22代表(パリ五輪世代)もクロアチアで、U17代表はドバイで、U24代表はNZ遠征前にドバイでキャンプ。アジアカップ参戦したU20代表も大会前クロアチア合宿。クロアチアとドバイが流行ってる。
・新監督
監督がずっと空席だったが、2月末にヤンコビッチ新監督(Aleksandar Janković)、U24はジョルジェビッチ新監督(Dejan Đurđević)が就任。
とはいえ前者はU24代表監督を務め昨年E-1を指揮していたこともあり順当な昇格。後者は中国での指揮経験はないが、ヤンコビッチと同胞で、U24代表自体アジア大会まで期間限定の代表という点もあり暫定的な人選か
・代表メンバー
まずA代表
↑初期発表の代表リスト、ここから任航、刘奕鸣、艾克森(エウケソン)、蒋光太(ブラウニング)が離脱。魏震、巴頓、張佳祺が追加招集された。
・U24代表(1999~アジア大会向けの代表)
こちらは2月上旬に広東省で集合、その後ドバイで現地や各国のクラブ、年代別代表と親善試合を消化。昨年E-1参加メンバーは主にこっち側だが、朱辰傑(ZhuChenjie)戴偉浚(DaiWeijun/DaiWaitsun)などはA代表でもスタメン級の選手だが、当面アジア大会代表を優先か。ニュージーランドはU22、2歳年下の相手
*その後朱辰傑はA代表に回り、呉少聡(バシャクシェヒル)が追加招集
・ニュージーランドとの因縁
A代表の対戦成績は中国側から見て2勝5分6敗。特に1982年スペインW杯予選プレイオフで1-2で敗戦。2008北京五輪で10人の相手に終了間際何とか追いついて1-1、、あまりいい記憶がない。
世界ランクは中国が上だが(80位VS105位)アウェイだし挑む側の気持ち
・試合結果
3/23 U24代表 0-2 @オークランド
PKとDF陣の連携ミスで失点。それなりにチャンスは作ったようだが
3/23 A代表 0-0 @オークランド
相手エース・ウッドは負傷で欠場。前半武磊、韋世豪に好機あり、後半武磊の抜け出しで相手主将が退場も、10人の相手に決めきれず0-0。
3/26 U24代表 1-2 @ウェリントン 得点:温家宝(上海申花)
前半、見事なパスワークから1度は同点に追いつくも力負け。
平均年齢2歳以上若い相手に連敗。アウェーとはいえトホホ
3/26 A代表 1-2 得点:巴頓(天津)
同じスコアで敗戦。00年生まれの若いCBコンビが先発したが、朱辰傑のオウンゴールで先制され、呉少聡がPKを与える(顔駿凌がストップ)など試練の試合。ロスタイムに1点返すのが精いっぱい。
敵地とはいえ不満な結果。U24は平均年齢3-4歳下だったし
A代表もエース・ウッドが不在の相手に勝てなかった。
エース武磊だが、1対1やチャンスを決めきれない。他にも多くのチャンスがあったが、2試合で1点しか取れない内容&相手ではなかった。
他にも顔駿凌、張琳芃、呉曦、徐新といったW杯予選からの主力級は不動。
CBは最終的にU24代表から引っ張るなど人材不足が不安。代表デビューの魏震の好パフォーマンスはあれど、トルコで出番無い呉少聡や、負傷あげの朱辰傑のパフォーマンスに不安が残った。
U24代表はあまり見てないけど、アジア大会は開催国だし最低限の成績は残せるだろう
まあでも冒頭に書いた通り、ようやくアウェイで親善試合できるようになった。A代表、U24代表ともに新監督の就任後初戦であり、徐々にそれぞれの本番(アジア大会、アジアカップ、W杯予選、、)に向けて仕上げていってもらいたいものだ。
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